Sujak do 〜SujaのDNA〜

興味深く感じたことや読んだ書籍について書いたりしていきます。天然石については、一休み。

時間がある時に読みたい!あの事件の真相〜オウム事件〜

2021-05-01 14:12:00 | 本を読む
こんにちは
sujaです

大型連休が始まりましたね
緊急事態宣言および蔓延防止措置が発令されている都府県は
出歩くことも気遣うことと思います

しかし

モノは考え様と言います

このタイミングで本を読むのもいいですね

しかも

小説なんて妄想物語ではなく

真相を語っている書物を読んでみるのは
有意義だと思うのです

そんなわけで

私は以前から知りたかった【オウム事件】について
上祐史浩氏の著書から知ろうと思いました

どこまで真実を語っているかは謎ですが



2012年12月17日に発行された
『オウム事件 17年目の告白』
著者は、上祐史浩氏です
1995年3月20日に起きた【地下鉄サリン事件】以降
様々なマスメディアに登場し
「ああ言えば上祐」と揶揄されながら
オウム真理教はサリン事件に関わってないと
饒舌に話していた上祐史浩氏

彼自身
サリン事件とは別件の容疑で逮捕され
受刑するのですが
刑期を終えた1999年には
オウム真理教から改称した
『アレフ』に身を置きます

しかし、そのアレフから2007年に脱会し
『ひかりの輪』を設立して今日に至るのです

この『オウム事件 17年目の告白』を読む前に
どこまで真実を告白しているのだろうと興味津々でした

と言うのは

当時、毎日のようにテレビに出ては
オウム真理教は関係ない
逆にオウム真理教が被害者のような
内容を堂々と発言している上祐氏の表情を
テレビ画面を通してよく観察していたものでした

私が感じたその当時の上祐氏の印象は
言っていることが真実かどうかはともかく
『説得力がある人だな』
というものでした

そして

まるで何かが憑依したような虚ろな瞳で
話している表情が印象的でした

今回この著書を読んでみて
当時感じた印象がどうしてだったのか
理解出来た気がします

松本智津夫を教祖・麻原彰晃として妄信
そこからの脱却
オウムが起こした様々な事件
自分がどこまで関与していたかなど
告白しています

サリンを生成していたことを知っていながらに
当時は、堂々と否定していた時の表情は
正にあの憑依した虚ろな瞳でした

しかしながら
この告白を100%信じる事は出来ません

確かに
反省の言葉と悔い改めている様子は
窺えるものの
まだまだ当時の残像が文章から垣間見えるからです

当時
頻繁に討論を交わしていた有田芳生氏との対談が
末尾に掲載されています
有田氏もやはり100%信じていない立場の一人のようです

コメント
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