連載シナリオ『ハートに火をつけて』
67 (回想) 病室
金髪女性ベッドに横たわり、
顔に白い布が掛けてある。
2歳の慶子、訳が判らない表情でベッド
の横に座っている。
武彦の父、入って来て、金髪女性の顔の
布を取る。
少し、痩せ気味だが、眠れる森の美女と
いう印象。
武彦の父、しばらく金髪女性を見詰め、
慶子に、目を移し、抱っこして頬擦りする。
× × ×
68 同・(回想前)崖の上
武彦「だから、あいつもHIVとかで、
何時まで生きられるかわからねんだよ」
仁美、前を向いて、悲しげな表情。
武彦「なのに、あいつは偉いよ、そんな不安
抱えながら勉強して医学部入っちまうんだ
だから・・・本当に俺と同じ血が半分も流
れてんのかな・・・」
仁美、微妙な笑みを浮べる。
武彦「慶次がよ、酔って良く言うんだよ、
お前は何の為に生きるんだ!って、
あの野郎、一丁前に大学で哲学なんかやっ
てたから、そんな時は俺、言ってやんだよ
死にたくねえからに決まってるだろ!ってな」
仁美、海に飛び込む。
武彦「嘘だろ!」
武彦、崖淵にしゃがみ下を見る。
波の音だけで暗くて海が見えない。
武彦「おーい・・おーい・・・本当かよ」
武彦、立ったりすわったりして、
武彦「おーい・・・」
仁美の声「大丈夫!」
武彦、安堵の表情で、
武彦「バカヤロー、びっくりするじゃんか」
仁美の声「ゴメン、ゴメン、でも気持ちいい
わよ、武ちゃんも飛び込んでみたら」
武彦、一瞬思案して、飛び込む。
武彦「ウヲー、イクー~・・・」
67 (回想) 病室
金髪女性ベッドに横たわり、
顔に白い布が掛けてある。
2歳の慶子、訳が判らない表情でベッド
の横に座っている。
武彦の父、入って来て、金髪女性の顔の
布を取る。
少し、痩せ気味だが、眠れる森の美女と
いう印象。
武彦の父、しばらく金髪女性を見詰め、
慶子に、目を移し、抱っこして頬擦りする。
× × ×
68 同・(回想前)崖の上
武彦「だから、あいつもHIVとかで、
何時まで生きられるかわからねんだよ」
仁美、前を向いて、悲しげな表情。
武彦「なのに、あいつは偉いよ、そんな不安
抱えながら勉強して医学部入っちまうんだ
だから・・・本当に俺と同じ血が半分も流
れてんのかな・・・」
仁美、微妙な笑みを浮べる。
武彦「慶次がよ、酔って良く言うんだよ、
お前は何の為に生きるんだ!って、
あの野郎、一丁前に大学で哲学なんかやっ
てたから、そんな時は俺、言ってやんだよ
死にたくねえからに決まってるだろ!ってな」
仁美、海に飛び込む。
武彦「嘘だろ!」
武彦、崖淵にしゃがみ下を見る。
波の音だけで暗くて海が見えない。
武彦「おーい・・おーい・・・本当かよ」
武彦、立ったりすわったりして、
武彦「おーい・・・」
仁美の声「大丈夫!」
武彦、安堵の表情で、
武彦「バカヤロー、びっくりするじゃんか」
仁美の声「ゴメン、ゴメン、でも気持ちいい
わよ、武ちゃんも飛び込んでみたら」
武彦、一瞬思案して、飛び込む。
武彦「ウヲー、イクー~・・・」