昨日の続きで、今日は「ナイチンゲールの沈黙」についてです。ネットでの評価はいまいちだったのですが、Luna的には面白かったです。「チーム・バチスタの栄光」があまりにリアリティのある小説だったためでしょうか? ファンタジーとかなんとか言われたようです。
でも、私が小児病棟で実習したとき、婦長さんは不思議なことを呟かれていました。それは、「仲がいい子同志は気をつけなさい。一人が逝くと、もう一人もついて逝っちゃうの」と。優しげな本当にお母さんと慕いたくなるような方だっただけに、この言葉は怖かったです。それこそ、大学病院で囁かれる都市伝説より…(伝説じゃなくて事実かも知れないけど)。
そんなんなので、別に私には違和感なしでした。それより、小児病棟の真下が救命救急センターというのが以外でした。私的には救命救急の上はオペ室っていうイメージがあるもので。で、その上にCCUとかがある? ICUは一階と三階に分かれて、一階は救命センター専用、三階は病棟専用というのはどうでしょう。
で、みんながこっちを読んでから、「ジェネラル・ルージュの凱旋」を読んだがいいというアドバイスに従って、読んでみました。作者も今月の野生時代でコメントしていますが、救命救急センターの部長、速水先生は格好よかったです。だって、救急部の部長って、もっと年配のおじさんが仕切っているのが実情かな? たまに、テレビに救命センターが出るでしょ。
そうそう昔、日赤の救急センターに夜間バイトに行ったとき、仕切っていたDr.はけっこうかっこよかった。背が高くて、目がきりっとしてて、いかにも外科系って雰囲気だった。
ホントに救急センター大変です。交通事故から心停止、脳内出血に子どものけいれん…。あらとあらゆる緊急事態が押し寄せてきます。なのに、スタッフは限られて、過酷な労働状態。救急車の利用法が叫ばれていますが、実は救命センターも同じです。風邪やちょっとしたけがで来る人が多いのではないでしようか? もちろん、緊急車両が来ればみなさん後回しは当然。
改めて、この二つの作品を読んで、いろいろ考え直しました。今の自分を含めてです。