さて、話はコースの後半部分に移ります。
P18がその入り口になります。P18はその後のオーバー200度コーナーにつなげるためになるべくコンパクトに回り、P19に向かって加速するための間をとります。P19までは、それほど距離がないのですが、可能な限り速度を上げてP19にアプローチします。
一般論として言うと手前に十分な直線があるオーバー200度コーナーの場合、進入速度をなるべく高めて勢いを残して行けるところまで回り込むというのが常套手段です。十分な勢いがあると回りきれるのですがRが大きかったり、それ以上にコーナーが深い場合は行けるところまで行って、そこでもう一度向き変えをするなり、あるいは定常円旋回に移行します。
しかしこの日のコースのオーバー200度はどれもアプローチの直線が殆どないので難しかったのです。
P19では通常は二つのラインが考えられます。一つはP19で向きを変えて定常円旋回に移行し、そのままP21の左側に回り込むまで定速で旋回し、切り返してP22に向かうというものです。もう一つはパイロンが置いてある四角形のイメージで四角く区切って回るという考え方です。ただし、どちらも気持ち悪さがあって、定常円で回ると回っている間、ただ何もしないで待っているという感覚があります。一方四角く走ると向き変えの都度、ピッチングが生じ、失速する感覚があります。どちらも嫌なので私の場合は定常円で入りながら小さな加速とエンブレを入れてラインと速度を調整します。特にP20を回ってP21に向かうアングルをとるためには、そこで旋回を詰めて小さくしてP21に向かう切り返しをするようにします。
P21に向かうアングルはP21をUターンにするのではなく、P22を浅めに回るラインにつなげるためにP21とP22を膨らんで回るラインを描くようなアングルにします。
P23はブレーキをしっかり使ったUターンで回り、すぐに切り返し、加速して一発でP24、P25を回る旋回速度と旋回姿勢(バンク角とハンドル切れ角)に持ち込むようにします。P25を過ぎたら間髪をおかずP26に向かって加速します。P26とP27の間は勢いで行って、その勢いを残してP27とP28を回ってしまいます。そしてP29に向かってしっかり加速。
P25からP26に向かって加速が遅れた場合はP26からP27に向かって加速しますが、その場合はP27とP28の間で膨らみすぎないように注意します。
P30からP31は(番号をうち忘れましたが)コースを制約するパイロンがひとつ入ります。このパイロンはなるべく車体を立てて際を通り、P31に対しては右手奥にふくらませながらアプローチします。ここで無理をしてP32への進入ラインを苦しくしないように注意してください。
P32からは細かいという意味では一番難しいセクションになります。CB1100では下の方のトルクがないのでかなり苦しかったですが、CB1300ならばそんなに難しくはないと思います。一番は切り返していく中で失速させないようにするということです。
もう一つ、P32を回った勢いでP33を回って、と考えがちなのですが、そうするとP34で殆ど車両が止まった状態になって開けるに開けられないということになりがちです。そうなってしまう場合には、P32をスピードをしっかり落としてその分小さく回り、余裕のあるP33に向かって再加速して、そのスピードをP34とP35のために使うという方法があります。行き詰ったときは試してみるとよいでしょう。
P36は別に何もありませんが、中級クラスの人などこの手前からスピードを緩めてしまう人がよく見られます。私の個人的な考えですが、最後まで集中してしっかり走りきる方がよろしいのではないかと思います。私のイメージではP36をしっかりと回り終わった瞬間がゴールというように考えています。
ということでイントラさんおよびご参加の皆さん、楽しい一日をありがとうございました。
P18がその入り口になります。P18はその後のオーバー200度コーナーにつなげるためになるべくコンパクトに回り、P19に向かって加速するための間をとります。P19までは、それほど距離がないのですが、可能な限り速度を上げてP19にアプローチします。
一般論として言うと手前に十分な直線があるオーバー200度コーナーの場合、進入速度をなるべく高めて勢いを残して行けるところまで回り込むというのが常套手段です。十分な勢いがあると回りきれるのですがRが大きかったり、それ以上にコーナーが深い場合は行けるところまで行って、そこでもう一度向き変えをするなり、あるいは定常円旋回に移行します。
しかしこの日のコースのオーバー200度はどれもアプローチの直線が殆どないので難しかったのです。
P19では通常は二つのラインが考えられます。一つはP19で向きを変えて定常円旋回に移行し、そのままP21の左側に回り込むまで定速で旋回し、切り返してP22に向かうというものです。もう一つはパイロンが置いてある四角形のイメージで四角く区切って回るという考え方です。ただし、どちらも気持ち悪さがあって、定常円で回ると回っている間、ただ何もしないで待っているという感覚があります。一方四角く走ると向き変えの都度、ピッチングが生じ、失速する感覚があります。どちらも嫌なので私の場合は定常円で入りながら小さな加速とエンブレを入れてラインと速度を調整します。特にP20を回ってP21に向かうアングルをとるためには、そこで旋回を詰めて小さくしてP21に向かう切り返しをするようにします。
P21に向かうアングルはP21をUターンにするのではなく、P22を浅めに回るラインにつなげるためにP21とP22を膨らんで回るラインを描くようなアングルにします。
P23はブレーキをしっかり使ったUターンで回り、すぐに切り返し、加速して一発でP24、P25を回る旋回速度と旋回姿勢(バンク角とハンドル切れ角)に持ち込むようにします。P25を過ぎたら間髪をおかずP26に向かって加速します。P26とP27の間は勢いで行って、その勢いを残してP27とP28を回ってしまいます。そしてP29に向かってしっかり加速。
P25からP26に向かって加速が遅れた場合はP26からP27に向かって加速しますが、その場合はP27とP28の間で膨らみすぎないように注意します。
P30からP31は(番号をうち忘れましたが)コースを制約するパイロンがひとつ入ります。このパイロンはなるべく車体を立てて際を通り、P31に対しては右手奥にふくらませながらアプローチします。ここで無理をしてP32への進入ラインを苦しくしないように注意してください。
P32からは細かいという意味では一番難しいセクションになります。CB1100では下の方のトルクがないのでかなり苦しかったですが、CB1300ならばそんなに難しくはないと思います。一番は切り返していく中で失速させないようにするということです。
もう一つ、P32を回った勢いでP33を回って、と考えがちなのですが、そうするとP34で殆ど車両が止まった状態になって開けるに開けられないということになりがちです。そうなってしまう場合には、P32をスピードをしっかり落としてその分小さく回り、余裕のあるP33に向かって再加速して、そのスピードをP34とP35のために使うという方法があります。行き詰ったときは試してみるとよいでしょう。
P36は別に何もありませんが、中級クラスの人などこの手前からスピードを緩めてしまう人がよく見られます。私の個人的な考えですが、最後まで集中してしっかり走りきる方がよろしいのではないかと思います。私のイメージではP36をしっかりと回り終わった瞬間がゴールというように考えています。
ということでイントラさんおよびご参加の皆さん、楽しい一日をありがとうございました。
現在、初級に通っております。最近1速走行に挑戦をしており、こちらの記事を参考にさせて頂き、とても助かっています。
25日は、気後れして参加を見送ってしまいましたが、初級では日頃経験できないようなレイアウトを走行できたようで、後悔しております。
今回の記事で、"最後まで集中してしっかり走りきる"というところに、非常に感銘を受けるとともに、自分もそういう所がある事を思い出し、汗顔の至りです。初級ではなおさらこのような基礎を学ぶべきと、改めて思い返しました。
次からは、"発進から停止まで"集中して大事に練習していきます。
コメントありがとうございます。
練習に対する考え方は人それぞれですが、1本目のパイロンと最後のパイロンは結構転倒率が高いというのは大まじめな話です。
1本目はブレーキ失敗しての握りゴケ、最後のパイロンはラフにアクセルを使って開けゴケということが多いようです。
まあ、私がここと決めたコースの最後まではしっかり走り切るというのは、タイムを計っているというのが一番の理由なのですが(笑)
そういう気持ちがないと集中力を維持できないということも確かです。
お怪我のないようにご精進ください。