バッグ作家の日本紀行

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(バッグ作品3) 今日は自宅(広島)に帰ります。

2010-01-30 07:05:24 | 日記
どんな業界にも隙間のような仕事はあるもので、バッグ製造業は日本においては現在マイナーな分野で常識的なやり方では新規参入は困難で採算割れを起こすことが必定です。

しかしながら、私のように製作者が最終ユーザーと直接結びつき、一人のためにオリジナルオーダーバッグを作って差し上げると言うのは大手の製造会社や個人の素人は簡単に参入できない分野です。

なぜなら、製作設備にある程度の投資が必要ですし、材料調達のルートの開拓、制作技術の習得、安定した販売先の開拓など大きな努力が長年にわたって必要だからです。

この努力を一度してしまえば、バッグ製作は無限の可能性を秘めています。

自分のファッション性、芸術性などが発信できる分野であるともいえます。

私の夢はバッグ作家と言う分野を日本に確立することです。

若い方で興味のある方はバッグ作家という道を一度考えてみられてはいかがでしょう。

私も年齢が高く、自分の築きあげてきたものをこのまま朽ちさせるのは忍びないのです。

アドバイスは出来る範囲でさせて頂きます。


(バッグ作品2)  竹久夢二と北原白秋

2010-01-29 05:00:21 | 日記
バッグ作品についての感想やお尋ねがあればコメント下さいね。外務用バッグとしてもおしゃれな白のバッグです。大きさは横38Cm、高さ28Cm、マチ巾11Cmで作りました。オーダーされた方は愛知県一宮の方です。

さて、先日福岡県柳川市のお客様との打ち合わせのあと、市内にある北原白秋記念館に行きました。

白秋は あめあめふれ、ふれ かあさんが~ の「雨」や「まちぼうけ」、「砂山」、「からたちの花」「この道」など多くの童謡を作詞した、日本を代表する作詞家ですが、全国各地の校歌や社歌、団体歌、応援歌など実に多くの作詞、和歌、短歌などをつくりました。

大正ロマンを代表するもう一人が竹久夢二ですが、柳川の松涛園では、この竹久夢二研究家の安達敏昭さんにお話を聞くことが出来ました。

安達さんのお話では竹久夢二は北原白秋とも親交が深く、夢二は絵で詩を書いた画家だということでした。

そして、夢二を研究するようになって日本文化の奥深さは世界に大きな影響を今後も与えるであろうと言っておられました。

かねがね私も世界に果たす大きな役割が日本の歴史にはあると考えてきましたので、期せずして二人の考えが一致し、今後の交流を約してきました。