半年の差

　クリスマス会に出席した娘は、最後の方に半年先に生まれた女の子に追いかけられるという、ハプニングがありました。
　ちなみに娘、只今１才１０カ月です。

　きっかけは単純、その子がおもちゃ（と言っても、手作りの単純なものです）を娘に取られたと勘違いして、取り返しに来たのです。娘はもちろん自分のですから、必死で逃げます。
　追い付かれて引っ張られたところで、相手方のお母さんが割って入りました。
　じつはわたし、先生と話していて気付いてなかったんですね。
　慌てて娘のところに行ったところ、娘に言われました。

「お姉ちゃん、追いかけた。すごく追いかけた。ちぃ、泣いた。ちぃ、かわいそう。泣かないで、ちぃちゃん。泣かないで、ちぃちゃん」

　おいおい、泣いてないだろう(^ ^;;
　泣いてなくても、強く訴えたいことがあると「泣いた」というんですね、娘は。
　さらに「拭く～～」と言って、被害者をアピール。つまり、泣いたからハンカチで涙を拭けというのです。
　だから、泣いてないよ？
　いや、拭いてあげたけど。

　相手方の子は、月齢よりもしっかりした子です。なので以前から、娘を「年下」として扱っていた様子。
　しかし娘はその子を今まで、「同等」として見ていました。おもちゃを取られたら怒るし、引っ張られたら思いっきり抵抗します。明らかに年上の子には、おもちゃ取られても抵抗しないんですよね。仕方ないってすぐ諦めます。
　まあその子にも、体の大きさや腕力で負けるんですけど、気合だけは充分。

　けれど今回はっきりと「お姉ちゃん」と言ったんですね。名前を知っているのに、あえて「お姉ちゃん」です。
　これは自分で相手が上だと認めた証拠でしょうね。

　やっぱりこの時期の半年は大きいです。