むさしの墨友会

現代書道の父、比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

写す

2013-06-03 | 書道

今日は「写す」をタイトルにしました。

先ず、ネットで臨書とはを調べて見ました。

臨(うつ)す(写す)こと。

手習い方法の一つで、名跡・名筆とよばれる手本を傍らに置いて、これを熟覧しながらていねいに写す方法をいう。

手本の字形、筆勢、用筆の技法など、さまざまな書道的技術を探ることを目的とする。

写す精度の違いにより、手本を透(すき)

写しにする臨摸(りんも)

(臨写)手本の紙背から光線を当てて籠字(かごじ)をとって写す響搨(きょうとう)双鉤填墨(そうこうてんぼく) とよぶ方法もある。

現代では、形を忠実にまねる形臨(けいりん)、手本の筆意をくみ取双鉤填墨(そうこうてんぼく) る意臨(いりん)の熟語も使用される。

日本書道史上の遺品では、中国・東晋(とうしん)時代の王羲之(おうぎし) のものを忠実に写した光明(こうみょう)皇后筆の『楽毅論(がつきろん)』(正倉院宝物)、紀貫之(きのつらゆき)自筆本を写したという藤原定家(ていか)筆『土左日記』(巻末二ページ、前田育徳会)をあげることができる。

と書かれています。

体で覚える・習うとはこのことを言うのですね。

さて、最近優れモノを買いました。

 

 

 

↑ これです。マウス型のスキャナです。

20年以上前から新聞の風刺画をクリッピング(切り抜いて)しています。

かなりのスクラップブック量になりました。

最近、爆発的人気になっているマウスです。

手に入れるまで2か月待ちました。

 

 

こんな手順でスキャナ(写し)します。

↑ の画面は今朝の4時35分ですよ。

こんな時間から動き始めています。

このスキャナを手にした時はビックリしましたね。

非常に便利です。

 

今日は何を言いたいかです。

写す・・・

臨書・・・

当時は学問として、習い事として、この臨書を行ったのでしょうか?

私には分かりませんが、このスキャナがあれば苦労せずに・・・と思います。(笑)

作品提出などで雅号の下に臨を書きますが、先生のお手本を見て書いていますので臨臨と書かなければならないのでしょう。

忠実に写すならスキャナ

書として写すなら臨書

だから「原本を見て書くことをお薦めします」と書かれているのですね。

 

萬鶴の創作でした。