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MFCL 投票大会 ~(F)技巧派謎かけ型

2006年12月12日 | 全般
 六番目にあげるのは、技巧派なのですが、走っている時には実感がなく、よくわからないコースになります。
 上図はT木さんとY下さんのクラスでした。走ってみると、そんなにきつい場所も無く、かといって易しいわけでもなく、思い通りに走れているという気分になれない不思議なコースなのです。
 その訳は、一つひとつのコーナーのRが微妙に大きく、そして次のコーナーに向けて閉じるでもなく開けるでもなくというアクセルワークを要求されるコーナー間の距離の設定がされているからです。

 走っている方は、ぬるいコーナーなのに何でこんなに走りにくいんだ??と思いながら走るのですが、なかなかその理由がつかめません。

 で、T木さんから、「今日のテーマがわかりましたか?」なんて聞かれるとさっぱりわからない。答えは「アクセルを開けるコーナリングです」。これでもわからないのですが、解説すると「コーナーを回って早めにアクセルを開けて失速させずに次のコーナーにつなげる」運転をしましょうということなのでした。

 まさしく、細かいところを通るだけが上級じゃないよ!!という趣旨の極めてテクニカルなコースレイアウトなのです。
 ですから(F)技巧派謎かけ型と呼んでおきましょう。


 レイアウトに対する投票大会ということを考えると、こういった地味なレイアウトは人気が無いだろうなと思うのですが、「桶川研究者」を自認する筆者としては、どうしても捨てられないタイプなのです。





 このレイアウトは、K島さんとM川さんの中級のレイアウトですが、上級にも十分に通じるレイアウトです。中級のスキルだと何がどう難しいのかは、もしかしたら実感できないかもしれません。旋回するときに、最初の倒し込みでパーシャルスロットルを作り、減速しないまま切り返していくとスムーズに走れるというものです。ですからブレーキを切っ掛けにして曲がることに慣れ過ぎていると、逆にうまく走れない印象があると思います。
 何事も経験ですが、いつもながらHMSはライディングの奥深さを教えてくれます。


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