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ポジティブな私 ポジ人

映画「クルードさんちのはじめての冒険」

テレビ番組の深夜枠には、時々知られざる名作映画が放映される事がある。

学生の頃には映画雑誌を常時購入し、映画作品のリサーチを欠かさなかった私だが、最近はすっかり“王様のブランチ”のLiLiCoさんから映画情報を仕入れる様になってしまった。

3年前だったと思うが、いつもの様に週末深夜帯の番組欄をチェックしていると、BS欄に地味な題名を発見。
「クルードさんちのはじめての冒険」
この題名から想像すると…

○単館系映画
○北欧等、あまり日本では馴染みのない国が作った作品
○地味だが良質のストーリー

普通だったらこんな作品のはずだけど。
よくよく見ると、アニメ作品とある。
どんな映画なんだろうと思いながら、あまり期待せずに予約録画をセットした。

録画したこの作品、私は全く知らなかったのだが、とんでもない傑作だった。
録画して本当に良かった。これを観ずしてこの世を去ったら、正に一生の不覚だった。

これまで5回ほど観たが、何度見てもとても笑って泣ける、素晴らしい作品。
年代を問わずに観られる、お勧めファミリー映画だ。

録画した作品は字幕版だった。
声優は、
ニコラス・ケイジ (コン・エアー)
エマ・ストーン (ラ・ラ・ランド)
ライアン・レイノルズ(デッド・プール)
と豪華な俳優陣だ。

内容は、ザックリと紹介すると、
原始時代の洞窟に住むクルード一家が、青年ガイと出会い、大規模な地殻変動で様々な災害に遭遇しながら、時にはぶつかり合い、時には力を合わせて困難を乗り越えて行くハートフルコメディーだ。

2013年ドリームワークス制作のCGアニメーションだが、日本公開は残念ながら無かったようだ。

この作品の見どころは、原始と言う誰も見たことの無い遠い遠い昔の地球の景色を、大変美しい色彩で描いている所と、見たこともない奇想天外な植物、生物たちが多数出てくる所。
そしてダイナミックな画面構成、登場人物たちの生き生きとした動きと表情の豊かさも。
さらに、最大の見どころは普遍的な家族の絆。
国は違っても、家族の思い、絆は万国共通のものであるということを痛感させられる。

この映画を家族みんなで観ると、壮大で不思議な人類の旅をみんなで楽しむ事ができる。
観終わったあとに、家族の会話も盛り上がるのじゃないだろうか。

それにしても、この題名
「クルードさんちのはじめての冒険」

“はじめてのおつかい”的な、おとなしいイメージ。地味すぎる。
(この私の不満、多分作品を観た後にみなさんに共感いただけると思う)

例えば、日本人には原始時代と聞くと直ぐに連想される、
「はじめ人間ギャートルズ」みたいに「はじめ人間クルード」とか、せめて、“はじめての冒険”部分を変えて
「クルードさんちの大冒険!」とワクワクする様な感じに題名設定できなかったものか。

ネーミングのセンスの悪さがとても悔やまれる。
題名も作品の一部。
観る前から、題名でもワクワクさせて欲しかった。

続編も出来て海外では上映されたようだが、日本では公開されない様だ。残念。
続編の原題は
“THE CROODS A NEW AGE”
仮題は
「クルードさんちのはじめての冒険2」
DVDは出るようだが、劇場で観たかったなあ。

100人100様、好みも様々だと思うけど、私はこの映画が大好きなので、多くの人に知ってもらいたいと思いご紹介した。




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