
来日した厳しい表情の天野之弥事務局長とIAEA査察団の技術スタッフ
IAEA事務局長『情報提供もっと早く、多く、正確に』
国際原子力機関(IAEA・本部ウィーン)は、『事態は非常に深刻』であるが、『日本からの迅速かつ詳細な情報が提供がされていない』ので、直接担当者と直接会って情報を収集する必要があるとして、トップの天野之弥事務局長が18日福島第一原発事故の情報収集のために来日した。
ウィーンに戻り次第、特別理事会を開く予定。
今後は国際原子力機関職員をしばらく東京事務所に常駐させ、日本政府との情報連絡にあたらせる。
また、天野之弥事務局長に同行したIAEAの放射線計測チーム(査察団)は18日深夜からでも都内を皮切りに福島までの放射線計測を行う。
IAEAの技術スタッフが加盟国の日本に直接乗り込んで直々に放射線測定を行うのは異例中の異例。
出し惜しみして、なかなか情報公開しない日本政府に対して国際社会や国際原子力機関は、そうとう苛立っている模様である。
『IAEAが日本政府に正確で迅速な情報提供を要求』
国際原子力機関(IAEA)の18日来日した天野事務局長は海江田経済産業大臣と会談し、福島第一原発の事故について『重大で深刻だ』とした上で、正確で迅速な情報提供を求めた。
『原発事故はウィーンでも大変関心が高まっていて、重大な事故だと、深刻な事故だと認識をしている。多くの国はもっと詳しい情報をいただけないかと常にいっておりますので』
『重大で深刻だ』
『各国から迅速で正確な情報提供を求められている』
『多くの国は日本だけが取り組むのではなく、国際社会も連携して取り組んでいくべき問題だと考えている』
『早速、東京の放射線量の測定を行い、徐々に福島まで拡大していく』
『もっと早く、もっと数多く、もっと正確な情報がほしい』と 記者団に対して(IAEA)天野事務局長は訴えた。
『福島第1原発上空の映像を隠す政府』
東日本大震災:福島第1原発事故 米軍無人機の映像、日本政府が公開に慎重
日本政府が、米空軍無人偵察機「グローバルホーク」が撮影した福島第1原発上空の映像の提供を受けながら、公開に慎重姿勢を見せていることが関係者の証言で分かった。
米軍側は『あくまで日本側の判断』とし、提供した映像の公開を承認している。
無人機が搭載する高性能のカメラは『車のナンバーが読み取れるほど鮮明』(米空軍)で、映像は原発施設の内部状況をほぼリアルタイムでとらえており、専門家の分析にも役立つ可能性が高いという。
米空軍は日本政府からの要請を受け、グアムのアンダーセン空軍基地に配備されている最新鋭のグローバルホーク(翼幅約40メートル、全長15メートル)を震災の翌12日から、被災地周辺に飛行させている。
多量の放射性物質が検知されている福島第1原発上空では自衛隊機の飛行が困難なため、グローバルホークが24時間態勢で撮影。
衛星通信を介して映像を米カリフォルニア州の米空軍基地に送信し、日本政府側にも提供している。
だが日本側は、映像を保有したまま公開していない。
同米空軍基地では、米国の原発専門家らが映像を詳細に分析しているという。
(毎日新聞 2011年3月19日)
国土交通省は15日午前11時59分、航空法に基づき、東京電力福島第1原発から半径30キロ圏内の上空を飛行禁止とした。
ただし自衛隊などの航空機は対象外。
日本で飛行禁止措置がとられるのは、アメリカのオバマ大統領が来日した昨年11月のアジア太平洋経済協力会議などを含めて4例目である。
しかし、今回の様な半径30キロ圏内への高度を制限せずに全ての航空機の侵入を『無条件で禁止』したのは初めてで、まったく例が無い。
この為に新聞やテレビ報道で映される福島第一原発の映像は30キロメートルも離れたピンボケ写真しかないのが現状である。
http://www.youtube.com/user/JiJi
この動画を観ましたが破壊がひどく3号機、4号機の使用済み核燃料プールが現在どんな状況にあるのかわからないですね。
ただ爆風でプールの放射能水はかなり飛散しただろうと予想されます。
東電関係者は4号機では水面らしきものが見えたと言っているらしいのです。
しかしそれでは水素の発生が無い事になり一体何が燃えたのか、何が爆発したのか?
自然に消えたと言うがそれはなぜか?
使用済み燃料自体が損傷し火災が発生したのではないといいのですが。
NHKは全ての通常放送を止めて、総合と教育BS放送の2局の4波が全て同じ内容の映像を流していたのですよ。
何故NHK4波全てが同じ内容に成ったかの、説明は是非ともNHKの責任者には行って欲しいものです。
『一つ』で十分です。
同じにする合理的理由がなにも無く、まったく意味が無いのですね。
NHKは余程の予算不足なのか人手不足で、4つの放送を行う余裕が無かったのでしょうか。
余裕が有っても一つに統一して報道していたとしたら、
NHKは報道機関ではなくて、何かの情報隠しを行っていたか何かの宣伝をしていたことに成る。
いずれにしても実に腹立たしい。
これは,民放も同じでまったく変わらない。
同じ映像を繰り返し繰り返し流し続けていたのです。
私は最初からテレビをつけっ放しにして原発のニュースを探していたのですが、まったく無い。
偶に有るのは僅かに、『損傷は軽微で何事も無く自動停止した』だったのですよ。
福島第一原発は大丈夫と自称専門家の原子力の権威との触れ込みの東大系の大学教授が言っている最中に1号機が爆発炎上。
其れ以降もじわじわ悪化するにもかかわらず『大丈夫』『安心』を繰り返すばかりで、
大震災前の時点から現在の状況を正確に予想していた正しい学者や技術者は未だに放送には絶対出さない。
今でも相変わらず『想定外だった』などの無知無責任で非常識な政府や電力会社の男めかけ学者だけに喋らせているのです。
此の頃は『ただちに健康に影響が出る値ではない』『直ちに健康に被害は無い』を繰り返すが、放射線被曝では確かに、『ただちに』被害が出る事は無いのですね。
ところが3年前の怪しいイギリスの印象操作の疑惑のある『リトビネンコ暗殺事件』に対する報道は正反対。
その事実をみんなが忘れたとでも思っているのでしょうか。
これは飲食した直後に影響が出たと日本や欧米のメディアは大騒ぎしていたいのですね。
放射能の被害は、基本的に『リトビネンコ暗殺事件』のようには短期に症状がでないのです。
船に雪のように死の灰が積もった第五福竜丸でも日本国内に寄港するまでは乗組員全員が無事だったのですね。
イギリスの印象操作疑惑『リトビネンコ暗殺事件』
2008年02月01日 | 軍事、外交
ところが今はマスコミが放射能の安全性を言い募り、私の方がこれに異議を唱えているのですから3年経って立場が180度正反対となっています。
私達は、3月11日から12日昼までの無責任で嘘ばっかり。真実を隠し続けたマスコミの発言内容を決して忘れては(許しては)いけないでしょう。