書道をしよう

Reisinより書道の魅力をお伝えします

基本忘るるべからず

2009-07-05 | 書道
こんにちは Reisinです
外はどんより曇ですが、気分は な感じで日曜日を過ごしたいと思います。


さて。
昨日、同人書作展の表彰式懇親会に出席してきました。
先生・生徒さんの話の中で、
今朝、目を覚ましても二つのことが頭に残っています。


一昨年の同人展表彰式で私の作品にも批評をくださったK先生のお話。
少々お時間が長かったものの、私は毎回楽しみにしています。
昨日のお話では特に「臨書」の大切さを話されていました。

私が大きな作品の創作に携わる際には
感情をぶつけて素直に自分をさらけ出す
そんな作品創りを理想としています。

それが、作品を作っていく過程で、感情赴くまま好き勝手に筆が動き出し、
自分でもコントロールできなくなる という経験があります。
字形が崩れ、奇抜なもの目立つ作品ほど魅力的なんだ と勘違いしていく自分。
奇抜なものでなければ普通でつまらない なんて思ってしまう。

昨日の先生の話を伺い、一歩立ち止まり、反省反省・・・


K先生から何度か出た「臨書をしなさい」という言葉。
そして、「絶対誤字はダメ!」という言葉。

私がこの言葉から感じたのは、基本となる土台が必要 ということ。
当たり前のようで当たり前のことが難しい・・・

これが出来るようになると安定感のある自分らしい作品を創ることが
出来るのだろうと思います。
冒険は必要 でも、基本がないと進む道を見失うよ という苦言にも聞こえました。


そして、もう一つは生徒さんのお話。
書道を共に学ぶ友人の重要さ。
これは書道に限らず、どんな状況でもそうですよね。

ある時はライバルとなり、ある時は一番の理解者となる


それは家族であっても、恋人であっても、
同じ道を目指す人でなければ、中々難しいものと思います。

理解するというのは、協力ということだけでなく、
辛さや喜びも共有できるという仲間。


人生数十年の間にそんな仲間が出来たら、
生きてて良かったと心から言えるのではないでしょうか。