昨日もアドラー心理学の話をしたのですが、この手の話はとても説明が難しく、
「課題の分離」という考え方も、心理学というよりはとても哲学的ですよね。
字面だけ聞いても何のことやらさっぱりですw
「課題の分離」は、簡単に言うと「自分は自分、他人は他人と割り切ること」だと理解しています。
他人が何をどう感じてどのように行動するかは、自分にはコントロールできない(変えられない)ことなので、
そのようなコントロールできない「他人の課題」に対して、あれこれ思い悩む必要はないのです。
どうにもならないことをいつまでもクヨクヨ考えるより、
「自分はどうしたいのか、どうするのが一番良い方法なのか」を考えることのほうが大切なのです。
そして、自分がそういう選択をしたことに対して、
他人がどのような評価を下すかについては「他人の課題」なので、
全く気にする必要はない・・・
これが「課題の分離」という考え方です。
まぁそうは言いつつも、家族だとか親しい友人に対しては情もありますし、
ついつい自分のことのように熱くなって、あれこれ口出ししたくなるのです。
親しくなるのは喜ばしいことですが、お互いが気持ちよく過ごせる距離感を保つのはなかなか難しいですよね。
甘えも出てきますし。
だいたいこの距離感を間違えて踏み込みすぎると嫌われるのです。
私はコミュ障なのでやってしまいがちなのですが(泣)
相手を理解しつつ見守るということがいかに大変か思い知らされます。
実践するのはなかなか難しい「課題の分離」ですが、知っているだけでも心がラクになれるのかなと。
以前みたいに自分も他人もごちゃごちゃに考えてしまう癖はなくなったように思うのです。
主治医の先生に言われた「考えることをやめる」ことが少しは理解できたのかな?
そう思いたいこの頃ですw