半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

命の重さについて

2013年03月07日 08時01分36秒 | 日記
このところの報道で知った事故等で亡くなった人達のことを考えて
いたら命の重さって何だろうかとふと思った。

先日の北海道での猛吹雪による遭難事故は、あらためて自然の底知
れぬ猛威に驚かされた。亡くなった方々のご冥福をお祈りします。

9歳の娘さんを自分の身を呈して守った件は、身につまされる話では
ないだろうか。これは、理屈ではなく、本能的なものだったと思う。
これは自分の身に置き換えてもみてもそうしただろうと思う。
これは親だからできた事かも知れないし、これで父のそして昨年亡く
なったという母親の命をも継ぐことができた。
とは言え残された娘さんの将来のことを考えると他人事でもない気がする。

他方、吉祥寺の強盗殺人事件では理不尽にも僅かな金と引き替えに奪
われた命もある。これなどは、あまりにも痛ましく身内に替わって成敗
したくなるような輩がいる。

また、エジプトの気球の事故では楽しい筈だった老後の旅行だったのだ
ろうか、思わぬアクシデントに襲われ全うできなかった人生もある。

こうしみると、多くの人は、この世に生を授かる瞬間は、大きな喜びと
期待をもたれ歓迎されて生まれて来るのに、人の最期は自分の思いとは
全く違う結末を迎えるのだと思った。

そう言う意味では、昨日と同じ今日はないだろうし、今日と同じ明日を
迎えられるとは限らない。一期一会、今日をそして今を大切に丁寧に生
きて行くことが大事なのかと柄にもなく思った。



嬰児の 握る未来を 覗きたや(粗茶)

久しぶりの実家

2013年03月04日 08時06分51秒 | 日記
日曜日は、二ヶ月ぶりに実家に父を訪ねた。
夜な夜な激痛に襲われていたと言う腰の調子もだいぶ良さそうで、
趣味の版画も出来るようになり初夏の板院展には間に合いそうだ。
とにかく、元気で意欲も出て来たようでよかった。
もう少し、暖かくなれば畑仕事も始めることだろう。
帰りには、実家近くの温泉に浸かり、疲れを取った。
こぢんまりとした温泉だが、混んでもおらず、休憩室もゆったりして、
一日中くつろげる感じが良い。
今度、実家に帰った時は、父も誘ってみよう。


近く、娘が二週間程のアフリカ旅行に行くとのことで、また心配の種が出来た。
気休めになるかと思い、生島足島神社に寄り、娘に持たせるつもりで旅行のお守り
を買い求めた。

帰路、遠く浅間山、東篭ノ登山、烏帽子岳が一望出来たので、撮ってみた。
だいぶ、山脈を映す光もやわらかく明るくなってきたように感じる。
               

夜には、雛祭りで、いつもより豪華な夕餉となった。
帰りに買った会津若松の酒、榮川を久しぶりに堪能した。スッキリした中にも
濃くがあるのが良い。
             
               
            娘が作ったちらし寿司



また、多忙な日が続くが何とか、三月を乗り切きらなければならない。



淋しげに 見送る父や 春の風 (粗茶)




元をただせば、同じ弱者なのに

2013年03月01日 08時44分29秒 | 日記
近所のコンビニが一時、市の条例によりゴミの分別の関係と
やらで、外にあったゴミ箱を店内に置くことになった。
そのことで、オーナーに効果の程を訊いたところ、
ゴミの量が半分程度になったと喜んでいたが、なにしろ、
関係の無いゴミが大部分を占めていたらしい。

ところが一月もしないうちにまた、ゴミ箱が外に置かれていた。
店員に訊いたところ不評で仕方なく外に出したのだそうだ。
不評の原因は、客がゴミを捨てるのに捨てづらい。
要は外から持ち込むゴミ、自分の身辺で出たゴミを捨てるのに
憚れると言うことらしいのだ。
確かに、良く見ていると、車で立ち寄り、山ほどゴミを捨てて
店内にも入らず立ち去る者もいる。

しかし、こうまで公衆のモラルが欠如しているとは、嘆かわしい
の一言で片付けるには、問題がありすぎる。彼らのすることには、
そこに罪悪感があるはずも無いし、よしんば、そこで買うからと
言って、家庭のゴミを持ち込むなどは言語道断だろう。
本来、その店で購入し、食したものを捨てる為に設置されたもの
だろう。
一方で、不評だから、元に戻したと言うのも理解できない。
市の条例に基づき始めたことであるならば毅然とした態度で貫き
通して欲しかった気もするが。

ゴミが捨てづらいことによって客足が減るというのだろうか。
コンビニに限らずサービスを求める側のサービスを提供する側に
対する要求が常軌を逸したものになっていないか。金を払って
いるのだから、何でも聞け、嫌なら他所に行くぞと言う一方的な
脅しの態度は、苛めにも似て荒んだ刺々しいまでの人の接触を当た
り前とする風潮は、ただのすれ違いと捉えている時代の所産か。

相手の人間性までも否定するような恫喝がまかり通って良いはず
がない。あなたも私も、家庭があり、家族いて、生身の境遇は同じ
人間なんだから。