K馬日記

映画や美術、小説などの作品鑑賞の感想を徒然なるままに綴っていきます。

空が灰色だから

2012年07月20日 | アニメ・漫画
こんにちは!顎が痛くて肩こりがひどいです。
4年生なんてもうおじいさんなんですね・・・ただけーまです!

今日は漫画についての更新ー。
阿部共実さんという作家さんの初の本格連載です。
絵はちょっと独特で好き嫌いが分かれるかもしれませんが、とにかく話が面白いです。

この記事で話題となっていて、他の話も気になっていたので翌々日に買ってしまいました。
「大好きが虫はタダシくんの」
重度のコミュニケーション障害を描写したものです。

どうですかね?結構これは重めな話ですが。
10代の悩める女性をオムニバスにして描いた漫画で、ほっこり暖かい気持ちになるものもあれば、このリンク先のようにやるせない気持ちになる話もあります。

実際、とっても変わってる人ってのはよく見ますが。
それをここまで正視して描いた作品ははじめて読みました!
漫画内ではかわいい女子高生が対象となっているので、そこまで生々しい描写にはなってないですが・・・

現実で出会ったのが、かわいくない女子高生だったら?
おじさんだったら?おばさんだったら?


避けてしまっていませんか?

こういう話し方をしていたらまず「危険」という反応を示してしまうのはもうしょうがないと思います。実際怖いですし・・・
ただ、「どうしてそういう話し方をするようになったのか」にまで考えを及ばすことが大事なんじゃないですかね?

この話を読んだ感想は「せつなくてかわいそう・・・」でした。多分みんなもそうだと思います。
ですが、実際こういう人に会ったらどう思いますか?

かわいい女子高生がこう描写されたら「いじめられて昔からの親友にも裏切られてかわいそう・・・」ってなるのに、現実でこういう人にあったら君たちは「近寄らんどこ」って思うよね、と暗に批判されてるような気持ちになります。(じゃなかったらおれだけ性格悪いみたいでなんかやだ笑)

作者にそういう意図はないようですが、皮肉というか風刺のように感じちゃいましたね・・・
ただ、こういう現実もあると記録しただけで皮肉(風刺)っぽくなってしまう現実が問題なんですかねー?


女子高生を切り口にして現実の様々な側面を捉えた作品です。
もちろん、こうしたブラックな話ばかりではないですよ!笑

おもしろいので是非。。


hona-☆

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