半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

元をただせば、同じ弱者なのに

2013年03月01日 08時44分29秒 | 日記
近所のコンビニが一時、市の条例によりゴミの分別の関係と
やらで、外にあったゴミ箱を店内に置くことになった。
そのことで、オーナーに効果の程を訊いたところ、
ゴミの量が半分程度になったと喜んでいたが、なにしろ、
関係の無いゴミが大部分を占めていたらしい。

ところが一月もしないうちにまた、ゴミ箱が外に置かれていた。
店員に訊いたところ不評で仕方なく外に出したのだそうだ。
不評の原因は、客がゴミを捨てるのに捨てづらい。
要は外から持ち込むゴミ、自分の身辺で出たゴミを捨てるのに
憚れると言うことらしいのだ。
確かに、良く見ていると、車で立ち寄り、山ほどゴミを捨てて
店内にも入らず立ち去る者もいる。

しかし、こうまで公衆のモラルが欠如しているとは、嘆かわしい
の一言で片付けるには、問題がありすぎる。彼らのすることには、
そこに罪悪感があるはずも無いし、よしんば、そこで買うからと
言って、家庭のゴミを持ち込むなどは言語道断だろう。
本来、その店で購入し、食したものを捨てる為に設置されたもの
だろう。
一方で、不評だから、元に戻したと言うのも理解できない。
市の条例に基づき始めたことであるならば毅然とした態度で貫き
通して欲しかった気もするが。

ゴミが捨てづらいことによって客足が減るというのだろうか。
コンビニに限らずサービスを求める側のサービスを提供する側に
対する要求が常軌を逸したものになっていないか。金を払って
いるのだから、何でも聞け、嫌なら他所に行くぞと言う一方的な
脅しの態度は、苛めにも似て荒んだ刺々しいまでの人の接触を当た
り前とする風潮は、ただのすれ違いと捉えている時代の所産か。

相手の人間性までも否定するような恫喝がまかり通って良いはず
がない。あなたも私も、家庭があり、家族いて、生身の境遇は同じ
人間なんだから。