K馬日記

映画や美術、小説などの作品鑑賞の感想を徒然なるままに綴っていきます。

ひっくりかえ・・・りすぎて一回転しちゃった展

2012年04月21日 | 美術
やあやあ、行って参りました。
今話題の「ひっくりかえる展」

渋谷で新入生と御飯食べるついでに行ってきました^^
ってか・・・3つ年下とかやばいよね。
ぼくが高校生の頃まだ中学生だった子たちだよ・・・?
世代間格差がそろそろ本格化しそうで怖いwww

さて、というわけで件の「ひっくりかえる展」です!
今月の美術手帖で大々的に取り上げられていましたね。
渋谷のワタリウム美術館という場所(銀座線外苑前駅から徒歩10分)です。
一回入場料を払うと、カードを渡されて会期中は何度も入ることができるのだそう。

主要な参加アーティストは・・・
Chim↑Pom(日本)
JR(フランス)
VOINA(ロシア)
Adbusters(カナダ)

もうなんか最先端って今はこんな感じなんだー。
と、時代錯誤のおじいさんのような気分でしたね^^

Chim↑Pomの作品は破天荒だったなあ。
美術館の壁は焼くわ。
カラスを渋谷に集めるわ。
ドブネズミをピカチュウに塗り替えるわ。
岡本太郎「明日の神話」にいたずらするわ。

もう、若いアーティストにしかできないような所業をやってのけていました。
そんな彼らの理念は「スーパーラット」
村上さんの「スーパーフラット」に似せているのでしょうか。
進化して耐性の強くなったり、罠に対する知恵をつけたりしたネズミをスーパーラットと呼ぶのだそうで。
自分たちも、荒波にもまれつつも進化していこうという意志の表れなのとか。
社会に対する雑草魂みたいなものが感じられますね。

そしてちょっとトラウマになりそうなのがVOINAですね。
この集団のパフォーマンスが一番破壊力がありそう。
博物館の中で公開セックスをしたり。
跳ね橋にペニスを描いて公舎の前に出現させたり。
スーパーの中で首つり死体を並べたり。

なんか、犯罪一歩手前と言うか。
これってデモの一種であってアートではないのでは?と思ってしまいました。
特に人が順番に首をつって死んでいく映像はグロくてもう・・・
スーパーに並んで吊るされた死体は忘れられそうにないです;;

あとは、まあ、これってアートなの?
っていうのばかりでしたね。
オリジナル性の高い雑誌であったり、街に貼られた写真であったり。
前者はキッチュなのかな。後者はスケールでかすぎてフワフワした感じ。

最先端には毎回驚かされる。
楽しめるようになるまでには、まだまだ時間がかかりそうだけどね・・・

綺麗なものが見たーい!
森美術館のイ・ブル展行きたーい。
近代美術館のポロック展行きたーい。
芸大の高橋由一展行きたーい。

hona-☆

最新の画像もっと見る

post a comment