いよいよ12月になりました。2016年もあっという間でしたね。26歳は人生の転機となる年なんて言いますが、特に何もなく来年は27歳。寄る年波には抗えないただけーまです。
会社のツテで入手した試写会のチケットにてスティーヴン・フリアーズ監督の『疑惑のチャンピオン』を鑑賞しました。初の試写会デビュー作品でしたが、一般の人も結構多いんですね。
<Story>
1993年にサイクルロードレースの最高峰〈ツール・ド・フランス〉にデビューした若きアメリカ人、ランス・アームストロングは、勝利への飽くなき野心に満ちあふれていた。しかしスイスの薬局で血液中の赤血球を増加させる薬を購入し、レースで優勝した直後、激しく咳き込んで吐血してしまう。医師から、重度の精巣ガンに冒されすでに脳にも転移していると宣告された彼は、絶望のどん底に突き落とされる。 …(中略)…再出発の態勢を整えたアームストロングは、1999年の第86回〈ツール・ド・フランス〉に乗り込み、驚異的な快走を披露して見事に優勝を果たすが、ガンを克服してのセンセーショナルな復活劇にかねてからアームストロングの才能を高く評価していたスポーツ・ジャーナリスト、デイヴィッド・ウォルシュは疑念を抱く。上り坂が苦手だったアームストロングが、短期間のうちにこれほど飛躍的にスピードが上昇するようになったのは、あまりにも不自然ではないかと……。 (「映画『疑惑のチャンピオン』公式サイト」より)
今年はロシア陸上競技での組織的なドーピングが話題になりましたが、実はアメリカのサイクリング業界でも同様の問題があったようです。ロードバイクをやっていた知人曰く、ランス・アームストロングはロードバイク界ではかなりの英雄で、今でもドーピング問題を告発の是非が囁かれるほどなんだとか。日本で言えば、国民栄誉賞を受賞した伊調馨や吉田沙保里が不正を働いていたような衝撃ということでしょうね。(敢えてASKAには触れない)
※そういえば、ツール・ド・フランスと言えば、草薙くん主演のドラマ「僕の歩く道」で初めて知ったという記憶がなぜか鮮明にあるんですが、これってトリビアになりませんか?(ならない)
ロードバイクの世界大会ツール・ド・フランスで、癌を乗り越えて前人未到の7連覇を達成した伝説の選手ランス・アームストロング。なぜランスは薬漬けになってまで執拗に勝利にこだわったのでしょうか。
リハビリに励むランス
それは、癌を経てもなお社会で輝けるという自身の英雄像を守ろうとしたから…となれば話は綺麗なのですが、実のところランスは栄光を手にしたことで欲にまみれた権力者となってしまっていました。金が欲しいからドーピングをしてでも出る。協会にも引かずに英雄の自分の存在を穢さないように訴えます。
虚像とは言え「癌を克服したランス」という英雄像に救われた人々は確かに存在しており、彼の罪を明るみに出すことの是非までをも観客に問いているようです。
記者会見で応対するランス
このもやっとした感情こそ「白河の清きに魚も住みかねて もとの濁りの田沼恋しき」ということでしょう。漫画「DEATH NOTE」の最終回もこんな感じでしたね。キラは悪だったのか、そうでなかったのか。大局的に見るかどうかで、何が悪なのかは見えづらくなってしまうのかもしれません。
会社のツテで入手した試写会のチケットにてスティーヴン・フリアーズ監督の『疑惑のチャンピオン』を鑑賞しました。初の試写会デビュー作品でしたが、一般の人も結構多いんですね。
<Story>
1993年にサイクルロードレースの最高峰〈ツール・ド・フランス〉にデビューした若きアメリカ人、ランス・アームストロングは、勝利への飽くなき野心に満ちあふれていた。しかしスイスの薬局で血液中の赤血球を増加させる薬を購入し、レースで優勝した直後、激しく咳き込んで吐血してしまう。医師から、重度の精巣ガンに冒されすでに脳にも転移していると宣告された彼は、絶望のどん底に突き落とされる。 …(中略)…再出発の態勢を整えたアームストロングは、1999年の第86回〈ツール・ド・フランス〉に乗り込み、驚異的な快走を披露して見事に優勝を果たすが、ガンを克服してのセンセーショナルな復活劇にかねてからアームストロングの才能を高く評価していたスポーツ・ジャーナリスト、デイヴィッド・ウォルシュは疑念を抱く。上り坂が苦手だったアームストロングが、短期間のうちにこれほど飛躍的にスピードが上昇するようになったのは、あまりにも不自然ではないかと……。 (「映画『疑惑のチャンピオン』公式サイト」より)
今年はロシア陸上競技での組織的なドーピングが話題になりましたが、実はアメリカのサイクリング業界でも同様の問題があったようです。ロードバイクをやっていた知人曰く、ランス・アームストロングはロードバイク界ではかなりの英雄で、今でもドーピング問題を告発の是非が囁かれるほどなんだとか。日本で言えば、国民栄誉賞を受賞した伊調馨や吉田沙保里が不正を働いていたような衝撃ということでしょうね。(敢えてASKAには触れない)
※そういえば、ツール・ド・フランスと言えば、草薙くん主演のドラマ「僕の歩く道」で初めて知ったという記憶がなぜか鮮明にあるんですが、これってトリビアになりませんか?(ならない)
ロードバイクの世界大会ツール・ド・フランスで、癌を乗り越えて前人未到の7連覇を達成した伝説の選手ランス・アームストロング。なぜランスは薬漬けになってまで執拗に勝利にこだわったのでしょうか。
リハビリに励むランス
それは、癌を経てもなお社会で輝けるという自身の英雄像を守ろうとしたから…となれば話は綺麗なのですが、実のところランスは栄光を手にしたことで欲にまみれた権力者となってしまっていました。金が欲しいからドーピングをしてでも出る。協会にも引かずに英雄の自分の存在を穢さないように訴えます。
虚像とは言え「癌を克服したランス」という英雄像に救われた人々は確かに存在しており、彼の罪を明るみに出すことの是非までをも観客に問いているようです。
記者会見で応対するランス
このもやっとした感情こそ「白河の清きに魚も住みかねて もとの濁りの田沼恋しき」ということでしょう。漫画「DEATH NOTE」の最終回もこんな感じでしたね。キラは悪だったのか、そうでなかったのか。大局的に見るかどうかで、何が悪なのかは見えづらくなってしまうのかもしれません。
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