今日は、生憎の曇り空であったが、プロジェクトマネージャ試験を受験してきた。
まず、今回驚いたのは、午前Ⅱ試験の難化である。
PMBOKが今回からv5を採用していたこともそうであるが、
過去問だけの学習は正直しんどくなりつつあると感じた。
午前Ⅱ試験の公式解答はIPAに公表されている。
結果を確認したところ、
「17/25」
と超ぎりぎりであった。危ない。なんとかセーフである。
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次に午後Ⅰ試験である。
私は、問2と問3を選択した。
午後Ⅰ試験の解答プロセスを改善して臨んだ今回は、
それほど変な答えを書かずに時間内ですべて埋めることができた。
しかし、プロジェクトマネージャの午後Ⅰ試験の解答は、
解答表現が肝であると思っている。
なので、しっかりと問題文を踏まえての設問に対する会話のキャッチボール
ができたかどうかが合否を左右するため、
これは正直結果発表まで判断がつかない。
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最後に午後Ⅱ試験である。
午後Ⅱ試験は、問2の品質評価と分析の問題を選択した。
再現論文は個人では作成しているが、ここではそれを要約したものを公表する。
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第1章 プロジェクトの目標及び特徴と評価指標や評価指標値の目標範囲の設定方法
1-1 プロジェクトの目標及び特徴
プロジェクトマネージャである私は、食品卸業の受発注システム再構築PJ
にプロジェクトマネージャとして参画。
プロジェクト目標は、業務プロセス見直しによる業務効率改善と保守性低下
問題の解決。
プロジェクトの特徴は、業務プロセスの見直しに伴い、原稿受発注システム
を大幅に刷新するため、機能漏れと機能間の整合性の担保を確実に行うことを
顧客より強く要求されたため、品質の確保が必達のPJであった。
1-2 評価指標や評価指標値の目標範囲の設定方法
外部設計工程までは順調だったが、内部設計工程で目標範囲の逸脱を確認。
内部設計工程の評価指標は、内部設計書レビューの指摘数。評価指標値は、
過去のPJを参考にしつつ、今回のPJ特徴を考慮して、機能ごとの難易度等
を加味して上で設定したことを定量的に表現する。
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第2章 実績値が目標範囲を逸脱した原因分析及びその特定と影響分析
2-1 実績値が目標範囲を逸脱した原因分析
今回の再構築PJの内部設計工程の体制を説明しつつ、その1つの
チームが担当したある画面のレビュー指摘数が評価指標値の目標範囲を
大きく逸脱したこと確認。
状況をレビュー管理票から確認すると、機能漏れはないが、機能間の
不整合が多数発生していることを定量的に具体的に論述。
原因の分析のために、チームリーダにヒアリングして、関連機能間
の考慮漏れが原因であることが判明。その根本原因は、経験不足による
考慮漏れであることを特定する。
2-2 影響分析
評価指標値の目標範囲を大きく逸脱した内部設計書を担当した成果物
のレビュー指摘数と指摘内容を機能ごとにまとめるように、チームリー
ダに指示して、影響している機能がほかにもないかを確認する。
その結果、いくつか影響を受けている機能があることを定量的かつ具体
的に論述する。
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第3章 対応策及び改善策と見直し内容と監視方法
3-1 対応策及び改善策
問題を起こした担当者が作成した内部設計書をベテランメンバが入って
再度見直すように指示する。
改善策は、当該業務の機能開発の経験が浅いメンバが成果物を作成する
場合は、各チームの当該業務に関する機能開発経験が10年以上の
ベテランメンバに事前レビューして、問題を早期検知して、対応の時間
を確保することとした。
3-2 見直し内容と監視方法
3-1を実現するために、各業務チームにベテランメンバを2名ずつ、
計6名配置して、開発経験の浅いメンバをフォローできる開発体制に
変更する。
監視方法は、週1回品質確認会議を開催することとして、ベテラン
社員が事前レビューしたレビュー指摘数や指摘内容、対応状況などを
報告してもらうことで監視する。
また、正規レビューのレビュー指摘数や指摘内容も併せて報告して
もらい、成果物の品質状況を監視するようにしたことを具体的に論述。
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といった形である。
論文の内容は上記よりももっと細かく記載しており、今回は2,900字ほど
となった。
今日はかなり疲れたんで、もう休みたいと思う。
秋期試験に向けて、またいろいろと計画していきたいと思う。
試験を受けられた皆様、今日はお疲れさまでした。
今日ぐらいは自分自身にご褒美をあげてもバチが当らないと思いますので、
ご褒美をあげちゃいましょう
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