23歳の二児の母が癌で余命2ヶ月と宣告される。彼女は誰にも言わずに、死ぬまでにしたいことを10書き出し、一つずつ実行していくという切ないお話。
観なかったのは、あらすじが辛すぎたからだ。
23歳は若すぎる。生きたいのに生きられない。幼い子供が二人もいるのに。考えただけで、胸が張り裂けそうだ。
前置きが悲し過ぎる話になってしまったが、「死ぬまでにしたい事」、自分もそろそろ真剣に考えてみようかと…。
娘と話していて「何かやりたいことないの?」と聞かれた時に、一生懸命考えて、「サーフィンやりたいな」と思った。それが一つ。
それと、本当はピアノを弾けるようになりたかったのだった。
小学1年生の時に、そう思って親に訴えた。当時はピアノは大変高価な物だったし、6畳二間のアパートには到底ピアノなんか置けない。それで、オルガンを買ってもらい、オルガン教室に行かせてもらった。
その頃の私は非常にせっかちで気が短かった。練習して「徐々に上達する」ということが待てなかった。地道に練習するから難しい曲も弾ける様になるということが分からない、頭の悪い子だった。
教室に何ヶ月も通わないうちに、薄っぺらい一冊の楽譜も弾き終わらないうちに、教室をやめてしまった。
結局、買ってもらったオルガンでまともに弾けたのは、後になって自分で練習した「むすんでひらいて」の伴奏と、当時誰でも弾けた「猫ふんじゃった」くらいのものだ。
父に「お前は何でも飽きる三日坊主だ」と叱られた。
絵画教室も行ったが、そここそホントに3日くらいしか行かなかった。
父に呆れられ、その後は習い事をしたいと言っても「お前は3日で飽きるから」と却下されてしまうようになったのだった。
「子供の時にかなえられなかった夢をもう一度」と思う人は結構いるらしく、大人のピアノ教室も最近盛んだ。
先日散歩で通りかかった個人のレッスン教室は30分4,000円!いやー、無理だ。とんでも無くレッスン料が高い。
楽譜見ながら自己流で頑張ったほうが良さそうだ。
そして、三つ目は英語。
20歳頃に英検2級だけ取得した。英検2級は高校卒業程度の英語力と聞いていたので、それだけは何とか取ったものの、実際の英会話となるとおぼつかない。
その後、何十万円も払って、英会話教室へも行ったけれど、結局ものにできず。得たものといえば、ほぼ「外国の人と話してもドキドキしなくなった」という事実だけだ。
You Tubeに英会話に役立つ動画が沢山あるという事を以前娘から聞いて、現在活用中。毎日欠かさず聞いていれば、少しは進歩出来るのじゃないだろうか。今年いっぱいやってみて、12月末にどの程度になるか挑戦中。12月の結果で、自分に自信が持てるといいな。
1.サーフィンを一度やってみたい
2.ピアノを弾けるようになりたい
3.英会話をペラペラ話したい
以上が私の
「死ぬまでにしたい3のこと」
いやいや、待てよ。余命宣告受けた人じゃないんだから、慌てることもない。それにここまで長生きして、好きな事を好きなだけしてきているのだった。
取り敢えずこの三つの中で、一つだけで良い。
「死ぬまでに成し遂げたいこと」
英会話だけだな。
あとの二つについては、またいずれの機会に…来世でもいいや。