猫ちゃんと節約したい独り身おばさんの暮らし

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やる気ないパートのおばちゃんの暮らし

ムーミン童話全集 小さなトロールと大きな洪水

2019-11-23 09:12:00 | 図書館で借りた本
トーベヤンソンさんは戦争の
時代を生きました。
ムーミンの童話はほのぼの
幸せストーリーではありません。

常に不安や、大変な状況
にあったりします。

処女作のこちらはヤンソンさんが
出来が良くないと言って躊躇して
後ほど30年遅れて出版されます。

音楽ファンの偏った表現で
すが、勢いのあるバンドが
メジャーデビューして、
今まで聞いたルーツの
曲の良いところや、
自分の今できる
最大限の力を発揮して
なんの憶測もなく素直に
作った
ファーストアルバムの様な
感じです。

実際そういうアルバムに
良いものが多いです。

訳者のあとがきも素晴らしく

自由と責任
ムーミンたちの生き方を表す
特徴です。

自分と違うものへの思いやり、
自分が自分であることの喜び、
どんな苦しい時でも自分に
対する信頼

ムーミンは成長しているのです。

このお話にも少し猫ちゃんが
出てきます。
そしてトーベさんの写真にも
抱っこした黒猫ちゃん?の
姿が。

かなりの猫好きさんです。










平気で嘘をつく人たち  Mスコット ペックさん、森英明さん訳

2019-11-23 08:44:00 | 図書館で借りた本
虚偽と邪悪の心理学

この本でいう邪悪な人は

自分には欠点が無いと思い込んでいる
罪悪感や自責の念に耐える事を
拒否する

他社をスケープゴートにして
責任を転嫁する

対面や世間体のためには人並み以上に
努力する

他人に善人だと思われる事を強く
望む

誰でも一つは当てはまるし、
自分って悪いなあと思うことも
あるし、嘘もつく。
邪悪な面は誰でもあります。

著者の精神科医のスコットさんは
かなり手強い邪悪な患者さんと
の体験を書いていますが
正直まじで?!と思ってしまいます。

そして子供の頃の経験がかなり
尾を引いてると書いてあり
なるほどなあと思いました。

そして邪悪の犠牲になるのが
子供。
大人になって人生をゆがめ
傷つける。

いかに親の愛情が大切か本を
読んで実感します。

ベトナム戦争の集団の邪悪さについて
も書いてあります
著者は軍医として戦場にいたので、
かなりリアルです。

悪とは醜いもの。
安っぽさ、下卑た寂しさがある
もっとも不健康な人間である
精神的にも破壊する結果となる


ではどうすればいいか?
それは邪悪だよと他人を指摘
するよりまず許す事。

これがなかなか難しいです。
分かっていても自分の感情を
優先してしまう。

それが出来なければ極力避ける。 
悪を悪で成敗しない。

この本を読んで邪悪と言うものを
理解してどう行動すれば良いか
考えてみるのは、幸せな
人生を送るのに必要かもしれません。