我々がスイスを出発する数日前、私の日本人の古い友人が『美味しい饅頭を腹一杯食べてきて下さい・・・』とSNSしてきた。
崇高なる我が帰国の意図について云々するならともかく、『饅頭』とは、なんと失敬な奴だ・・・と憤慨しながらも、同時に、食い意地の汚い私の本性がとうの昔に見破られていた事を、皮肉を込めて言われた気がして、忸怩たる思いをしたが、ふだん観音とか悟りとか言っている一方で、私の深層には、じつは饅頭系(大福も含めた)に対するドス黒い欲望が渦巻いていることを私は薄々自覚はしていたのだ。
これまでは、スイスに住んでいるのだから、無いものを望んでも仕方ない・・・という、諦めの境地にあったのが、一旦帰国することが現実を帯びてくると・・・、私は自己の内奥にあるドス黒い饅頭への熱い思いが、我ながら怖しい…と思うほど鬱積していたことを知るのだ。
かくして私は、着いたその日に奈良で有名な中谷堂のきな粉餅3個をペロリと平らげたのである。饅頭というものは実に怖しい食べものである。
それとスイスと日本の住宅事情(ことに暖房)のあまりの違いに、仰天した我々は急遽日本ではほぼ絶滅危惧種に近い『綿入れ半纏』を購入の図
さて、これからが私の崇高なる帰国意図にのつとった旅計画の一端をご披露となる。
仏教伝来は538年だったそうだが、私にとっては今現在であることを、只ひたすらこの仁王様で目認することであったので、それを実現してみせた図
この像を見た時、あゝ漢字在菩薩・・・と思った図
深淵なる『悟り』については、すべて佛語・漢字方程式に込めてあるから解読せよ!
あとは、『 私に任せなさい‼️』・・・との事の図
まあ、観音、観光としては、まずまずの日和であったかナ。
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