さて、午前と午後のレッスンを終えて、連続Uターンの練習をたっぷり積んだ参加者への仕上げとして、朝のバリアブルをそのまま継承して、上図のような仕上げのコースが作られました。M本さんは、この日最後まで連続切り返しターンを提供してくれました。
(ということはこの日併設されていた初級の参加者はあのバリアブルを走ったんだと思うとビックリです。おそらく、4番のエリアのオフセットはもっと易しくなっていたでしょうが、バリアブルは変わりなかったはずです。ちょっと感動しました。案外、バイクを立てたままゆっくり回れば回りきれたのでしょうか。)
私が結構苦労していることに気が付いてもらえたのでしょう。終了の間近にM本さんが前を走ってラインを教えてくれました。そのときに理解したのですが、M本さんは、コーナーごとに異なる回り方を組み合わせているのです。結果としてそれがスムーズなラインの構成を実現するということを示してくれたのです。
この日の練習で、M本さんから教わったことをおさらいします。
1)Uターンの後半で後ブレーキをきちっと使って十分にスピードを落とし小さくパイロンの裏側間際に回り込む。
2)緩いコーナーで加速減速のメリハリをつけて走るのではなく、1ミリだけアクセルを戻して、身体を使ってぬるんぬるんとスラロームしていく。
3)細かいUターンの切り返しの時にガッとアクセルを開けてその勢いでバイクを起こすのではなくて、少しだけアクセルを開けて失速を防ぎ、上体を使ってハンドルを切り返して次のコーナーへのアプローチを作る。
ということです。
さらに午後のコースのオフセットパイロンの設定を鑑みると、10m間隔の直パイは2)の復習ということになります。
また、1)と3)は同時には成立しないので、どちらを選ぶか考えましょうということになります。
そして、コースの後半をM本さんが先導してくれた時に、条件によってラインを変えて走るという方法を見て取ることができたのでした。M本さんは実際のところ、下図の①から⑨のコーナーについて、三つ位のライン(コーナリング作法)を使い分けているように見えたのです。
ということで、今の私のビジョンとしては、オフセットパイロンの場合と同じように小さなUターン、それもさらに切り返しを伴うような状況において、三つ位の走行ラインがあって、それを意識して組み合わせることによって、スムーズな全体走行が実現できるであろうということです。
これをきちんと走り分け、組み合わせることがいつでも直ちにできるようであれば、上級の細かいコースをすいすいと走ることができるでしょう。そういう意味では、上級のコースを走りながら練習するべき課題と思うので、新しいカテゴリーとして「上級テクニック」を作り、そこに分類することにしました。
ただ、現在中級の中頃を走っている方であれば、こういうイメージがつかめないからといって、焦る必要はありません。殆どの人はともかく「小さく回ること」を意識して挑戦しているうちに、「そうせざるを得なくなって」コーナリングのバリエーションを掴んでいくと思います。
また、例によって「正解はありません。」
これはそういう性質の議論です。
と、前振りをして、「小さい連続Uターンの切り返しの走り方」シリーズは、次回に続きます。
(ということはこの日併設されていた初級の参加者はあのバリアブルを走ったんだと思うとビックリです。おそらく、4番のエリアのオフセットはもっと易しくなっていたでしょうが、バリアブルは変わりなかったはずです。ちょっと感動しました。案外、バイクを立てたままゆっくり回れば回りきれたのでしょうか。)
私が結構苦労していることに気が付いてもらえたのでしょう。終了の間近にM本さんが前を走ってラインを教えてくれました。そのときに理解したのですが、M本さんは、コーナーごとに異なる回り方を組み合わせているのです。結果としてそれがスムーズなラインの構成を実現するということを示してくれたのです。
この日の練習で、M本さんから教わったことをおさらいします。
1)Uターンの後半で後ブレーキをきちっと使って十分にスピードを落とし小さくパイロンの裏側間際に回り込む。
2)緩いコーナーで加速減速のメリハリをつけて走るのではなく、1ミリだけアクセルを戻して、身体を使ってぬるんぬるんとスラロームしていく。
3)細かいUターンの切り返しの時にガッとアクセルを開けてその勢いでバイクを起こすのではなくて、少しだけアクセルを開けて失速を防ぎ、上体を使ってハンドルを切り返して次のコーナーへのアプローチを作る。
ということです。
さらに午後のコースのオフセットパイロンの設定を鑑みると、10m間隔の直パイは2)の復習ということになります。
また、1)と3)は同時には成立しないので、どちらを選ぶか考えましょうということになります。
そして、コースの後半をM本さんが先導してくれた時に、条件によってラインを変えて走るという方法を見て取ることができたのでした。M本さんは実際のところ、下図の①から⑨のコーナーについて、三つ位のライン(コーナリング作法)を使い分けているように見えたのです。
ということで、今の私のビジョンとしては、オフセットパイロンの場合と同じように小さなUターン、それもさらに切り返しを伴うような状況において、三つ位の走行ラインがあって、それを意識して組み合わせることによって、スムーズな全体走行が実現できるであろうということです。
これをきちんと走り分け、組み合わせることがいつでも直ちにできるようであれば、上級の細かいコースをすいすいと走ることができるでしょう。そういう意味では、上級のコースを走りながら練習するべき課題と思うので、新しいカテゴリーとして「上級テクニック」を作り、そこに分類することにしました。
ただ、現在中級の中頃を走っている方であれば、こういうイメージがつかめないからといって、焦る必要はありません。殆どの人はともかく「小さく回ること」を意識して挑戦しているうちに、「そうせざるを得なくなって」コーナリングのバリエーションを掴んでいくと思います。
また、例によって「正解はありません。」
これはそういう性質の議論です。
と、前振りをして、「小さい連続Uターンの切り返しの走り方」シリーズは、次回に続きます。
今回の一連の記事をわくわくしながら拝見しています。
> 「小さい連続Uターンの切り返しの走り方」
は、私が赤ゼッケンの方々に抱いているイメージそのものです。
私の場合、右(左)バンク-正立-左(右)バンクといった風に、正立を中間状態としてまるでタイヤ断面が矩形のような切り返しであるのに対し、上級の皆さんは非常にスムーズに切り返していらっしゃる。
この課題に対し、私はこれまで、機敏に倒し込むことばかり気にしていました。
でもM本さんの『上体を使って“起こす”』というコメントやここでの記事を拝見し、起こすことと倒すことを一連の動作でできるよう修練したいと思います。
アクセル,ブレーキコントロールや操舵、それらのタイミング等々チャレンジすることがいっぱいです。
自分が走ったら間違いなく罠にハマッテ溺れてたでしょうけど
復帰1発目が楽しみでしょうがない
確かに、この日のM本さんの説明で、アクセルを開けて車体を起こすのではなくて、アクセルは小さな動きでそれを補うために身体を使ってバイクを起こし、続けて切り返してあげるという動作が必要です、という話がありましたよね。
バイクを正立させることによってフロントサスが緩むということを嫌って、連続的に起こし⇒倒しをやっていくということなんですね。
これからご一緒に考えていきましょう!!
上級復帰の日にお会いするのを楽しみにしています。
一緒に走ろうぜいっ!