天晴れ(あっぱれ)な空☆

和風を好む私の徒然に日々想うことを綴る日記。いとおかし。

新選組のふるさと便

2008年05月18日 | 新選組のふるさと

新選組のふるさと、武州(東京)日野。

東京都内ながら23区からは、はずれているので
いまでも緑豊かな自然が残されています。

神社・お寺・庚申塔・祠・お稲荷さんなど、
あちらこちらに残ってます。

仲間などが訪れると、ここ東京なんだよねぇ・・・
と驚く姿を見るのは、なかなか面白いものです。

市とすれば小さなところ。
ほぼ東京都のど真ん中に位置します。
西に行けば、東京も捨てたものではないというくらい
緑豊かな自然が残る高尾や奥多摩があります。

日野市内の新選組ゆかりの場所も色々あり
一番の観光スポットとなってます。

六番隊 隊長の井上源三郎。
鳥羽・伏見の戦いで銃弾に斃れる。




御子孫の方の家の敷地内に『井上源三郎資料館』があります。
近くのお寺には、井上源三郎の碑が立派に建ってます。

とても綺麗なお寺で、豊かな緑にかこまれ
心清まる素晴らしい場所です。






さて5月25日(日)に 板橋駅前で滝野川新選組まつりが開催されます。
板橋といえば近藤勇が散った場所。

当日は、新選組隊士の子孫とゆかりの方々が一同に会合して
第2回「新選組を語る会」も開催されるそうです。

戊辰戦争から140年、近藤勇・井上源三郎没後140年の佳節にあたる年。
いまでも脈々と、彼らの志が語り伝えられています。


東京は江戸幕府の天領でした。
いまだにその面影を残す多摩エリア。

是非訪れてみて下さい!

なんか、観光協会の案内みたいだ。
御免、御免 !






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新選組のふるさと

2008年05月17日 | 新選組のふるさと


東京の日野は、新選組のふるさと。





土方歳三・井上源三郎の生誕地。

そして近藤勇、土方歳三、沖田総司、井上源三郎、山南敬助らが出会った
日野宿名主・佐藤彦五郎が自宅に開いた天然理心流道場があった場所。





道場は大正時代の火事で焼けてしまい、
いまでは天然理心流佐藤道場跡の碑が立つ。


しかし日野宿本陣が綺麗に保存・公開されてます。
ガイドさんが丁寧に、本陣内を案内してくれます。


佐藤彦五郎の妻は土方歳三の実の姉であったので
歳三が京都へ行く前は、道場があることもあり
頻繁に来ていたそうです。

なので歳三がよく昼寝をした部屋なども残存してます。
それより生々しいのは、函館で歳三が死を決して
小姓を務めていた市村鉄之助に遺髪と写真を託し
日野まで届けさせ、鉄之助が約2年かくまわれていた部屋です。


意外や意外、その部屋は表玄関の脇にあるのです。
目立つのではないか、と思いましたが逆に盲点に
になると考えたようです。





兵法にかなった機転のおかけで、厳しい新政府の追及を逃れ
2年後に市村鉄之助は自分の故郷、美濃大垣へ帰れたそうです。

佐藤彦五郎自身も甲府での戦争に参加したそうです。
現在残る有名な近藤・土方の写真は佐藤家所蔵のものが多いのです。


京都から頻繁に近藤・土方が佐藤家へ手紙等を送っていたから
まだ未見の資料がありそうです。

とてもしっかりと保存されている日野宿本陣。
武士の面影をたっぷり味わえます。











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黒澤明監督『虎の尾を踏む男達』

2008年05月15日 | 黒澤明監督作品
いや~、爽やか爽やか!
今日は空気が美味い!

久しぶりの5月らしい気候ですねぇ!
本当に気持ちが良い!



嫌なことも多々あるけど、
嬉しいこともある!

頑張ろう、頑張ろう。

しかし本当に、今日は空気が美味い!
感謝、感謝!


さてと、そんな日におススメの映画、
黒澤明監督『虎の尾を踏む男達』!
渋い!古い!But傑作だっ!



確か戦後すぐの作品だったはず。
もちろん私は生まれてません。
もうとっくに30を超えたという位の年齢ですので。

この作品は1時間くらい。
素晴らしい役者さんたちが熱演してます!

内容は、
日本の古典芸能に興味を持っていた黒澤監督が、
能の「安宅」を歌舞伎化した「勧進帳」を基に、歌舞伎のパロディを試みた画期的作品。
大河内傳次郎を弁慶に、人気絶頂だった榎本健一を原作にはない配役・強力に起用している。

という具合。
いやぁ、面白いですねぇ。
映画は素直に楽しむ!

エノケンさんの演技、笑わせてくれます。
大河内さんの、特に最後の男舞(能での呼びかた)がすごい!
セリフまわしもきまってます!



そして、今話題の『隠し砦の三悪人』の“裏切り御免!”
のオリジナル役者さんの藤田さんもいい役柄ででてますねぇ。

音声は明らかに古く、映像も古いのだけれど
一気に楽しめる傑作ですね、これは!

コーラスでは監督も一緒に歌ったそうです。
戦後で皆、腹が空いていてなかなか声がでなかったらしいです。
それでもロケとスタジオを上手く使い分けて撮ったそうで、
熱気と情熱が画面からほとばしってます。

黒澤監督は能に造詣が深かったらしく、
けっこう他の作品でも能のスタイルを取り入れてますねぇ。
『蜘蛛巣城』や『乱』など。
『影武者』では“田村”をたっぷり美しく見せてくれます。
いやぁ、あの場面はたまらなく美しいなぁ・・・


『虎の尾を踏む男達』
鎌倉時代の設定なので、刀を水平にして身につけてます。
それからだんだんと下がって行き、幕末になると
完全に鞘尻は下を向きます。

昔の役者さんは、本当に雰囲気があるなぁ。
見事、鎌倉時代にタイムスリップさせてくれます。
武士好きの人は必見です!









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黒澤明監督『蜘蛛巣城』

2008年05月13日 | 黒澤明監督作品

5月なのに、寒いなぁ。

少し前はやたら暑かったのに。
きっと地球が疲れているのだろう。



そんな時は原点回帰。

モノクロ映像の美しさを堪能しよう。

えっ!戦国時代にカメラあったの?
おおげさでなく、そんな錯覚をおぼえる作品。
黒澤明監督『蜘蛛巣城』。



内容は:
シェイクスピア原作「マクベス」の舞台を戦国時代の日本に移した、
黒澤明監督による時代劇。蜘蛛巣城の城主・国春に仕える猛将・鷲津武時は、
謎の老婆からやがて武時が蜘蛛巣城の城主になれるという予言を聞き…。

という具合。
シェイクスピア原作と聞くと難しそうに感じるけども
気にすることはありませんねぇ。

私は黒澤明監督作品にはまるまでは、
モノクロ映画は苦手だった。

しかし美しいのですよ。
カメラマンの手腕も素晴らしい。

冒頭のシーンからはやくもタイムスリップ。
荘厳な雰囲気で「見よ、妄執の城の跡・・・」
と始まるともう鳥肌もの。

霧が晴れると、でかい砦が、どん、と出現!
いやぁ、すごい、すごい。

最後まで見所の嵐!
稲妻の中を三船さんが馬で疾走する場面。
稲妻の音と光が凄まじい!
とても約50年前の映像とは思えない。

もののけが糸車をまわしながら、唄う場面。

能のメイクに立ち振る舞い。

実際に無数の矢が三船さんに射られる場面。
そして首を射抜く場面!の物凄いこと!

特殊撮影ながら、特典映像のたねあかしを観ても
その巧さに驚く。
だって50年前だよ、どうやって・・・

見所満載の2時間強!

■モノクロの黒澤明監督作品を楽しむコツ

①DVDで観る

②字幕をつける。難しいけど味わいのある日本語、
最近では使わない表現が堪能できます。

③音声をステレオにする。モノクロ後期の作品は
ステレオの設定ができる。

④素直に楽しむ。これは黒澤明監督が常に強調していたこと。
(特典映像のインタビューで観ました。)

さて久しぶりに今夜観るかな。


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魂の映画『オトコタチノ狂』!

2008年05月12日 | DVDで映画

地元が新撰組副長・土方歳三の生誕地の武州日野なので
凛とした土方歳三の銅像を見ない日はまずなし。



昨日は毎年恒例の新撰組パレードの日だったので
けっこう女性の土方ファンが集まってました。


銅像の横には、近藤勇と土方歳三の顕彰碑があり
銅像とともに献花が絶える日はなし。

とはいっても、いわゆる明治維新から約140年が経過したものの
ひと昔前までは今のようにおおっぴらに“新撰組!”と
騒ぐことは出来なかったそうですよ。

なにしろ最終的には賊扱いをされた上、ここ日野は
六番隊隊長の井上源三郎の生誕地でもあり、
近藤勇、土方歳三、沖田総司、井上源三郎、山南敬助らが出会った
日野宿名主・佐藤彦五郎が自宅に開いた天然理心流道場があり、
佐藤彦五郎の妻は土方歳三の実の姉である。



華やかな新撰組の物語の外に、つらく悲しい物語もあるのです。
なので歴史を忘れない意味でも、このような環境の中で生きているのは
なかなか味わい深いものがあります。

新撰組に倒された志士もまた反対にいるわけで、
敵・味方双方に様々なストーリーがあります。

さて今回の魂の映画は『オトコタチノ狂』!


観た人、いますか?
低予算の映画ながら私はやられました・・・


何度繰り返し観たことか。
熱い映画を観たい。それも武士もので観たい。
そんな人にはこれです!これ!




物語は、平成の世にタイムスリップした幕末の志士たちと現代の青年の魂の交流を描く。
孤独に生きる青年・櫻井が暮らすマンション付近で殺傷事件が起こる。
そんな中、帰宅した彼は久坂玄瑞、土方歳三、中岡慎太郎、中村半次郎という4人の侍と出会う。

てな具合ですが、すごい作品です!
ヘタなつっこみは不要ですね。映画は素直に楽しむに限ります!
熱いです、熱い!役者も監督もスタッフの方々も!

私は感動のあまり、製作の石井組さんに勝手にメールしてしまいました。
ただただお礼が言いたくて。素晴らしい映画を創ってくれたお礼を。


嬉しいことに、後日、土方歳三役の田久保宗稔さんから返信メールを頂きました。
スタッフの皆さんで私のメールを見ていただいたそうで、
全員が志違わず創った作品です、ということでした。
ありがたいですね。


去年のことでしたが、いまだにこの作品は、めげそうになる時に観てます。
熱い映画を観たい。そんな人は是非どうぞ!



★番外篇:大人のラブストーリーの名作をどうぞ★

イーサン・ホーク主演・演技で魅せるラブストーリーの名作2つ!
『BEFORE SUNRISE』『BEFORE SUNSET』の順番で観てね!
連続もので、ストーリーの通り実際に9年後に撮影をした大人の映画です。
言葉としぐさの演技で見事、二人の俳優が魅せます!!
かなりのお薦めでっすよー!!
















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