むさしの墨友会

現代書道の父、比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

迎え火

2013-07-14 | 書道
本当は篆刻や書道(横の額装)のことをご紹介しようかと思っていましたが、我が家の(7月)のお盆に入りましたので、そのことをご紹介することにいたしました。
 
この内容はfacebookや自分のブログとほぼ同じ内容になっていますので、お許しを!

さて、我が家では昨日(7月13日)に迎え火を焚き、ご先祖さまをお迎えしました。

7月がお盆のところもあれば8月もあります。

我が家では7月になっています。
(女房の実家は山梨ですので8月です)

 

 

 

焙烙にオガラを燃やして、お迎えします。

今までそれなりに?ここまで来られたのもご先祖さまのお陰だと思っております。

ご先祖さまに感謝するのが、日本の伝統?風習?なのでしょうが、最近は迎え火をするお宅はほとんど見かけなくなりましたね。

 

 

菩提寺より住職が来られて、お経を唱えます。

今ではほとんどのご家庭(檀家さん)でも仏壇だけで、迎え火を焚くところは少ないと言っていました。

迎え火の残り火を跨いで邪気を祓います。

山伏の火渡りの縮小版ですね。

特に下の病気にならないとか・・・。

最近、物忘れが多くなりましたので、この煙や熱を頭にかけた方が良いのかも知れません。

 

 

そして、仏壇で更にお経を唱えていただきます。

曼荼羅(掛け軸)には慶応3年(145年前)のものが掛けられています。

書道の世界には長い歴史がありますが、それには及びません。

曼荼羅の経緯についてはいろいろとあるようですが、ご先祖は大した方だと推測(聞いて)しています。

そこを行くと私は・・・?疑問が残ります。

書道もサボり気味で、雙暢展の作品に頭を悩ましています。

 

 

この時期になると、唐紙や障子を外しすだれを掛けています。

湿度の高い、日本の知恵なんでしょうね。

知恵の無い私は自室のエアコンに閉じこもったままです。

しかし、迎え火などの伝統は、私が出来るまでは続けて行きたいと思っています。

その前に、書道が続くかが問題です(笑)

 

 

出前で失礼しましたが、住職としばらく歓談です。

ちなみに、檀家総代を務めております。

 

萬 鶴


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