バッグ作家の日本紀行

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お客様を守ると言うこと

2013-01-11 07:56:47 | 日記
全国の皆様、明けましておめでとうございます。

本年もより良い外務用バッグを研究しながら製作、お届けして参りますのでどうぞ宜しくお願い致します。

さて、先日、お得意様からこんな電話を頂きました。

「バッグ屋さん?新人さん達の外務用バッグだけど、直ぐに届くものはありませんか?急いでるんですが・・。」

「えっ? うちはオーダーメイドの手作りなので、日にちが掛かる事はご存知では?それに現在は携帯端末機が新しくなって、その機械に対応したバッグの製作依頼が激増しているんですが・・・。」

「それは知ってるけど、実は全国各地で時折、端末機の一時紛失が起きてるみたいで、天ファスナーの無いバッグは使用禁止の連絡が来たの。」

「なるほど・・・。とりあえず少ない見本の中から1,2点でしたら・・・。」

私も30年間全国の皆様に外務用バッグを共に考え製作提供してきましたが、そう言えば、いろんなことがありました。

特に大変なことはバッグを取られたり、紛失されることでした。

車の中に絶対に外務用バッグを置いて離れないことは最近徹底されてきました。

それでも、気づかないうちに機械がスルリと落ちても、ケースに入ってるから音がしない。

やはり、単体で持ち運ぶのは良くないことなんですね。

まして、口の開いたままのバッグでは・・・。

それに、ありふれた安いバッグでは一見目立たないようですが、ご本人も気が緩みます。

個人情報の漏洩はうっかりでは済みません。

お客様と自分を守るためにはどんなバッグが良いのか・・・。

あるベテランの方(MDRTの方)が言っておられました。

「お客様の大切な財産を持ち運ぶのだから、気合の入ってないバッグでは失礼だし、自分も気安く考えてしまう。だから、少し高めのオーダーメイドバッグは私にとってとても大事なことなの。」

なるほどと唸りました。

「特に、自分の財布や、キー、証明書類と一緒に端末機を入れてると一番気を使うの。だから忘れたりしないし、ましてや取られるなんてことは絶対にしないよ。」

う~ん。お気に入りのバッグはやはり大切にされるんですね~。

「その上、使い勝手が良く、立てて置けて、軽くて丈夫なら少々高くても気合が入るから私は作って貰うの。柔らかい袋物では駄目ね。」

当社としては一度に沢山出来ないのが悩みの種です。

製作依頼が増えれば、需要と供給の原理で少し値上げさせて頂きます。

さて、2月には広島から福島まで行きますので、途中の方でご用がある方は早めにご連絡下さいね。

連絡頂いた拠点を回りながら新しい生地や見本を持ってお伺いいたします。







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