今日は薄曇ですこし気温は楽だったようです。担当はメインK島さん、サブZ師さん。
先週、某クラスでコースアウトした人がいたようで、安全性に関する議論があったとのこと。結果として、5番バリアブルコースでの対向車線を作らないようにしたり、セーフティゾーンをとるようなレイアウト上の工夫をとってみようという判断になったようで、図のようなレイアウトになりました。
確かに、対向車線となる部分は、最初のコーナー①と②でUターンをする部分だけです。それに鳥瞰すると中央にセーフティゾーンが取られているので、大変安全性の高いコースレイアウトに思えます。
周回で310mほど。実走290mでしょうか。バリアブルの旧上級基本コース(3連続のUターンから入るバリアブル)が500m弱ですから相当に距離が短くなります。
私の個人的な感想としては、K島さんら、イントラさんの知恵と努力は理解できますが、コースレイアウトとしては非常に抑制された コースです。
当たり前の話ですが、対向車線を作らないためには、バリアブルの敷地#5内でオーバルなコースにせざるを得ないわけです。そこを何とか工夫として左右に振っているのですが180度以上振ってしまうとUターンになるわけですから、もっと緩いオフセットをつなぐことになります。しかしそれだけでは練習にならないので、オフセットの前後長を詰めることになります。
結果としては、小さなオフセットをつないだスピードが落ちる区間ができます。⑪、⑫、⑬、⑭、⑮、⑯、⑲、⑳あたりです。こういう細かいところはそれはそれで良いのですが、その味が生きるのに必要なカウンターパーツとなるスピードを残して180度オーバーで回ってくるコーナーとか、アクセルをあけてガァーッと直線加速する場所がないので、全体が詰まった印象になってしまいます。
そのためにコース攻略の方法を詰めながら「これかッ!」というラインを発見して、実際にスムーズに流れをつないで「やったーっ!」と感じるような達成感がありません。
周回300メートルというコースの短さも運営を窮屈にするでしょう。
この日の上級は参加者12名ですから、順次走り込めばコース上にライダーがバラついて、待ち行列とかは発生しませんでした。上級の周回タイムを50秒弱として発進間隔が4秒とすると、12名×4秒=48秒で、待ち時間が殆どなくなるからです。
しかし、この日の午後のように同じコースに中級で参加者23名ということになるとかなり大変です。周回タイム60秒、発進間隔がこちらは中級で5秒間隔とすると全員が周回するまでに5秒×23名=115秒。先頭と末尾とのタイム差が20秒とすると先頭の待ち時間は75秒。走っている時間よりも待っている時間が長い状態。先頭がスタートするときの待ち行列は15人ということになります。
つまりスタートラインで渋滞が起きてしまうわけですね。
こういった全体的な問題があるので、このような運営が長く続くとは思えないのですが、むこうしばらくはこのコースレイアウトがバリアブルの標準となりそうなので、コース解説をすることにします。
本文が長くなってしまったので、もう一回、同じレイアウト図を掲げましょう。
まず①のUターンですが、これはアプローチで相当なスピードが乗るラインになります。ブレーキングのタイミングを間違えないでパイロンの位置に合わせてブレーキングをすることが大切です。
②のUターンは①から距離がないのですが、それを回った後の③の制約パイロンをかわさないといけないので、②のパイロンの裏側に入るような回り方が必要になります。
②を狙うためには①も小さく回ってパイロンの裏側に入りたいのですが、私自身、それを意識しすぎてオーバーラン(オーバーターン)してしまい、220度くらい回ってもとのコースにはみ出しそうになるという場面もありました。後続のnurikabeさん、大変失礼しました。そのままはみ出すとやばいと思って転倒覚悟でその場に止まりましたが、何とかパイロンを跨いだだけで持ち直すことができました。
⑥と⑧は、うんと小さく回ると加速区間が長く取れるように走れます。パイロンの裏側のスペースが大きくあるので、大回りしてセパハン的に回ることもできるので、それぞれのライン取りのスタイルが表れるところです。
⑪⑫⑬は詰まったセクションで、小さくクルッと回ってトンという回り方と、最後にスピードを残してスーッという回り方のちょうど中間になってしまって、コーナーというよりはシケインというイメージになります。
⑭は曲者で、パイロンの際を回ろうとすると⑬と⑭の間が短いのでリズムが崩れます。私の場合は、敢えて⑭の先まで突っ込んで左に倒し、同じリズムを保ったまま⑮に向かい、手前で右に倒すという走り方がスムーズでした。つまり⑬⑭⑮をパイロン通りにしないで同じリズムで右左右という振り方で走ると⑭での失速が防げるわけです。この辺は、皆さん相当考えながら通ったセクションでないでしょうか。
⑮から⑲はお馴染みのセクションなので、特段のことはありませんが、⑯のパイロンが少し内側に寄っていてコーナー間隔が詰まっているので、倒してからブレーキをかけるブレーキング・ターンのようなテクニックが使えるかどうかが大切になります。
⑳は⑫と同じようにシケインのようなイメージになります。ここも、それ自体よりも、その後のセクションへの準備を優先するべき場所でしょう。21をうまく抜けて、22、23は寝かせたパイロンなのでその先端の際をカクッ、カクッと小さく曲がり直線的に抜けていきたいところですね。
午後は、入り口2番のコースと締めは4番でパイロンオフセットという展開でした。
先週、某クラスでコースアウトした人がいたようで、安全性に関する議論があったとのこと。結果として、5番バリアブルコースでの対向車線を作らないようにしたり、セーフティゾーンをとるようなレイアウト上の工夫をとってみようという判断になったようで、図のようなレイアウトになりました。
確かに、対向車線となる部分は、最初のコーナー①と②でUターンをする部分だけです。それに鳥瞰すると中央にセーフティゾーンが取られているので、大変安全性の高いコースレイアウトに思えます。
周回で310mほど。実走290mでしょうか。バリアブルの旧上級基本コース(3連続のUターンから入るバリアブル)が500m弱ですから相当に距離が短くなります。
私の個人的な感想としては、K島さんら、イントラさんの知恵と努力は理解できますが、コースレイアウトとしては非常に抑制された コースです。
当たり前の話ですが、対向車線を作らないためには、バリアブルの敷地#5内でオーバルなコースにせざるを得ないわけです。そこを何とか工夫として左右に振っているのですが180度以上振ってしまうとUターンになるわけですから、もっと緩いオフセットをつなぐことになります。しかしそれだけでは練習にならないので、オフセットの前後長を詰めることになります。
結果としては、小さなオフセットをつないだスピードが落ちる区間ができます。⑪、⑫、⑬、⑭、⑮、⑯、⑲、⑳あたりです。こういう細かいところはそれはそれで良いのですが、その味が生きるのに必要なカウンターパーツとなるスピードを残して180度オーバーで回ってくるコーナーとか、アクセルをあけてガァーッと直線加速する場所がないので、全体が詰まった印象になってしまいます。
そのためにコース攻略の方法を詰めながら「これかッ!」というラインを発見して、実際にスムーズに流れをつないで「やったーっ!」と感じるような達成感がありません。
周回300メートルというコースの短さも運営を窮屈にするでしょう。
この日の上級は参加者12名ですから、順次走り込めばコース上にライダーがバラついて、待ち行列とかは発生しませんでした。上級の周回タイムを50秒弱として発進間隔が4秒とすると、12名×4秒=48秒で、待ち時間が殆どなくなるからです。
しかし、この日の午後のように同じコースに中級で参加者23名ということになるとかなり大変です。周回タイム60秒、発進間隔がこちらは中級で5秒間隔とすると全員が周回するまでに5秒×23名=115秒。先頭と末尾とのタイム差が20秒とすると先頭の待ち時間は75秒。走っている時間よりも待っている時間が長い状態。先頭がスタートするときの待ち行列は15人ということになります。
つまりスタートラインで渋滞が起きてしまうわけですね。
こういった全体的な問題があるので、このような運営が長く続くとは思えないのですが、むこうしばらくはこのコースレイアウトがバリアブルの標準となりそうなので、コース解説をすることにします。
本文が長くなってしまったので、もう一回、同じレイアウト図を掲げましょう。
まず①のUターンですが、これはアプローチで相当なスピードが乗るラインになります。ブレーキングのタイミングを間違えないでパイロンの位置に合わせてブレーキングをすることが大切です。
②のUターンは①から距離がないのですが、それを回った後の③の制約パイロンをかわさないといけないので、②のパイロンの裏側に入るような回り方が必要になります。
②を狙うためには①も小さく回ってパイロンの裏側に入りたいのですが、私自身、それを意識しすぎてオーバーラン(オーバーターン)してしまい、220度くらい回ってもとのコースにはみ出しそうになるという場面もありました。後続のnurikabeさん、大変失礼しました。そのままはみ出すとやばいと思って転倒覚悟でその場に止まりましたが、何とかパイロンを跨いだだけで持ち直すことができました。
⑥と⑧は、うんと小さく回ると加速区間が長く取れるように走れます。パイロンの裏側のスペースが大きくあるので、大回りしてセパハン的に回ることもできるので、それぞれのライン取りのスタイルが表れるところです。
⑪⑫⑬は詰まったセクションで、小さくクルッと回ってトンという回り方と、最後にスピードを残してスーッという回り方のちょうど中間になってしまって、コーナーというよりはシケインというイメージになります。
⑭は曲者で、パイロンの際を回ろうとすると⑬と⑭の間が短いのでリズムが崩れます。私の場合は、敢えて⑭の先まで突っ込んで左に倒し、同じリズムを保ったまま⑮に向かい、手前で右に倒すという走り方がスムーズでした。つまり⑬⑭⑮をパイロン通りにしないで同じリズムで右左右という振り方で走ると⑭での失速が防げるわけです。この辺は、皆さん相当考えながら通ったセクションでないでしょうか。
⑮から⑲はお馴染みのセクションなので、特段のことはありませんが、⑯のパイロンが少し内側に寄っていてコーナー間隔が詰まっているので、倒してからブレーキをかけるブレーキング・ターンのようなテクニックが使えるかどうかが大切になります。
⑳は⑫と同じようにシケインのようなイメージになります。ここも、それ自体よりも、その後のセクションへの準備を優先するべき場所でしょう。21をうまく抜けて、22、23は寝かせたパイロンなのでその先端の際をカクッ、カクッと小さく曲がり直線的に抜けていきたいところですね。
午後は、入り口2番のコースと締めは4番でパイロンオフセットという展開でした。
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