新・打打鼓紀行

和太鼓奏者/市川真司の太鼓道、日々の出来事や自身が主宰する千葉県を中心に活動している和太鼓チーム「すめらぎ」の事など…

締太鼓台製作

2015年02月06日 23時33分40秒 | SPIRIT
わたしが主宰しております和太鼓チーム「すめらぎ」では、創立以来今まで木製の締太鼓台を使用してきましたが、もうすぐ全ての台が鉄製の台に変わります。

木製台はわたしが全て手作りしてきたものなので思い入れはかなりありますが、耐久性、実用性、見た目などは鉄製台にはかないませんでしょうね。

使わないと気がつかない事も多いと思いますが、同じ締太鼓台でも今まで使っていた台と決定的に違うところがいくつかあります。

それは締太鼓の特徴とも言える、胴寸の違いによって生じる打面の高さの違いです。

一般的に締太鼓は並掛けから始まり、五丁掛けまで皮の厚みがだんだん厚くなっていきます。
それに伴って胴寸も大きくなっていくのですが、いろいろなサイズの締太鼓を同時に使用しているので、打面の高さのバラつきは仕方のないものと思っていました。

これは締太鼓をどのように固定して演奏するかという事にかかわっているのですが、我々のような和太鼓チームはかなりハードな演奏をしますので木製台ではそのほとんどが、締太鼓の底面を乗せて固定していました。
民謡や一部のお囃子などでは違う場合もおります。

これに対して鉄製台は締太鼓上面の裏側に固定する仕組みになっています。
という事は締太鼓の厚みや胴寸にかかわらず、どの太鼓でも同じ打面の高さになる事になります。

これは意外と使ってみないとわからない素晴らしい事なんですよね~


で!
先日から量産スタートした締太鼓台ですが早くも完成いたしました♪
今回は市販品でという思いもありましたが、もう少しだけ和太鼓奏者のわがままを反映させたい気持ちでオリジナル台を一から作る相談をさせていただきました。

オリジナルと言ってもすでに市販品で同じような鉄製台はたくさん販売されていますので、いろいろな方のお話しを聞きながら、わたしなりのエゴがたっぷり詰まった台を作っていただきました。

こだわりは軽量化と強度です!
この真反対の課題をクリアするのに試作台を何回も作っていただきました。
写真は試作台です~


明日の稽古で、すめらぎメンバーにも初披露です。
わたしも完成品を太鼓に乗せてないので今から楽しみで仕方ありません♪


また明日、完成品の写真を公開しちゃいますね~