書道をしよう

Reisinより書道の魅力をお伝えします

没後120年 ゴッホ展

2010-11-20 | 趣味
こんにちは Reisinです

木曜日、書き初め展の作品を無事出品し、
気分すっきりで週末を迎えています。
昨日は午前中用事があり、1日有給休暇をいただいておりました。
そして、念願の「ゴッホ展」に行って参りましたーーーーー

   


私はゴッホの絵が大好きです。
青や黄色等の比較的鮮やかな色彩で描かれる風景画や植物、
自画像の眼差しに目を奪われます。

ちょうど今年の夏、国立新美術館で同人書作展が開催されている期間中に
国立新美術館でオルセー展が開催されていましたが、
ゴッホの作品はわずかということもあり、今回のゴッホ展を心待ちにしていました。

しかし、開催されるとなると、日本では必ず人が入るといわれるゴッホ展。
連日メディアでも取り上げられるように、すごい混雑の様子で、
もしかして見に行けないかも… と思っていました。

日本で有名な美術館の作品が来るとなるととにかく混雑しますよね。
海外の美術館ではあんなことにはならないのに… 

決められた期間中しか目に出来ないと思えば、
私と同じような人たちが日本中に居る訳です。
好きな作品をじっくり見たいときに、後ろの人に押されたり、
雑音で集中出来なかったり、結構美術館の混雑は残念な感じ
そのため、久しぶりの平日休みだったので、
「絶対、ゴッホを見に行くぞぉ~」と決めていました。


希望通り、入口で待たされることなく会場に入ることが出来ました。
普段はあまり音声ガイドを聞くことは無いのですが、
混雑して説明書きが読めないかも、ゴッホだし説明も聞いてみよう と
500円を払って音声ガイドもGET!


今回のゴッホ展、本当に素晴らしかったです
感動してあまりに食い入りすぎてコンタクトがカラカラになりそうでした。

ゴッホが画家として活動していたのはわずか10年。
1890年に37歳という生涯を終えたことを考えると、
私が好きな『アイリス』(1890)や『灰色のフェルト帽の自画像』(1888)、
今回は来ていませんでしたが『ひまわり』や『星降る夜』も
画家人生として最終章の頃のものです。

今回、まず入り口を入ると初めに飾ってある2枚の絵
『秋のポプラ並木』(1884)と『曇り空の下の積み藁』(1890)

『曇り空・・』は一目でゴッホの作品とわかりますが、
正直、『秋のポプラ並木』はゴッホの作品とはほど遠いイメージの作品でした。

わずか数年の間にこうも違う作品になるものか。

パンフレットにあるように
「最初期の作品と比較することにより、ファン・ゴッホの中に潜む一貫性と、
僅かな期間のあいだに彼が成し遂げた大きな進展との両方を明示するため」
という主催者の思惑にまんまとはまりました。


私が知っていたゴッホの作品はほんの一部で、
知らなかった初期の作品は
繊細で緻密で、ゴッホの集中力や息遣いが目に浮かぶようです。

農民や労働者を描き続けた初期の作品は、
木炭や黒チョークで書かれているため暗い印象ではありますが、
力強さがあり、信念を伺い知ることが出来ます。

ミレーといった尊敬する芸術家たちの作品を模写することにより、
自分の理想の作品に近付こうとするひたむきな姿勢を感じることが出来ます。

現実から目を離さなかったゴッホの生き方と作品は、
私の心に強い印象を残しました。

夢と希望を持ち、絵を書き続けたゴッホの心が壊れ、
療養施設に入ることになりますが、
そこの庭を描いた『サン=レミの療養院の庭』は
黄色い建物と庭の緑と白い花が美しい、
とても精神を病んでいるとは思えない明るい作品と思いました。
『夜のカフェテラス』に少し似ているかなとも思いましたが、
今回見た中でも三本の指に入るReisinお気に入り作品です。

生存中にはたった1枚しか売れなかったゴッホの絵。
弟テオはその才能を見抜き、生涯兄を支えるわけですが、
自殺と言われている最期は残念でなりません。

あ~ どうして誰も生きている間にその才能に気づいてあげなかったのー


今回のゴッホ展は、
理想を持ち続け、勉強し続けたゴッホの作品に触れることで、
自分の生き方とか、取り組み方を考えさせられました。

2200円を払って購入したこちらも



飾って見るだけでなく、よぉ~く読んで
“なんちゃってゴッホファン”と言われないよう、勉強したいと思います。


最後になりますが、私の自宅トイレに飾られている唯一のゴッホを掲載し、
書道の記事ではあまり見られない長文となりました記事を終わりにしたいと思います。



お付き合いいただき、ありがとうございました
ゴッホ展、国立新美術館での開催は12月20日までですよ~ 是非




遅くなりましたが・・ 書道展行ってきました PART2

2010-11-15 | 書道
こんにちは Reisinです

書き初め展の作品締め切りを土曜日に控え、
最後の悪あがきをしているReisinです
困りました~ イマイチ、納得のいく作品が書けません。
時間もありません


すっかりご報告が遅くなりました。

今月3日に足を運んだ「遠藤雪飛展」
1枚だけ写真をとっていましたので掲載します。



真ん中の黄色の作品は、雪飛さんが野菊をイメージして書かれたという作品。
実際は、写真より黄色がもう少し落ち着いた色だったと思います。

この作品は「菊」の文字が様々な形で表現されています。
沢山の「菊」の文字が、主張しすぎず、バラバラでありながら、
うま~くバランスが取れていて、
私だったら、きーーー ってなってしまいそうな、
根気がないと書けない作品ですね~

見ていて飽きない作品でした。

この作品は、今度韓国の作品展に持参されるそうです。
韓国ではどんな反応が見られるでしょうか。

日本人でも感想、反応は様々。
そして文化や価値観が異なる異国での反応は想像し難いものでしょう。

芸術 ― 書だけでなく、絵画でも、彫刻でも、
100人いて100人が気に入ってくれる作品なんて、ほとんど無いのだと思います。
ピカソを見て絶賛する人もいれば、全く価値がわからん という言う人もいる、
それが現実です。

それでも誰かが「私はこの作品は好きだな・・」なんて足を止めてもらえたら、
とっても幸せなことですよね。


韓国での成功をお祈りいたします。


11月14日は埼玉県民の日

2010-11-14 | その他
こんにちは Reisinです

今日は埼玉県民の日。
埼玉県民でなくなってから早11年も超えましたが、
毎年11月14日になると、「あ、今日は埼玉県民の日だ」と思います。

何でしょうね。幼い頃の記憶は強烈です

大人になってからは、会社が休みになる訳でもないので、
あまり嬉しいこともなかったのですが、
子供の頃は楽しい祝日でした。いろんな特典がありますからね。

調べてみたら、なんと 私が生まれた年に
11月14日が「埼玉県民の日」に定められたのだそうです。
(あ~~~ 年がばれる

驚き

埼玉県という名前が出来てちょうど100年たったその年に
埼玉県の日を作ったということだそうですが、
自分がそんな節目の年に生を受けたというのはなんだか嬉しいです。


そして時が経ち、随分と大人になってしまった自分が
生まれた土地を離れ、子供のころには全く想像出来なかった生活を粛々と送り、
当たり前のように、食事をし、仕事をし、眠りに落ちる毎日。
沢山の人と出会い、影響を受け、成長してきた日々。
とても不思議な感じがします。
今こうして元気に生きてることはすごいことだなぁ~


東京と埼玉なんて、お隣同志でそんなに遠くはないけれど、
埼玉県民の日の今日は、とっても故郷を温かく感じます



今夜の大河ドラマ「龍馬伝」で
龍馬が土佐に帰って家族に再会するシーンも見たから
余計に故郷っていいなと思っている節もあり・・・

横浜市開港記念会館にて

2010-11-07 | 趣味
こんにちは Reisinです
気持ち良いお天気で週末は終わりました。

昨日は、横浜で遊ぼう と思っていたのですが、
今度の土曜日に予定している書道教室のお手本書きがまだだったのを思い出し()、
結局、直接演奏会会場である横浜市開港記念会館へと向かいました。


みなとみらい線「日本大通り」駅から徒歩1分、
地上に出て交差点を渡ると目の前に開港記念会館がそびえ立っています。

私は初めて中に入りました。

1917年創建の開港記念会館。
長い歴史を感じさせる入口、中に入ると教会を思わせるような厳かな雰囲気。
ここで、ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・ピアノの4名の演奏会が始まりました。

過剰な演出は無く、4名が奏でる音色だけが胸に響きます。
アルゼンチン音楽家アストル・ピアソラから始まり、
2曲目はがらりと雰囲気が異なるロベルト・シューマン。

クラシック音楽を掛けながら家事をしたり、
時には書を創作しながら とながら聞きはしているものの、
あまりクラシックは詳しくない私。

シューマンの曲は初めてだったのですが、
ヴァイオリンの高音に思わず涙が出そうになるほど、
素敵な曲でした。

いただいたパンフレットにある「モダンであり、美しい」の言葉がぴったり

前半はお話もぼちぼち、
演奏中は緊張感あり、感動的な音楽の合間には笑もあり

休憩を挟み、後半は4名の渾身の演奏とも言えるブラームス。
すごい・・ これはいつまで途切れないのだろう なんて思ってしまうほど、
感動的な演奏が続きました。

音楽もスポーツだなぁ
あれは体力が無いと出来ません。
書道もそうなんですけど、音楽も文科系なんて言わせません って感じでした。

チェロの斎藤さんおススメのフランク・ザッパ、
私は恥ずかしながら初めて名前聞きました。(すみません、ド素人で
「好きすぎて話せない」 というご本人の言葉で、とっても興味が沸きました。
是非、今度探してみたいと思います。

ド素人の私は、変なウンチクは抜きに、
素直に一言「素敵な演奏会だった」の言葉で締めくくりたいと思います。


パンフレットによると、次回は

12月27日(日)@イタリア料理パネイラ(千代田線根津駅)で
大澤史郎さん・松尾嘉子さんのヴァイオリン&ヴィオラ年末ライブが、

斎藤孝太郎さんのチェロ公演が
11月14日(日)アンクルボーイ@吉祥寺シルバーエレファント
12月19日(日)@三軒茶屋グレープフルーツムーン
12月14日(火)には場所等詳細は未定、内田也哉子さんと朗読&チェロ演奏

とありました。


また足を運べるといいなぁ・・・
芸術の秋満喫のReisinでした


芸術の秋 ~音楽編~

2010-11-05 | 趣味
こんにちは Reisinです

今日も秋晴れの気持ち良い東京でした。
・・と言っても、日中は外出していないのですけどね(残念
窓の外を眺めて、気持ち良い空気を想像・・・・・


今週は、精力的にブログを更新しています


今日は、ちょっと書道の話題では無いのですが・・

9月に素晴らしい感動的なライブを見せていただきました『LE CHIACCHIERE』のメンバー、
大澤史郎さんと松尾嘉子さんが出演する演奏会が明日横浜で行われます。

またまた芸術の秋を堪能すべく、足を運ぶ予定です。

ご案内させていただきます


  
   (思い切り、畳みじわが…

  横浜市開港記念会館
   〒231-0005 横浜市中区本町1-6
   ℡:045-201-0708

  2010年11月6日(土)18:30開場 19:00開演
  前売 ¥2,000/当日 ¥2,500
  

前回のライブとはメンバーも異なり、演奏の内容もよりクラシックのようです。
横浜に行くのもどれくらいしばらくぶりだろう~
あまり横浜の地理には強くない私ですが()、
明日はお天気も良いみたいだし、ちょっと早めに出て、
秋の横浜を楽しむのも良し。


11月最初の土曜日は芸術の秋を堪能する@横浜 と題して楽しみたいと思います
迷子になりませんように。。。。

書道展 行ってきました!

2010-11-04 | 書道
こんにちは Reisinです

少しずつ、木々の葉が色づき始めています。
この前まで猛暑なんて言葉が飛び交っていたのに、
あっという間に秋も深まってきているのですね。

時間は進んでいる・・・・・


文化の日、どのように過ごされましたでしょうか。
私は予告通り、展覧会巡りをしてきました。

お言葉に甘え、会場の写真を掲載させていただきます


<第二回『墨水會書作展』>





せっかく素敵な作品が並んでいるのに、
作品が競い合うように多数飾られていたり、
大きすぎる作品が多かったり、
残念 と思ってしまう展覧会もあるのですが、

墨水會書作展の作品は、
作品どうしが邪魔せず、会場スペースと作品数、大きさがとてもしっくり合っていて、
会場に一歩踏み入れると、「わぁ~ 素敵」と言葉が自然に出てくるような
そんな気持ちの良い空間でした。

仮名交じり作品が多数出品されていたのですが、
「これ、好き」というものがいくつもあり、
大変勉強になりました。

今日の専門科の授業でH先生がおっしゃられた―“小作品ほど実力がわかる”

今回の展覧会で多数出品された小作品。
小さい画面上でどれほどの魅力を放てるか の勝負はごまかしが効かないものです。

この写真の会場のように、目のまん前まで近づくことが出来、
穴があくほど見つめられても逃げられない作品達。

そんな真正面から勝負しなくてはいけない展覧会において、
「これ、好き」なんて人に思わせるとは… 素晴らしいなぁ

沢山のお気に入り作品の中で、
2枚目の写真、右から2番目の作品 ―祈― は特にひきつけられました。
黒っぽい表具の作品、見えますでしょうか。
見えなかったら、是非会場で見ていただきたい。

書かれたご本人にも感動の思いをお伝えしたのですが、
この作品は「祈」の文字の魅力に加え、
表具がまたどんぴしゃ というくらいぴったりマッチしています。

絵を書いてイメージを表具師の方にお伝えしたら、
こんな風に出来あがってきたというので驚き

あんな風に自分の作品を作り上げていただけたら、感動で泣いてしまうかも。
表具師の方と自分の感性が一致すると、最高の作品に仕上がるのですね。



私はまだまだだな と実感させられると共に、
勉強することが山ほどある と身が引き締まる思いでした。
関心ばかりしていられませんね。
考えていても、上手くはなりません。
こうしてブログを書いているだけで昨日の作品達を思い出し、
感動しているだけでは上手くなりません。


血となり、肉となった感動を、作品に吹き込まなくては。



もう一つの作品展は、また後日。

あと一日、働かなくてはなりませんので、今日はこの辺でひとまず

書道展のお知らせ

2010-11-03 | 書道
こんにちは Reisinです

今日は文化の日。
お天気も良いし、今日は書道展のハシゴを予定しています。


一つ目は…




第二回『墨水會書作展』
 会期:2010年11月2日(火)~6日(土)
    11:00~19:00(最終日は15:00)※入場無料

 会場:Salon de G 中央区銀座6丁目4-6 646ビル 9階
    TEL:03-3571-5837
    ★地下鉄銀座駅C2出口より徒歩3分/JR有楽町駅銀座口より徒歩5分



二つ目は…



遠藤雪飛展 文字習習
 会期:2010年11月1日(月)~6日(土)
    12:00~18:00(最終日は16:00) 
 
 会場:ギャラリーミハラヤ
    中央区銀座1-4-6 紅雀ビル1階(並木通り)
    TEL/FAX:03-3564-4466
    ★JR有楽町駅京橋口より徒歩3分/地下鉄銀座一丁目駅5番出口より徒歩1分
     /地下鉄銀座駅B4出口(並木通り)徒歩3分



芸術の秋真っ盛りですね

自分が所属する団体の作品展には足を運ぶ機会も多いのですが、
他にも刺激をいただける作品展も多く開催されています。
多くの作品を見ることが自分の血となり、肉となり?
次のステップへのヒントを与えてくれることと思います。

私もいつか個展を開催できるよう頑張ります

細楷、再挑戦!

2010-10-24 | 書道
こんにちはReisinです

木曜日に提出を断念した細楷作品。
週末もう一度取り組んで、納得いく作品が書きあがりました。




先日用意していた作品は字形は90%気に入っていたのですが、
自分でもちょ~っと線が細いなぁ と思っていました。
案の定、授業中にクリアファイルに挟んでいた作品を見たH先生がその点を指摘。
欧陽詢の臨書としてはもう少し太細を出した方が・・と。

そうですよね。そのとおりです


今回は面相筆から変え、太細もつけることができました。
この作品、玲芯の右隣辺りにある「斬」の字が気に入っています。
30文字の作品で、私が一番重要だと思ったのが、この「斬」の縦線。
ややそり気味で、最後は勢いよく抜かない。溜めて、でも止めるのでない線。
提出候補三作品が残ったのですが、やはりこの写真の作品では、
一番「斬」の最後の縦線が欧陽詢のお手本の雰囲気にマッチしていたので選びました。



暗い気分の日曜日の夜。
満足な作品が出来たことで、気分は上々。

あとは、ぐるぐる回ってる洗濯機が止まって、
中身を乾燥機に移したら、ぐっすり眠れそう

早く終わって~  眠いよーーーーーー

書道で感動

2010-10-22 | 書道
こんにちは Reisinです


今日は予定通り、専門科の授業に行って参りました。

昨晩眠さと戦いながら書きあげた細字の臨書作品に雅印を押して持っていくのを忘れ、
「ま、いいか。提出してしまおう」と妥協したものの、
提出時に貼付する出品券も忘れていたことに気づき断念しました…

直前に慌てて書いたから神様が「提出しちゃいかん、もう一度ちゃんと書きなさい
って言っているのかなー なんて思ったり。

〆切までもう少し日にちがあるので、もう一回落ち着いて書いてみて、
昨日書いたものより納得いくものが書けたなら胸を張って提出しよう



さて。

今日は、授業の後、書き初めのデモンストレーションがありました。
提出〆切は11月中旬、前回に続き2回目のデモです。

T先生が角額作品、H先生の半切漢字作品と仮名交じり作品のデモだったのですが、
H先生の仮名交じり作品の書きぶりに思わず息を飲みました。

スタートから最後の一文字まで、
躊躇なく進められる筆先から感動的に繊細な線が生み出されました。
すべるように、流れるように、筆が一気に動き、
糸のように細い線の中に、
墨色を生かした深みある線を織り交ぜます。


神経が研ぎ澄まされた線というか、
呼吸というか、リズムというか、
なんと表現したらいいのでしょう、
言葉では表現出来ないのですが、
とにかく先生の筆先から現れる線と完成した作品に感動したのです。


今回使用されたのは、兎の口髭の筆。
こんな筆です。




私もこの写真のもので3本目です。
濃墨だとさほどではありませんが、墨色を生かした作品を書こうと思うと、
なかなか使いこなすのは至難の業。
一瞬でも筆を止めるとアッと言う間に墨の玉が出来てしまうのです。
細いだけの作品じゃ面白くないし、太くしたくても上手くいかない。
どうしたらいいんだぁーと泣きが入ることもしばしば…


今日のデモは、そんな迷いを払拭してくれるような、
言葉でなく、見て覚えろ 的な指導をいただいたと思います。

答えはわかっても、自分の技にすることは相当大変そうですけれど



先生のように
書く姿、完成した作品で人を感動させることが出来るようになりたいなぁ
と強く感じた一日の終わりでした







まいど!

2010-10-18 | 書道
こんにちは Reisinです

木曜日にようやく東京書作展の作品出品を終え、
気分はすっきり

金曜日には、人生初の「もつ鍋」を会社の後輩達と食べに行き、
にんにく臭さと共に土曜日の朝を迎えました
(初もつ鍋はまずまずの満足感。
ちょっと「何だろう… これ」っていう部分もありましたけど。)


そして、土曜日は冷蔵庫も寂しくなったので、久しぶりに築地市場へGO


東京へ引っ越して早や8年半。
築地市場へ買い物に行くようになってからも同じ位の月日が経ちます。
はじめは一人で怖々場内市場を歩いたりしましたが、
今ではてきぱき無駄なく場外市場をまわり、
45分程でリュックサックに4、5kgの肉・魚・野菜を詰めて、
市場を後にします。

多少の浮気はあるものの、
大抵の場合、決まったお店を効率良く巡ることにしています。
魚は勿論、肉類や野菜もほぼ行くお店は決まっています。

顔を覚えられると変なものは買わされないし、おまけだってしてもらえます。
私が鮭を買う時に必ず行く鮭専門店のお兄さんは、
黙って毎回消費税分値段をおまけしてくれます。
八百屋さんのお姉さんもなにかしら一つ最後に野菜をおまけしてくれるし、
お得意さんになると良いことが沢山あります。

そして一番足を向けたくなるのは、店先に到着し、お店の方と目が合うと、
『まいど!いつもありがとうございます』と声をかけてもらえるのがとっても心地よいから。

名前も知らない、月に一度行くか行かないか程度の私の顔をちゃんと覚えてくれて、
笑顔で『まいど!』って言ってもらえるなんて。
なんだか人と人とのつながりを感じる『まいど!』なんですよ。

  


ただ、一カ所だけ、毎回牛肉を買いに行くお店の方は、
私の顔をまったく覚えておらず、寂しい思いと共に、
<いつか、絶対『まいど』って言わせて見せる…>なんて思ってしまいます
悔しいけど、そこのお肉を食べたら他のお店で買う気が無くなった位、
ステーキ肉が美味しいんです…(くーっ
また次回も行ってしまうーーーー



冷蔵庫も潤い、
私の心も『まいど!』の言葉で潤って。

築地市場様様です


10月10日は、元体育の日

2010-10-10 | 書道
こんにちは Reisinです

三連休の方も多いと思いますが、如何お過ごしでしょうか。
東京は今朝まで生憎の雨でしたが、午後からは爽やかな秋晴れとなりました。

東京書作展出品作品の創作が思うように運ばず()、
夢にまで書けなくて苦しんでいる姿が出てくるほど、
産みの苦しみを味わっておりましたが、
昨晩にはなんとか形になり、ほっと一安心のReisinです

今回の作品は、仮名交じりにしよう と心に決めていたものの、
イメージの作品が書けず、やっぱりいつもの漢字作品にしてしまおうかと
浮気心が働いたのですが、イマイチ手元にある墨の色も悪く、
漢字作品にも自信がありませんでした。

ちょっと書いてみて書けなかったからといって諦めてもよいのだろうか
そんなMな私が囁き()、
楽して書いたものでは成長しないだろうな、
お金を出して出品する意味がないじゃないか、
と一人気分を盛り上げ、挑戦してみました。


結果、完成した作品は、仮名交じり作品。
2つの違う作題材を何枚か残し、最終どれを提出するかはこれから決めることにします。
まだ、写真は掲載出来ません・・ 後日
往生際が悪い私は、また書き足してしまうかもしれませんので。



今日、10月10日は"元"体育の日。
体育の日が10月10日でなくなってから随分たったような気もしますが、
いまだに10月10日がくると「あ、体育の日だ」と思ってしまいます。
連休が増えたのは嬉しいことですが、
連休を作るために祝日を変えてしまう という発想もすごい。
(もしかして、すでに10月10日が体育の日だった ということを知らない世代も増えている

今度は、春や秋の連休が地域毎に変わるかも という案も出ていますが、
もちろん渋滞が減るように、とか他にも理由はあるようですが、
私はやっぱり混んでるからこそ、連休 気分が盛り上がるような気もして、
あまり賛成出来ません。

連休だからバラバラに住んでいる家族が集合出来たり、
普段会えない遠方の友人にも会えたり。
ますます地域ごと、核家族ごとの行動になってしまわないかと思ってしまいます。
有給休暇を取得すればいい!日本人は休まないから休ませるためにも・・ 
なんて言っていた番組もありましたが、理想と現実はなかなか難しい気もします。
地域で休みが違うから、休日出勤する人が増え、
かえって休みが少なくなる人も多いのではとも・・

色々な立場の人の色々な思惑が渦巻いているようで、難しい問題ですな。


…ともかく。

明日はほんとの体育の日
ちょっとだけでもいいから、健康について、運動について、
日ごろの生活を振り返り、体を動かしてみませんか。

昨日は夕方より、スポーツクラブで、
ボクシングエクササイズとパワーヨガの2コマクラスに参加したら、
あまりの疲労にまったく役立たずになってしまった・・
という悲しい体力を実感したので、
二十代に負けない体を作るべく、努力あるのみ

爽やかな秋の気候に感謝して、実のある祝日にしましょう わーぃ



年賀状レッスン

2010-10-03 | 書道
こんにちは Reisinです

昨日の書道教室は予告通りいつもの半紙四字書きと、
年賀状に挑戦 を行いました。

昨日は残念ながら、3名が体調不良等で欠席。
気温の急激な変化で、体調を崩されているようです。
皆さんも気をつけましょう。


前回掲載した写真は生徒さんへの年賀状のお手本として
書いていたものですが、
あまり難しすぎず、でも味がある、
そして、手書きの良さが出るようなものを書いてみました。

実際、細い筆を使ってシャラシャラと平仮名で書いたものは、
生徒さん皆が「おもしろい」「可愛い」「これいい
との声があがったものの、
書いてみると「これ無理」「全然書けない」との声に…

(↓これがその作品)



この作品で使用している「理」の印は、
実は消しゴムにカッターで掘って作った消しゴムハンコです。
日本教育書道藝術院に入学して間もなくの頃、
まだ一般コースに在籍していた時だと思いますが、
授業で作りました。

年賀状や葉書等、もちろん、普段使っている雅印を押印するのも良いですが、
手軽で、渇きも早い消しゴムハンコは大変便利です。
昨年は、生徒さんがお稽古している最中に、隣で私が作って差し上げました。

今年は生徒さんも増えましたので、また追加で作ってプレゼントの予定です


最近は、筆を利用した年賀状も書籍で沢山紹介されています。
なかなか自分で作るというのは難しいものですが、
自分の好きな作品を真似する 
というところから始めてみてもよいのではないでしょうか。

是非、来年の年賀状は一筆動かしてみる はどうでしょうか


もう年賀状・・

2010-10-01 | 書道
こんにちは Reisinです

もう、2010年も4分の3が終わってしまったぁ~

10月。神無月です。

今週土曜日の「大人の書道教室」お稽古は、
いつもの半紙4字書きに加え、
今月来月の2回は、年賀状の練習も行います。

来年は「卯」年。

私の父、6回目の年男です。





なんか、干支って、「うさぎ」なんて言うととっても可愛く聞こえるけど、

私「丑(うし)」なんです とか
私「亥(いのしし)」なんです なんていうと、
一気に って感じで、

とっても不公平だと思うのは私だけじゃないですよね・・・


LE CHIACCHIERE ライブ

2010-09-25 | 趣味
こんにちは Reisinです

台風もあっという間に過ぎ去り、
東京は青い空を真っ白な雲が勢いよく流れています。

肌寒くて目覚めた方も多かっただろう土曜日の朝。
「げーっ… 何着たらいいの!?」「長袖ってどこだっけ!!!」

急に気温が下がって、どんな服装をすればよいのかパニックになる私
きっと、同じ光景が沢山のご家庭でも繰り広げられていることと思います。


さて。


先日のBlogで「ライブに行ってきます」と書きましたが
感動的に素晴らしかったー


LE CHIACCHIERE

とは、イタリア語で「おしゃべり」を意味するのだそうです。
おしゃべりあり、素敵な演奏ありの大大大満足の2時間半でした。

ヴァイオリン&ヴィオラ&ピアノ&パーカッション&和太鼓
という珍しいセッション。

スタートの1曲目から、
心の準備が足りなかった…と反省するくらいの「どっかーー ん」
とくる迫力の演奏。

メンバー5名皆で演奏したり、
ヴァイオリン&ヴィオラ&ピアノ3名だけだったり、
パーカッション&和太鼓の組み合わせだったり…

私は昔からコンサートとか、ライブとか、
音楽の世界に熱くなったことが無いんです。

私世代のジャニーズで例えるならば、
マッチと、としちゃんと、よっちゃん の誰がいい?
とか、
やっくん、もっくん、ふっくん誰がいい?
とか言われても、
「別に誰でもいいんだけど…」と答えるような人間でした。

そんな私が、涙が出そうになるほど感動的なライブ
知っている曲も沢山出てきて、
その場にいた皆さんが楽しめたはず。

最後の「おおの」?「おーの」?「オーノ」?
「大野」?(どれでもいいけど。)は
ルパン三世と太陽に吠えろ のアレンジで、楽しかった~

その前のミッションインポッシブルのテーマもドキドキしたし、
しっとりのアヴェ・マリアも涙が出そうになったり。

まさに生きたパワーをいただくことが出来ました。

和太鼓やパーカッションはあまり目にすることも、
ましてライブで目の前で聞いたこともなったのですが、
あんなに恰好よく、素敵に演奏される楽器だなんて、
音楽音痴の私にとってはまさに目からウロコの感動でした。


ライブで配布されたご案内によると、
今回のLE CHIACCHIEREメンバー5人のうち、

大澤史郎さん(ヴァイオリン)&松尾嘉子さん(ヴィオラ) 参加の演奏会
2010年11月6日(土)@横浜市開港記念会館 18:30開場 19:00開演

富松万里子さん(ピアノ) 演奏で(二人のピアノ演奏のようです)、
2010年12月17日(金)@ルーテル市ヶ谷センターホール 18:30開場 19:00開演

が予定されているようです。
秋も深まり、しっとりと冬を待つ頃。
音楽で心温まるのも良いのではないでしょうか。


ちょうどそのころ、東京書作展に私の苦しんで生みだされた作品も
飾られているはずです。
芸術は秋も冬も満載ですよ

生きたパワーをもらいに・・

2010-09-23 | 趣味
ご無沙汰しています、Reisinです

今日は生憎の雨ですが、
ようやく多くの人を苦しめた(私含む)厳しい夏も終わりを告げるようですね。

東京書作展の作品創作に行き詰っている私。
仮名交じりを書こう と思っていたのですが、
どうもイメージが沸きません。

・・・・なんて、今頃イメージなんて言っている場合でもないんですけど


先週末はいくつかの書道展に足を運び、
多くのエネルギーを感じてきました。

日本には多くの書団体が存在し、コンセプトも様々。
師の方向性で、生徒さんの作品も随分異なります。

その中で、自分が偶然にも「ぴぴぴっーーー」とくる作品や、
先生に出会えることは難しいかもしれませんが、
出会えたとしたら・・ 幸せ



今日は、夕方から、
書道の世界とは異なりますが、音楽の芸術に触れてきます。


LE CHIACCHIERE LIVE at 南青山マンダラ




クラシックだけでないヴァイオリンやピアノの世界。
どこかで聞いたことがあるような曲。

素敵なライブになることは間違いないはず。
憂鬱なお天気を吹き飛ばすくらいパワーをいただいてきます。



・・書作展作品のアイデアも浮かぶかな