逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

福島県の小児甲状腺がんの爆発的発症で日本全体が茫然自失「言葉を失う」

2013年06月11日 | 政治

『ご臨終の日本のマスメディア』

『戦争の最初の犠牲者は”真実”である』とは、1945年9月に外国人記者として初めて現地長崎市入りして原爆投下の被害を確認したシカゴデイリーニュースの記者G・ウェラーの有名な言葉であり、見事に『真実』(報道)の核心部分を突いている。
この言葉は、『報道とは何を意味するのか』との根本的な問に対する、恐ろしい答えなのです。
2011年3月11日の東日本大震災時に起きた福島第一原発事故でも矢張り、放射性汚染物質の『最初の犠牲者は”真実”である』事実を日本中の一般市民が身に染みて知らされている。
信用や権威があるマスコミや政府が嘘八百を恥ずかしげもなく垂れ流す。
原発事故発生から2年3ヶ月後の6月5日。とうとう日本国のマスメディアが完全に死んでいることが発覚している。
東京電力福島第1原発事故による放射線の影響を調べている福島県検討委は17万4千人分目を出したが、チェルノブイリ原発事故の被害を遥かに凌駕する、目を覆う凄まじい数字である。
ところが日本のマスメディアは完璧に無視しているのです。

『北朝鮮核実験騒動の2月13日』

今回の、『甲状腺がん12人』は明確な間違いで、正しくは『確定』12人と『疑い』15人の合計数の、『27人が甲状腺がん発症』が正しい。
前回2月13日の『3人確定、7人疑い』の発表では、毎日新聞だけは、他とは違い『疑い』とは細胞診の陽性の意味で、『8割の確率でガンである』と報道していた。
検査精度が8割なら『確定』の3人だけではなくて、『疑い』の7人中5~6人が発症数にプラスされる。
毎日新聞の報道は、最終的には3万8千人の検査で検討委の『3人発症』の発表はインチキ(姑息な偽装)であり、『実数は3倍増である』と言っていることになります。
(実は、検査精度が8割なら細胞診で陰性と判定された66人も決して完全な白では無い。
5人程度の偽陰性が含まれているので、最終的な甲状腺がんの発症数の合計は3+6+5で最大14人に増える)
福島県の健康管理調査検討委員会の責任者である福島県立医大の鈴木真一教授は『細胞診検査の精度(確率)は9割』と明確に答えていた。
『8割』との毎日記事は明らかに『意識的な誤報?』だったのである。
検討委の真っ赤な嘘を庇った印象操作の類で、毎日新聞は少しだけ報道のダメージを軽くしたかったのだろうが、まさに大悪党小悪党が跳梁跋扈する魑魅魍魎の闇世界である。
熟練者なら95%以上、『ほぼ確実』な精度なので目の前の真実は、報道よりももっと恐ろしかったのである。

『マスコミ各社の報道姿勢』

今年二月時点では一番真実に近い、摩訶不思議な報道をしていた毎日新聞は6月5日夕刊や6日朝刊は報道せず、やっと二日目に短く報道するヘタレぶり。
残念ながら、真実を報道して『世間に警鐘を鳴らす』との姿勢が完璧に消失している。
あまりに凄まじすぎる数字(福島県の現実)に、完全に怖気付いたのです。
共産党機関紙赤旗は素早く6月6日に報道するが、社会面の一番最後に小さく、なるべく目立たないように(読者が気が付かないように)配慮して書いている。
『甲状腺がん新たに9人 福島の子ども』とのタイトルの6月6日付け赤旗記事では、
『東京電力福島第一原発事故当時18歳以下だった子どもの甲状腺検査で、新たに9人にがんが見つかったことが5日明らかになりました。福島市内で開かれた福島県の「県民健康管理調査」検討委員会で明らかになりました。新たに甲状腺がんが確認されたのは2011、12年両年度の検査を受けた9人。これまでの検査で判明した3人を含め、計12人。このほか、15人が疑いのあるケースとされました。対象者36万人のうち、これまでに約17万8000人が受験しました。』(全文)
と間違いだらけの手抜きお粗末記事を書いているだけ。
こんな短い記事の中に、大きな間違いが幾つも含まれているのですから情けない。
その後の後追い報道も解説も何もなし。
本来なら第一面で、世紀の大スクープとして取り上げるべき最重要記事である。
ところが、赤旗編集部はヘタレであるだけではなくて大嘘つき。脳みそが完璧に腐ってる。
極右の安倍晋三政権の姑息すぎる悪事を見抜けず、真っ赤な嘘を平気で赤旗で垂れ流す共産党本部の無残。
今の赤旗は政府の悪質だが見え見えのお粗末な嘘八百が見抜けない大馬鹿者なのか。
それとも日本の共産党は自民党政府の悪事を庇っている大悪党なのか。
真実は二つに一つ、何れかである。
真実がどちらであっても、本来なら絶対に有り得ない(有ってはならない)驚天動地の未曾有の出来事ですよ。
正解が何れにしても、意味不明の完璧な末期症状で組織としてはご臨終状態である。

『挙国一致の大政翼賛会のマスメディアの悲劇』

日本国のマスコミは、全員で必死になって悪い真実を隠しているのですが、隠して隠せるなら隠蔽工作も意味がある。
ところが今回は無理である。
1986年のチェルノブイリでは政府が必死になって隠したが4年後の爆発的な発症で今までの誤魔化しが暴かれる。福島でも同じで時間が経過すればもっと悪くなり必ずばれるのです。
ほんのわずかの時間、叱られるのを先送りしているだけ。
政府とかマスコミの今の態度とは、寝小便で濡れた布団を隠す幼稚園児レベルの判断ですよ。
一番不思議なのは本来タブーを無視して告発する立場の赤旗(共産党)で、これでは共産党は決して勝てないばかりか存在意義自体がない。
70年前は社民政党を含む全ての政党が国家の危機を理由にして挙国一致、大政翼賛会に参加して大日本帝国を滅亡させた。
ところが今回もまったく同じで、共産党を含む全ての組織が挙国一致なのですから日本国の無条件降伏(滅亡)も間違いない。

『福島県の甲状腺検査の「最大の謎」は、検査人数の実数』

福島県健康管理調査検討委員会は、責任者の鈴木真一県立医大教授が『がんの確率9割』と認めているのに、一般向け(マスコミ)発表では『疑い』とカウントして実際の『発症数』を数分の一に小さく誤魔化していた。
ところが、最大の謎は『発症数』ではない。
実は、検査した『人数』である。色々調べたが正解がさっぱり分からない。
本当は何人の子供の甲状腺を『検査し終わった』のだろうか。
民主党政権下の去年9月に、甲状腺がんの最初の『一人目』を公表した時には、検査人数は『36万人である』と発表していた。
ところが去年11月に『二人目の小児甲状腺がん発症』を、『一人目である』と無理やり言い張って、突如野田佳彦が自民党に大政奉還(自爆解散)して仕舞う。破れかぶれにしても発表が無茶苦茶である。
この時の調査人数は全数の4分1以下の8万人にまで激減していた。
『8万人』とは野田首相の下手くそな洒落で、嘘八百と福島県の子供の人数36万人との掛け合わせだったのだろう。
全てのマスコミは例外なく『8万人で一人目』の嘘八百だった。
地元新聞も8万人だったが、発症数だけは二人目と他とは違い正しく報道している。
この福島の地方紙と全国紙の違いは、福島県民が2ヶ月前の小児甲状腺がんの『一人目』を忘れているはずがないので当然である。何の不思議もない。
野田佳彦はチェルノブイリより悪い調査結果に怖気付いて、自ら政権を放り出したのである。
それなら全数の検査は、突然の衆議院解散の時点ですでに終わっていたと考えて間違いない。(野田佳彦が政治家なら最終的な開票結果が分かるまで敗北宣言は出さない)
去年末の総選挙では、民主党はまるで勝つ気がない無気力相撲を演じて自民党の安倍晋三に政権を禅定している。
新しく成立した自民党政権は今年2月、2011年度分であるとして『3万8千人で3人確定、7人疑い』を公表する。
二年も経って全数の10分の1では話にもならない馬鹿話。
今回は増えたが、それでもたったの17万4千人である。
極右の安倍晋三政権は、日本国民が全員頭が空っぽで目が節穴だとでも思っているのだろうか。
これ以上に腹立たしい話はない。

『福島県の甲状腺検査は12の観察項目のうち4項目を省いたスピード重視の粗悪品』

住民説明会では、検査を委託されている県立医大は日本乳腺甲状腺超音波診断会議が作成したガイドブックの12項目の『高い精度の検査だ』との真っ赤な嘘を強弁していた。
しかし追及され真実を語っている。
検査責任者の鈴木真一福島県立医大教授は『短時間の1次検査では見る必要はないと考えた。』事故当時18歳以下の子供は約36万人に上り、『検査のスピードアップのために省略した』と認めている。
大きな病気がないかどうか簡単に見るだけの内容だった。
福島県が行った2分程度の簡易検査なら医師一人でも半年程度で可能なので、それなら当然去年9月『一人目の小児甲状腺がん発症』を発表した時点の検査人数36万人の公式発表の『数字』は正しいと推測出来る。
それ以降の少ない検査人数が可笑しいのである。
今分かってる全体の数字は凄まじすぎるので、何とか7月の参議院選挙を終わってから発表したい。
そうしないと安倍自民党は去年末の民主党の壊滅的な大惨敗の再現になるので選挙後まで待つつもりなのでしょう。
何れにしろ時間の問題である。真実は隠せない。

『伝説のストリッパー、ジプシーローズの真似』

今の日本は敗戦の真っ只中であり福島県は地獄なのか。資料を当局が出さないのでさっぱり分からない。
原発事故が発生したのは2年3ヶ月前であり、政府が収束宣言を出してからでも1年半も経っている。
福島県の行った甲状腺検査とは鈴木真一教授が言うように短時間で36万人を調べる杜撰なスピード検査である。
未だに全部は終わっていないと言い張る今の福島県当局が異常。悪質極まる真っ赤な嘘なのである。
36万人分全部を明らかにしないで、今回のように一部分ではまともな議論がそもそも成り立たない。
開票が半分では当落は予想の範囲であり『確定』ではない。
今の政府とか福島県などの行う調査結果の発表ですが、全部を丸ごと開帳するようで開帳しない。
これでは周りの観客が今か今かと期待して、全員固唾を飲んで見守るのだが見せそうで見せない。少しずつ少しずつ脱いでいき、なかなか大事な局部を見せなかったストリップティーズの元祖ジプシーローズの再来である。
真面目な市民のイライラが募るばかり。
全体は見えないが、何とかして真実の隠そうとする政府や福島県のよこしまな動機は丸見えなのですから腹が立つ。

『危機管理のイロハのイ、悪い情報の全提出による早期の総決算』

致命的な不祥事の発生時の危機管理の鉄則は、今の福島県とは正反対に『悪い情報は最初に全部出す』ことに尽きる。
悪い事を少しずつ『小出し』にすると必ず批判や反発は倍加して収拾がつかなくなる。
解散した雪印乳業や船場吉兆などの悪例が示す通りで、悪い情報を出し切らない(一部を隠す)と企業や組織が存立出来なくなる。
今の政府やマスコミは危機管理の鉄則に真っ向から反していて最悪、最低。最も良くない対応で笑い話にもならない。
これでは将来の組織の崩壊は避けれないのですから不思議である。
わかっている調査結果の全部を出さないで小出しにする理由は、今の福島県(日本)は危機管理云々どころでは無くなっていて、もはや手遅れ。
日本の崩壊は最終局面に入っていて、目の前の現実が想像以上に極限まで悪い。
政府や福島県がジプシーローズの真似で小出しにしているのではなくて、福島第一原発事故の現実が目も当てられない程悪くて、『出したくても、出した後の大騒動が怖くて出せない』のです。

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11 コメント

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あまりにも (ちくわ)
2013-06-09 21:20:08
この国の現状はあまりにもひどすぎて、言葉を失います。もっとちゃんとしたコメントをしたいのですが、本当に怒りが湧くのみで言葉にならず・・・申し訳ありません。
返信する
2012年と2011年の合計特殊出生率の県別比較データ (現田石)
2013-06-10 00:16:45
現田石です。統計数字発表関連でひとつコメントします。
厚生労働省は実はおなじ6月5日、2012年の合計特殊出産率(1人の女性が一生に生むこどもの数に相当)が1.41で、前年から0.02ポイント上回ったと発表しました。これは、6月6日前後に各新聞で報道されました。(毎日新聞東京本社版は、6月6日朝刊一面)

2012年と2011年の合計特殊出生率の県別比較データは、厚生労働省HPなどから得られます。これを加工して増加率順(前年度比)に並べてみました。

表5 都道府県別にみた合計特殊出生率
都道府県 平成24年(A) 平成23年(B) A-B (A-B)/B
島根 1.68 1.61 0.07 0.04
宮城 1.3 1.25 0.05 0.04
奈良 1.32 1.27 0.05 0.04
富山 1.42 1.37 0.05 0.04
栃木 1.43 1.38 0.05 0.04
高知 1.43 1.39 0.04 0.03
東京 1.09 1.06 0.03 0.03
石川 1.47 1.43 0.04 0.03
和歌山 1.53 1.49 0.04 0.03
福井 1.6 1.56 0.04 0.03
神奈川 1.3 1.27 0.03 0.02
沖縄 1.9 1.86 0.04 0.02
岩手 1.44 1.41 0.03 0.02
静岡 1.52 1.49 0.03 0.02
長崎 1.63 1.6 0.03 0.02
秋田 1.37 1.35 0.02 0.01
全国 1.41 1.39 0.02 0.01
茨城 1.41 1.39 0.02 0.01
新潟 1.43 1.41 0.02 0.01
山梨 1.43 1.41 0.02 0.01
滋賀 1.53 1.51 0.02 0.01
北海道 1.26 1.25 0.01 0.01
埼玉 1.29 1.28 0.01 0.01
福岡 1.43 1.42 0.01 0.01
徳島 1.44 1.43 0.01 0.01
岐阜 1.45 1.44 0.01 0.01
長野 1.51 1.5 0.01 0.01
愛媛 1.52 1.51 0.01 0.01
広島 1.54 1.53 0.01 0.01
千葉 1.31 1.31 0 0.00
愛知 1.46 1.46 0 0.00
三重 1.47 1.47 0 0.00
大阪 1.3 1.3 0 0.00
兵庫 1.4 1.4 0 0.00
山口 1.52 1.52 0 0.00
香川 1.56 1.56 0 0.00
佐賀 1.61 1.61 0 0.00
熊本 1.62 1.62 0 0.00
鹿児島 1.64 1.64 0 0.00
宮崎 1.67 1.68 -0.01 -0.01
鳥取 1.57 1.58 -0.01 -0.01
岡山 1.47 1.48 -0.01 -0.01
大分 1.53 1.55 -0.02 -0.01
山形 1.44 1.46 -0.02 -0.01
群馬 1.39 1.41 -0.02 -0.01
青森 1.36 1.38 -0.02 -0.01
京都 1.23 1.25 -0.02 -0.02
福島 1.41 1.48 -0.07 -0.05

全国の特殊出生率が、前年から0.02ポイント上回ったという報道はいろいろなメディアで見かけましたが、福島県は0.07ポイント下回ったという報道は、私は不幸にして見かけていません。機関紙赤旗はどう扱っているでしょうか。
返信する
日本の人口の4割、国土の3分の1 (宗純)
2013-06-10 09:41:19
ちくわさん、コメント有り難うございます。

福島第一原発事故で放出された放射性汚染物質は政府の発表ではチェルノブイリ原発事故の10分の1程度であると発表されている。
成層圏まで吹き上げる大爆破を起こしたチェルノブイリに比べて福島の爆発規模は10分の1以下、汚染した半径も10分の1以下の狭い範囲です。
半径が10分の1なら面積は100分の1ですよ。
単純計算でも日本の福島は10倍汚染しているのです。しかも事故直後に全員疎開させた旧ソ連とは大違いで、日本がメルトダウンを認めてレベル7のチェルノブイリと同じ原発事故だと認めたのは2ヶ月も経ってからであり、この時には住民は大量被曝していて、
それなら、少し考えれば今のようにチェルノブイリの被害のケタ違いに悪い日本の現実は当然です。
まったくの予定どうりの展開ですよ。
昨年1月に放射性物質の水漏れ事故を起こして運転停止し、三菱重工業製の蒸気発生器に設計ミスが判明した米カリフォルニア州のサンオノフレ原発が廃炉に追い込まれたのですが、
サンオノフレ原発の反対運動で、菅直人元首相が
『一時は日本の人口の4割が、国土の3分の1から避難する可能性も考えた。こんな事態は戦争でしか起こりえない。原発を使わずに暮らせる社会をつくるしかない』
と福島第1原発事故を説明すると、会場は水を打ったように静まりかえった。
日本国内では真実が喋れないがアメリカでは菅直人は本当の真実を語っているのです。
返信する
AKB48の選挙 (農婦)
2013-06-10 10:59:49
この国に、危機感を覚え不安になっている人々、何も感じる事無く明日を夢見る人々。同じ国民ですよね。明日に地獄の様な現実が訪れるかも知れない。その前に皆に知れる事無く命を奪われてしまう人々。この国には感情も知性も何もかもうしなわれてしまったのでしょうかねー。リーダーとなっている方々の知性に疑問です。?知性なんて要らない。体を張ってぶつかって行くバカさに欠けて居る様にも思えますが、メディアが私達国民をバラバラにし、日本を亡国へ導いて居るのではないでしょうか?どこかの報道人が思い切って私達国民を救ってくれる事は無いのでしょうか。
返信する
チェルノブイリとそっくりの福島の特殊出生率の推移 (宗純)
2013-06-10 14:21:09
現田石さん、コメント有り難うございます。

面白い資料ですね。
矢張り毎日新聞は日本では一番良心的です。
今年2月時点で『疑いとは細胞診の陽性のことで、ほぼ小児甲状腺がん発症』との驚愕的裏情報をばらしたのは、日本では唯一毎日新聞だけだった。
今回も横並びで6月5日の福島県の驚愕情報を報道しなかったが、せめてもの罪滅し、
悪事の穴埋めの善行ですね。
他は赤旗を含め、全く報道していなくて、大本営発表を恥ずかしげもなく垂れ流していたのですから情けない。
ただ、毎日新聞の6月5日『2012年の合計特殊出産率』の報道ですが、これは東京限定で、他の地域にはまったく報道されていません。
これは橋下徹が飛田の売春弁護士だった過去を暴いた記事が、東京限定で他には何も無しだった例とそっくり同じ。
一口に毎日といっても、いろいろの種類があるのですから油断も隙もない。
原発事故の翌年、福島県の2012年の合計特殊出産率が1.41 から1.48 に-0.07 ポイント低下したが、
これはチェルノブイリ原発事故後にベラルーシやウクライナで低下した数値と完璧にぴったり一致しています。
当時は順調に人口が増加していたのですが、原発事故の1986年に2・09あったベラルーシは十数年後には1・2まで低下、
事故から7年後の1993年をピークに劇的に人口が減っている。
日本は、全国平均では0.02ポイント上昇したが、大震災の直接の被害のあった岩手は0.03で五割増し宮城は0.05なので2・5倍、
間接的に大騒動になって被害を受けた東京 が0.03といずれも大きく増加している。
普通の大災害では終わると宮城や岩手、東京のように必ず、増える傾向があるのです。
世界大戦の終了後のベビーブームは今でも団塊の世代として社会全体に大きな影響を与えた。
ところがDNAを傷つける放射性物質による大災害では逆に合計特殊出生率 は大きく低下して、人口が激減している。
今の福島県ではチェルノブイリと全く同一の現象が起きているのです。


返信する
誰が事実を伝えるのか (ブルーはーと)
2013-06-10 17:44:39
メディアがどれほど無責任で冷酷かを、実感する今日このごろです。
メディアはこうして日本を陥れて来たのですね。関東大震災時の朝鮮人虐殺と言い、侵略戦争と言い、メディアの罪は計り知れないものがあります。
こうなったら宗純さんたちの大切な情報を、自分で周囲の友人知人に伝えるしかありません。地味パワーさく裂ですが、口コミやささやかなマイ・ブログで・・・。
中国にいて気になるのは、日本国内のどれくらいの人たちが、こうした情報操作に意識的であるかということです。中国が情報操作大国だと思っていたら、なかなかどうして日本も負けていませんね(^_^;)
返信する
可哀そう。。。 (Saito)
2013-06-10 23:11:38
こんな投稿を見つけました。ネタは日刊ゲンダイの記事で、ブログの執筆者は内科のお医者さんです:

「ラドンを毎日120万Bq吸入する日本の首相と、ラジウム水を毎日7万Bq飲んで4年で死んだ米国富豪」
http://onodekita.sblo.jp/article/69200814.html

読後の感想は「可哀そう」の一語です。もちろん、そんな首相に率いられた日本国民の方が、言葉に尽くせないほど可哀そう、なんですが。。。

アベ氏については、いろいろ評価があるようですが、単に無知というか、xxなのではないでしょうか?誰か親身の方、たとえば、お母さんとか、親戚の恐いおばさんとかが「やめなさい!」と止めてあげてくれないか、と思います。
返信する
デジャヴ (宗純)
2013-06-11 14:59:00
農婦さん、コメント有り難うございます。

唖然呆然。
日本が1945年の敗戦に向かって全員でまっしぐらに暴走していた当時を彷彿させるような成り行きには、呆れるやら、腹が立つやら。
誰ひとりも『このままでは駄目だ』と言わない。
全員一致で『同じこと』を喋ているのです。ところが、全員が何か可笑しいとは気がついている。呆然となりながらも何かが間違っていると心の中では真実を知ってる。
敗戦以前に、薄々全員が真実を知っていた。ところが、全員で隠蔽していたのですよ。
情けない。
日本国の場合、特に問題は知識層であり、一般市民と違い正しい情報を知る立場にあり、事実を知っていた。
知識層は本来なら警鐘を鳴らず役目があるが、周りの空気を読んで、真実を語らなかったのですね。
極少数の集まりでは真実を語ったかもしれないが、大勢に向かっては正反対のことを喋ていたのです。
日本国では70年前には唯一共産党だけが真実を語って投獄されたが、いかんせんあまりに人数が少なすぎた。
今回は前回の敗戦時よりももっと悪く、共産党までが自分の役目を忘れたのか、周りの空気を読んで挙国一致の大政翼賛会入りを決めたようです。
これでは日本の悲惨な敗戦は目の前であり間違いないでしょう。避けれません。
返信する
日本の限界集落としての護憲左派村の無残 (宗純)
2013-06-11 15:46:43
ブルーはーとさん、コメント有り難うございます。

gooで『福島県の小児甲状腺がん』の言葉で検索したら、何とこの逝きし世の面影ブログの記事が上位10位以内に三つもヒットする有様。
あまりにも日本国の現状が情けないので愕然としています。
私以外では他には誰も、類似記事を書いていないのですよ。
この『逝きし世の面影』は広く読者を獲得することを目的としたものではなくて、その真逆。
5000字から10000字の難解な長文でブログを読みに来た人に読解力だけではなくて耐える心と体力を要求して、読者を選別するという無茶苦茶なブログなのです。
わざと困難を設定しても、嫌がらせにもめげずブログを読みに来て頂いているのですから有難い話であるが、一日に数千人程度ですよ。
これでは70年前の戦争に反対した共産党の話と同じで、世の中の大勢には何の影響もないでしょう。
この逝きし世の面影ブログがgooの検索上位を占めている現状は、悲惨としか言葉がない。
他の人が誰も、恐ろしい真実を書かないのです。
ここで大きな疑問が湧いてくる。
護憲左派のブログの諸氏は、福島県で今起きている悲惨極まる現実を知らないのか。
知っているが、優先順位として低いとして無視しているのか。
それとも恐ろしすぎる現実に震え上がり、『無かった事にする』ことに決めたのだろうか。
何れにしろ愚かすぎるでしょう。右翼の無知は笑えるが左翼の無知は最悪で間違いなく滅びる極悪である。
返信する
極限の悲惨は、笑いになる (宗純)
2013-06-11 16:26:14
Saitoさん、コメント有り難うございます。

これはもう日本人としては笑うしか方法がないでしょう。
昨日の毎日新聞では安倍晋三の人物像の特集を行っていたが、中学生になってからでも寂しい時はなついていたお手伝いさんの女性の布団にもぐり込んでいたことが紹介されていた。
安倍晋三は成人してからも理想の母親像を求めていたとの記述もある。
『単に無知というか、xxなのではないでしょうか?』
光市母子殺害事件の少年死刑囚の無残と同じ種類の色情狂でないとしたら、間違いなく極度の知恵遅れ、
この少年死刑囚ですが父親の凄まじいドメスティクバイオレンスで母親が自殺するが、遺体を最初に見つけたのは少年だった。
不登校になった原因も『側にいないとお母さんが自殺する』との理由だった。母子ともに父親から暴力に曝さるるが唯一の精神的逃げ道がセックスだったらしいのですね。「あなたの子供を産んであげる」と母親が少年の布団に入ってくる。
差し戻し審でのドラえもんの四次元ポケットも弁護団の創作ではなくて真実の少年の姿だった。あれは何の間違いも無かったのである。
母子相姦については精神的虐待であるとして少年の再審請求が出されています。
両方の親からの虐待に対して少年は、自ら精神の発達を止めることで辛うじて心の平安を得ていたのでしょう。哀れである。
大金持に生まれた安倍晋三も、実は光市事件の少年死刑囚と類似した幼少期だったのかも知れませんが、ユーモア作家の井上ひさしが指摘しているように、究極の悲惨は間違いなく笑いにつながる。
井上ひさしが生きていたなら可哀想な安倍晋三を題材にして爆笑小説を書いてくれるでしょう。残念なことです。
返信する

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