バッグ作家の日本紀行

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幻のカバン屋さん?

2017-06-22 03:05:39 | 日記



オーダーメイドのバッグの製作販売を始めてから30年が過ぎました。

バッグを販売し始めてからは40年近くになります。

最初はバッグ製作会社に依頼して出来上がったものを販売していたのですが、全国のお客様を回るうちに、
お客様お一人一人のご要望がそれぞれに違い、そのお一人お一人のご要望にお応えしたくて一念発起し、自分でバッグを製作直売することを決めました。

4年間の高給ブランドバッグ製作の下請けをし、技術を磨き、工房や機械類を整備し、仕入先を選定し、製作者も少数ではありますが育成し、今日に至りました。

大学を卒業しノベルテイ販売の会社で10年間全国を回ったお陰で、生保の多数のお客様とはご縁が出来ておりましたので、その方たちのご希望を聞きながら創意工夫を重ねて参りました。

既に生保を退社されたお客様も含めると全国の3万人に及ぶ皆様に育てて頂きました。

本当に至らない部分も多々あったこととは思いますが、感謝の念で一杯です。

さらに、製作者を育成しながらこの仕事が次代に繋げていけるよう奮闘中です。

最近は訪問要請を頂いた方面の拠点を中心に回っておりましたので、全部を軒並み回ることがこの10年くらい出来ておりませんでした。

今年の初めに長崎県の方から訪問要請を頂いたのを機に過去の一度でも私のバッグを買っていただいたお客様全員にメールを致しました。

何件かの訪問要請を頂き、合わせてお伺い致しました。

その中のお一人の方にお会いしてお話を伺うと、なんと10年間も私のことを探しておられたとのこと。

2年前に宇都宮の優績の方が支社管内で何名か持っておられるバッグを「いいな~」と思って「どこで買ったの?」と聞くと「時折来るかばん屋さんだけど連絡先は分からない。」とのこと。

使っておられる方は一度買えば5~10年は使えるバッグなのでそのうち来るからその時に又買えばいいと思っておられたとのこと。

しかし、一度も買っておられない方は早く自分だけのバッグを作りたいと思っておられ、かなりあちこちで情報を探し、やっと当社の電話番号が分かりご連絡を頂きました。

長崎の方のお話をお聞きしながら「ひょっとして過去に買って頂いている方の中には私は幻のバッグ屋さんになっているのかも・・。」と気づくに至りました。

そこで、今年は二年ぶりに北海道を回る年ですので、過去の製作カードを繰りながら全員の方にご案内を致しました。

訪問を心待ちにしておられる方も多く、現在はその準備に追われています。

私も今年68歳になりましたのでいつまで訪問できるか分かりませんが、7月1日から8月初旬まで訪問する予定です。

北海道の皆様この機会に是非、新作を見てやってください。

訪問予定(予定日時は交通状況、天候などにより順次変わる場合があります。)

7月2日広島出発

  3日 東大阪、三重県松阪市

  4日 愛知県知多市、山梨県鰍沢町

  5日 長野県大町市、新潟県上越市、長岡市

  6日 群馬県前橋市、埼玉県川越市

  7日 予備日

 10日 関東

 11日 関東

 13日 練馬

 14日 東北

 15日 東北

 16日 青森

 19日 函館

 20日 予備日

 21日 倶知安

 22日 小樽

 25日 札幌

 26日 札幌
 
 27日 札幌

 28日 旭川

 29日 旭川

8月1日 帯広

  2日 帯広

  3日 釧路

  4日 北見

  5日 紋別

  8日 予備日

  9日 予備日

 13日 知床

 14日 知床~札幌

 15日 函館

 16日 長野県松本市

 17日 広島帰着

 今回も無事故で無事に回って来られますように。