まさに奈良名佛・・・というか1500年に渡り、伝え護り続けてきた素晴らしい仏像の数々。
この二日間は、地元奈良の定期観光バスを利用して、昨日2月27日飛鳥地方は、大神(おおみわ)神社、聖徳太子ゆかりの橘寺、飛鳥寺、石舞台古墳、今日28日は浄瑠璃寺、円成寺の国宝・大日如来坐像をすぐそばから舐めるように拝観した。
とにかくこの11日間、いわゆるプチ『古寺巡礼』というのをしているわけだが、昔は『古寺巡礼』だなんて、ジジババがするもんだ〜・・・なんて、思っていたが、確かに自分がジジイになってしっかり『古寺巡礼』しているのが笑える。
前回も言ったが、名佛は撮影禁止なのでどの寺がどの仏様であったか?ごちゃ混ぜになってしまい、もう何が何だか分からない?・・・スイスに帰ったら購入した本や、絵ハガキや、パンフレットを参考に再巡礼もまた楽しからずや。
バス観光で一緒になった人の中には、御朱印を集めている人が結構たくさんいるようで、あちらこちらの寺を訪ねてはそれを集めるのを楽しみにしているようだ。
私といえば、無言でひたすら観音している仏像たちを観ているうちに、円覚寺の居士林や僧堂でひたすら坐る生き仏の修行者等の姿がよみがえり、そういえばこれ等の禅寺にはそれほど名の通った仏像はなかったような気がするが、それは正真正銘の生き仏の育成にこそ力を入れている禅寺だからであったことを今になって認識する。
『古寺巡礼』という枯淡な趣味も悪くないが、それが『己自究明』につながる『己自巡礼』に昇華することこそ、これ等の名佛は、私達に祈願しているに違いない。
浄瑠璃寺・・・だったかな? 猫に案内された馬骨図
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