もぐらもぐらー

　娘がちゃぶ台の上に立って、言いました。
「皆さんようこそ、もぐらもぐらー」
　大きく手を開いて、最後は高らかに言うのです。

　もぐらもぐら？
　多分テレビの真似だと思うんですけど「もぐらもぐら」って、なに？

　娘はその後も何度も、同じ台詞を言い続けたのでした。

　ほんと、もぐらもぐらってなんでしょうか？　

おててえほん、再び

　娘が新たな「おててえほん」を読んでくれました♪

　昔々あるところに、お母さんがいました
　お母さんはかぶを見つけました
　お母さんはかぶを食べました
　　　（しばし沈黙して、考える）
　ぐるぐる回してよかったね
　おーわーり

　今回も思わず笑ってしまう、お話でした。
　まだ二歳なのに、即興でよく考えるものです。脈絡はないですけどね(^o^)

　ただこの展開、プーさんのラビット繋がりではないかと思っています。
　かぶは「プーさんといっしょ」の、ヤマアラシさん登場回。「かぶ泥棒を探せ」っていうサブタイトルだったかな？　あれでヤマアラシさんは、かぶのスープを作るんですよね。
　そして家にある絵本では、ラビットがにんじんのスープを作っていまして、娘はそれに憧れておままごとでスープ作りをよくやっていました。
　おままごとセットを入れていたバケツを、大きなスプーン（サラダ用）でぐるぐる回すんですよ。

　この二つが結びついての話だと思うのですが……どうでしょ？

胎児記憶には、遅かった？

　今更ですが、子供に胎児記憶を訊くという、かつての野望を思い出しました。
　娘は充分によく話しますので、覚えていれば問題ないはず。
　セオリーどおりに、湯船の中で「お母さんのおなかにいたときのこと、覚えてる？」と訊くと、なぜか恥ずかしそうにする娘。
　もう一度訊くと、また恥ずかしそう。
　三度目でようやく、答えてくれました。

「動いてた」

　え？
　たった一言？

　普段、うるさいぐらいに喋るのにどうしてこんな肝心のときだけっ！

「どんな風に動いてたの？」
　とさらに尋ねると
「こんな感じ」
　と、足を前に向かって力をこめて伸ばしてました。体がＬの字になるポーズです。

　その後もっと詳しく聞こうとすると、娘はなぜかわたしの乳首を攻撃し出して、思いっきりつねられたりエライ目に遭いました。赤ちゃんの時のこと、思い出したのかな？
　その後全然教えてくれないしさ。

　胎児記憶を訊くには、やっぱり遅かったのでしょうか？
　遅くなって訊くと、恥ずかしがるって話、聞きますもんね。