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公募 東京書作展 選抜作家展2009 のお知らせ

2009-02-09 | 書道
こんにちは Reisinです

ご紹介が遅くなってしまいましたが、
今月20日より東京都美術館において東京書作展選抜作家展が開催されます。



  会期:平成21年2月20日(金)~2月26日(木)
     午前9時~午後5時(午後4時30分入場締切)
      ※但し、初日は午後1時開場、最終日のみ午後2時入場締切

  会場:東京都美術館他地階第2展示室
  主催:東京新聞
  


今回、私が書かせていただいたのは、
三好達治の詩―「朝だから」


なんだか、可愛い題名だと思いませんか?

「朝だから、何??」 という好奇心から目が留まりました。

毎回、展覧会に足を運んでいただいた方から、
内容を事前に聞いておけば良かったという声をいただきますので、
詩文をご紹介したいと思います。


「朝だから」

朝だから鶏が鳴く
焼野ヶ原のここかしこ
じゃがいも畑や麦畑
穂麦のみだれたむかふから
人の住む窓も見えない遠くから 丘の上から 窪地から
まだうす暗い煙突が 倒れかかって駆け出しさうな草の上
夜ののこりの影の上
夜をひと夜蝶のまねした月見草
もうおやすみ
この朝あけを知らぬふりしてゐる気なら
私はどこを歩きませう
向ふの土手に山羊が仔山羊をつれて出た
夜をひと夜露をふらして輝いたあと
あさぎの空にぼんやりととりのこされた一つ星
もうおやすみ
朝だから鶏が鳴く
この朝あけを知らぬふりしてゐる気なら
いつそ蜜蜂になるがいい


(神保光太郎編 『三好達治詩集』 ㈱白凰社より)


お時間ありましたら、入場無料です

是非見にいらしてください


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