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ポジティブな私 ポジ人

億劫の芽を摘む

年々何をするにも億劫になって来た。
今日は4月の初めの土曜日。毎年ジョギングを開始する日だ。

4月4日に札幌市の積雪がゼロになったとニュースで流れてから、ああ走らなきゃと思っていたのだ。

外に出かけない日が2日続いていた。すっかり怠惰になり、やたらとお菓子に手が出る。
先週出かけた折に、信号の変わり目にちょっと走ったら、おしりが揺れた。やばい!相当体重が増えたようだ。今週からお菓子を少し制限し始めたのだった。

今朝起きて窓の外を眺めると、ジョギング日和の晴天だ…走るか…。

先ずは、コップに半分の水をゆっくり飲む。
それから、意を決して体重計に乗る。恐ろしくて、ずっと乗れなかった。
体重は予想通りだった。昨年の一番痩せていた猛暑の夏の頃より5キロほど増えているけど、例年のこの時期で比べると、2キロほど増えた程度。
続いて表示された体脂肪率は、初めて見る数字が示されていた。

体脂肪率、34.5%!

数字上は立派な肥満体。これは…おしりは揺れたけど、見た目にそれほど脂肪が付いていないことを考えると、内臓脂肪が蓄積しているかも…由々しき事態だ。行かねばならぬ、行かねばならぬー!ジョギングコースへ。

いつものお気に入りのトレーニングウェアに着替えて、軽く準備運動をして家を出た。

豊平川の河川敷は護岸工事も終わり、防護ネットも外され、重機の姿もない。川べりの雑木が除かれ、川面がよく見えるけど、「小鳥が来なくなるじゃん」とちょっと不満。
そう思いながら走っていたら、2羽のハクセキレイが、絡まるように戯れながら飛んで来て、一羽が近くの芝生にランディングした。
恋の季節かな?いいね。いや、それとも縄張り争いなのかな?
 
ひばりの声も左手から聞こえる。声の方へ顔を向けると、土手にちょこんと胸を張って止まっていた。鳴きながら空へ垂直に上がって行く姿も見られた。

まだ、ジョギングをする人もほとんどいない静かなコースで、小鳥たちに今年も迎えられたことを嬉しく思いながら、コースを折り返す。

運動不足が祟って、もはや太ももに疲労が感じられる。

太陽に照らされた、ミュンヘン大橋の大きな影が河川敷に横たわる。それをゴールにして、無事日陰に飛び込み終了。

あぁ、やっぱり走るって気持ちいい!

かなりゆっくり走ったつもりだったけど、ほぼ例年通りのタイムで安心した。
河川敷から階段を登る時、太ももの疲労はピークに達したけれど、満足感が心を満たす。

姿勢を正して胸を張って歩く。キャップで顔が見えない事をいいことに、「老人じゃあ、ありませんよ」とでもいうように。いや、キャップじゃ隠しきれない、びんの白髪でバレバレだ。

今年もちゃんと踏み出せた。意思の弱い私が、何とか自分のおしりを叩きながら、ジョギングを継続させる事ができた。スタートさえ出来れば、また今年も雪が降るまで続けられる。
ジョギングは、今年で6年目に入った。







コメント一覧

ポジ人
@duchsparadise 足元が不自由なのは大変ですね。雪がほぼない地域にお住まいで、まだで良かったです。
私の友人は氷にちょっと足を取られただけで、足首を骨折しましたから。私も雪道は気をつけてます。

雪が溶けて、今日は気温も19度と高く、気持ちの良い一日でしたよ。
duchsparadise
「走れる」ってのがいいですね。
私は10年位前、車から降りるのに、新品の「滑り止め」に気づかず、ターンして、足首だけが残り「ビミョーに」靭帯を伸ばしていらい、走れません。

重ねるように、同じ足首を骨折、ヤブ医者が矯正して、やや曲がってくっついたらしい。

もう一度折ってやり直そうかと言われて、逃げ帰りました(;´д`)トホホ

以来左側をかばって歩いているせいか、気づくと左へ左へと傾いちゃいます。

そんな体ですから、歩行者信号が点滅していたら、次青になるまで待ちます。

若い頃はね、黄色でも走り抜けてたのにね。ビートタケシが「みんなで渡れば怖くない」と言っていた頃です。そうだそうだと笑っていた頃から思うとすっかりオバアサンです(;^_^A
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