Tの時間

なんでもない日常のできごとや思いのなかで・・

旅日記 1993年6/7 ~ 6/9

2021-04-17 14:40:08 | 旅日記

6/4~6/6 の記事は既に『元伊勢』にてUPしているので割愛します

若狭の国から永平寺へ

6/7~6/9

琵琶湖を離れて若狭湾へ
若狭の国一の宮の若狭姫神社・若狭彦神社に参拝
ご祭神はトヨタマヒメの命、ヒコホホデミの命
社務所で「塩乾る玉」「塩満つ玉」の二つの玉の入ったお守りをいただく
ヒコホホデミの命は「海幸彦、山幸彦」のお話の山幸彦のこと
龍宮で手に入れた潮の干満を自在に操れる玉
神社のご神紋にもなっている
思いを飛ばして神話の世界にかいま浸る
早めに宿に入り
翌日はどこへも出かけず部屋で一日を過した

次の日三方五湖レインボーラインを走り梅丈ケ岳展望台へ
素晴らしい眺めにしばし時を忘れるほど
心の底までじわーっと浸透して潤い満たしてくれた

永平寺
生憎と補修工事の最中で雑然としていた
それにしても大きい
山門 仏殿 法堂 僧堂 大庫院 浴室 東司
これらの七堂伽藍以外にも多くの伽藍がある
閉門の1時間くらい前に着いたのでゆっくり拝観することはできなかった
でもずーっと抱いていたイメージとは大きく異なり
少し失望感を味わった

神社を廻っていていつも感じるのは
神社の杜にはある種冒し難い空気があるということ
確か西行法師の作だったと記憶しているのですが

「なにごとのおはしますかは知らねどもかたじけなさに涙こぼるる」

という伊勢神宮を参拝したときの有名な歌がある
神社には大なり小なりそう思わせる何かがあると思う

永平寺にも似たような空気を期待していた
言うまでもなくお寺と神社は違うということは理解しているつもり
失望したのは工事中だったからなのか
多くの参拝客でごった返していたからなのか
とにかく残念に思った
いまはどうなのだろう・・・

2004年5月20日(木)


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