窓から差し込む 朝陽の光り
その始まりの時間と 照らす場所が 少しずつ移りかわり
光りを求めて 外に出ると
セミからバトンを受けた 草からの虫の声と
ほほを かすめる 優しい風
変化と 進化こそ 美しい
『利用者本位とチームワーク』のある組織づくりコンサルティング
いま、ひとつの事業所に入っています。
もうひとつは、アドバイザー契約として入っています。
コンサルタントとアドバイザーの違いは、権限をえているかどうかです。
コンサルティングは、人事権と指導権をもらいます。
アドバイザーは、もらいません。効果的な助言をします。ただ・・・
するかしないかは、組織任せです。
コンサルティングは、行動に移してもらいます。
Healing forest で、コンサルティングを始める前に ある医療従事者から聞いた言葉があります。
「経営コンサルタントを入れたんだけど、入っているうちはいいんだけど、いなくなると元にもどるんよな。」
それを聞いて和多志は、そんなコンサルタントには成らないと強く決めました。そこで、設定したのが職員の指導権と人事権をもらうことでした。
いくつかの事業所でコンサルティングをしてきて、とーーーっても変化発展した事業所があったんです。その事業所から、1年後また依頼があるんです。あれっ?と思って行ってみたら・・・
職員の言葉はこうでした「明石さんがいなくなってから、元に戻ったんです。元に戻したのは施設長をはじめとした管理部です。管理部は、明石さんがいなくなってから、伸び伸びとなって、すぐに元にもどしたんです。」さらに・・・
「もう一度、入ってくれるのはうれしいんですよ。ただ・・・また、元に戻りますよ。」
衝撃でした・・・そして、こう言った職員は辞めました。
コンサルティングに入って確信していることがあります。
和多志が入るということは、組織が『利用者本位とチームワーク』に成っていないということです。
では、なぜそうなったのか・・・とんでもない職員が猛威をもうふるっているから・・・
違いますよね。
全ては、管理部なのです。だから、職員の指導もしますが管理部には、とても厳しく指導します。だから、管理部に電話しても無視する組織も出てくるほどです。
思い出します。「コンサルが入っている時はいいんだけど、いなくなるとお元に戻るんよな。」
そっか・・・元に戻ってしまうのは、コンサルタントの力量ではなくで、元に戻したい管理部がいるだけなんだ。ということは・・・
管理部に対して本氣で人事権を使わないと組織の変化・進化は、ないんだと。
さらに言えば、『利用者本位とチームワーク』は実現しないんだ。
コンサルティングが入る前と後
コンサルに入る前は・・・「ああ、契約したくないなあ。」って思うほど、やばい事業所ばっかり(笑)それでも、入ったら全力の熱意でやる。入っている時には変化と進化が起きる。そして、それを継続できるシステムを創る。和多志が、その組織を出るときには定着しているシステムと高い意識が残る。
コンサルに入った後・・・利用者さんと家族の幸せと組織の発展を願う。ところが・・・元に戻す事業所が、多い。だから、やっぱり管理部の課題。人事権を使って管理部を辞めさせたいぐらいある。
『利用者本位とチームワーク』をずっと前から言い続けている、知的障害者福祉現場からたたきあげの日本女子大学の久田則夫教授が言っていた。「組織をより良くするために、理事長さえ辞めさせたことがありますよ。」
その力強さに勇氣をもらっていた。
それでも、和多志は組織の歴史とストレングスを活かし、できれば組織の力で自浄作用と自己成長ができれば願ってやってきていた。
やはり、和多志のコンサルティングは、元に戻すわけにはいかない。なぜならば・・・
和多志のコンサルティングは、経営ではなくて『利用者本位とチームワーク』を創り、残すためだから。
これは、どうしたものかという組織とコンサル契約をした日の夜は眠れないのです。1年も続くから。それでも、利用者本位が広がるために全力で届ける。
組織も 和多志も 交互作用で変化し、成長し、進化する。
美しい世界を 願って。
ご縁に 感謝です。
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