拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

  馬骨ゆえに坐骨かよ!

2025年02月10日 | 娑婆惰罵駄(シャバ・ダバダ)

  いや〜・・・なんというか、『生還しました!』と言うと大袈裟だが、気分的にはそんな感じがする・・・今日2月10日。

 

  帰国旅行という、私たちにとって7年ぶりのこの旅行を半年前から計画して楽しみにしていた矢先の出発を控えた2週間前

  私は、あまりの腰痛に、救急病院を訪ねレントゲンを撮り、薬を頂いたが、一向に効かず、2日後に再び救急病院を訪れ再診

  腰痛は『坐骨神経痛』と診断され、それなりの薬を処方してもらい、MRI検査も手配していただいた。

 

  なんせ、約一週間のあいだ、私は横になって眠ることが出来なかった・・・。

  相方と一緒の寝室では、片時もじっと寝ていられない私は互いに気を使うし、サロンの簡易ベッドにもなるソファで悪戦苦闘してすごした…。

  身体をベッドに横たえるいかなるポーズも、最初はともかく、数十秒後には耐えられない痛みがやってくるのだ・・・。

  色々なことを考えるが、『馬骨ゆえに坐骨かよ!・・・』っていう、いつもの駄洒落風(ダジャレ)罵(ののし)りをリフレインさせ約一週間を乗り切った。

  横になって眠れないものだから、ベッドに向かって座り肘をついて少し寝ては夜が明けるのを待ったのだ・・・。

 

  じつはその間、生まれて初めて、中国鍼灸を2回施術体験した。

  鍼灸に関しては私はまったくの素人ではない。一応、鍼灸・マッサージの免許皆伝だ。(といってもペーパー・アキュパンクチャーである)

  その私からみても、スイス在住25年、腕前にかなりの自信を持った中年のその中国人先生の施術は、本場中国を感じさせる良い施術であった。

  ただ、その場では寛解するものの、20分後にはもとに戻って、相変わらず私はびっこを引いて歩かねばならなかった・・・。

  まぁ、こうやって繰り返し治療を受けながら少しずつ良くなるということはわかるが、料金を考えるとそう何回も行けやしない。

 

  考えてみると15年前の引越屋時代に、右側坐骨神経痛に罹って痛い思いをした。いまでも右足の中指、薬指の感覚が薄く、明らかに違う。

  あの時も医者はMRIを撮って、『あなた、引越の仕事は無理ね・・・』と言って、薬とフィジオの手配をしただけで、『えっ、それだけ』と思ったものだ。

 

  薬やら2回の鍼灸、それに風呂に入浴というのも案外よく効いたのか、今日あたり急速に回復。寝室のベッドで寝返りもほぼ自在になってきた。

  で、明日は先週予約していた。ステロイド注射をする日なのだが・・・、まぁ、先生にどうすべきかお聞きしてから、決断することにした。

 

                 なんせ、4日後に出発だに・・・!

  

 



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