むさしの墨友会

現代書道の父、比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

「墨」

2013-10-30 | 書道


書道には「墨・硯・毛筆・書道用紙」の四種の神器があるのはご存知のとおりです。

前々回、雑誌「サライ」の墨特集をご紹介いたしましたが、吉野先生よりFAXでコメントが入りました。

携帯のショートメールだったかな?

その中で、奈良の「墨運堂」さんをご紹介しましたが、桑原翠邦先生と深いつながりがあるとの内容でした。

そして、後日です。

茶封筒に写真がたくさん入っているものが届きました。

 


10枚近くありましたね。

きっと、これを紹介して欲しいとのお気持ちだと思います。


ちょっと能書きです。

墨が無ければ書けません。

墨は中国製日本製といろいろありますが、古墨の年代物になればそれは使用するのではなくて鑑賞品とのことです。

ある意味では美術品ですね。

値段も高いようです。

私たちが使うのは実用品で、特に私は「墨の華」の墨液を使っています。

まだまだ、初心者ですので・・・。(言い訳)

ものの説明では、安いのはいけません。ある程度高いのを買ってください。と書かれています。

また、墨汁はダメだと・・・。

やはり墨は磨ってこそ味が出ます。

墨にも青墨、茶墨、とか材料によって菜種油の油煙墨、松の木の油煙墨などいろいろあります。


微妙に墨色が違います。とも書かれていました。

そこでですが、先生から送られてきた写真をご紹介いたすます。



 

 

いい値段していますね。

 


 

 この辺になると美術品なのでしょう。

 

 

 

 先生の秘蔵品が並んでいます。

桑原翠邦先生の題字の揮毫なのでしょう。

吉野大巨先生によると、桑原翆邦先生は「呉竹精昇堂・墨運堂・松山堂・精華堂」などに依頼されて揮毫されているそうです。

 

 

 これもまた、一財産ありますね。

何でも奥が深く、趣味の範囲では深すぎます。

書も4種の神器(道具)があれば済むものではありません。

お稽古の月謝から始まり、墨液・紙代も値上がりしています。

出展料・祝賀会・表装・お付き合いでの飲み会?

わぁ~、いろいろと掛かるものですねぇ~。

消費税も8%に値上げになると・・・・

いろいろなものも?(具体的には言えませんが)値上げになるのでしょうね。

年金生活だけになると、どうすれば良いのでしょうか?

半切も無駄には書けなくなるのでしょうね。

 

スミマセン、独り言みたいな内容になってしまいました。

奈良誰々展は提出しましたか?

やらなくちゃ!です。

 

萬 鶴