K馬日記

映画や美術、小説などの作品鑑賞の感想を徒然なるままに綴っていきます。

ギリシア展

2011年08月06日 | 美術
パソコン修理直ったので、代理のパソコンを姉の部屋に持っていったら、
彼氏といちゃついた電話をしていて外に飛び出したくなりました。

どうも、1人暮らしがしたいただけーまです。


というわけで。
朝日新聞社主催のギリシア展に行って参りました!
国立西洋美術館です。

ル・コルビュジェという世界的な建築家の作品らしく、
世界遺産に登録してほしいみたいですが、
まだまだ厳しいみたいですね。

でも、すごい居心地いい美術館でしたよ!


うーん、初めて入ったわ。。

恥ずかしながら笑


以前レンブラント展やってたんですが、

結局行かずじまいで。

というわけで西洋美術館処女を捨ててきました^^


しかし、午前から昼過ぎにかけてバイトがあった上に、夜練習だったので。

滞在時間はなんと 1 時 間 w w w


展示数100を普通に越え、まじめにみたら恐らく2時間弱はかかっていたでしょう。

大体個人的経験則から展示数が100を超えると2時間近くかかる。


まあ、混み具合にもよるけど・・・


とまあ、 大 急 ぎ でみてきたわけですが。


思ったより空いていて回りやすかったのと、

思ったより展示の内容が楽しめたので。

行ってよかったどす。

無料券なかったら絶対行ってないけど・・・

なんたって今回の展覧会学割使っても1500円かかるという高級ぶり。

朝日から無料券もらえてよかったー!^ω^


感想をばー!



正直、若干の予備知識しかなかったために、
専門家と比較したら多分全然理解しないまま観覧してました笑
クーロス像(少年像)とコレー像(少女像)は本で読んだなーとか思いつつも全然深い理解など得ているはずもなく。
自分の勉強不足を恥じましたー・・・
やっぱり好きな分野じゃなくて、古典にも立ち戻らんといけませんね。

像と壺を中心に展示してあって、そこで表象されている古代ギリシアの生活の様子もうかがい知ることが出来ました。

古代ギリシア美術のモチーフには、神話やスポーツなどが題材として扱われているものが多く、
人々の姿を持つ(より民衆に近い存在としての)オリンポス12神がより生活圏に近い存在であったことや、
オリンピアを通して人々が理想の肉体美を追求していたことも容易に想像されました。

やはり、古代ギリシアの美術はあらゆる美術の原点ですね。
多くの画家が古代ギリシア彫刻を理想美として追求したのも納得です。
まあ、あくまで「理想」なので、もちろん完全なリアリズムというわけではないんですが。
しかし古代ギリシアにおいても追求されたリアリズムがあったらしく。
へえ、そうだったんだーって目新しかったです。

新古典主義から端を発するアカデミー系の絵画は、
やはりこのギリシア美術に範をおいたわけですし。
いわゆる一般的な「美しさ」は理想画において成立するようにも思えますね。
だって理想だし笑

そして、そこに反発して様々な流派が生まれていく。
これも理想を描く、ある種のイリュージョン性がなかったらありえなかったわけですから、
そういう意味では、ダダもポップも古典が原点という風に言えますよね。
いわゆるルネサンスから始める西欧美術は古代ギリシアに端を発していて、
西欧美術を破壊しようとしたダダは西欧美術に根ざしていて、
っていう風に連続律があって、相互に影響を及ぼし合っている。
というヴェルフリンの考え方、まさにその通りだと思います。


あー、くそ話がずれたwww

まあ、何が言いたかったかっていうと。
久しぶりに古典的な彫刻作品を見て、
肉体美とはなんたるかに近づけたような気がします笑

このギリシアのアルカイックスタイルやくるくるパーマは日本にも受け継がれていきます。
いかにギリシアの技術水準が高いかを思い知らされる挿話ですよね。

そして、今回の目玉作品「円盤投げ」
有名な彫刻家ミュロンの作というだけあって、本当に美しい。
真ん中にこの像だけが堂々と置かれている部屋は防音状態になっており、
入った瞬間に静寂が身を包みます。
その静寂に包まれた感じがまた演出されているなって感じ笑
いや、実際「メイン・・・きたか・・・」っていう感動はありますよ?
でも結構何回もそういうのあったんで、狙いが見えてしまっているのが何となくおもしろかったり。
メインのための演出・・・大事ですよねー!吹奏楽の演奏会でも。

とまあ、堂々と真ん中におかれていたわけなんですが。

入口から入ると右半身が眼前に迫ってきて、
円盤を持つ筋骨隆々としたたくましい肉体が見るものを圧倒します。
筋肉のつきかた、切り取ったシーン、あらゆる理想が追求されていて、はあーと感服のため息。

さすがミュロン・・・やべえw

と興奮しながら時計回りで作品の周囲をじっくり観察していったのですが、
背筋のつき方、体の反り具合、どれをとってもほぼ理想的なバランスでした。

さすがミュロン・・・やべえww

そしてとうとう最後は作品の、円盤投げ選手の正面。





あれ・・・?



陰部が欠けt(ry




やっぱり突起物はもろいのかなー・・・
と考えると、基本的に裸体である古代ギリシアの彫刻は、
完全に現存するものっていうのは難しいのかもしれませんね。
まあ、布を体に巻いている像も多いですけど。

これが理想の肉体美かあ・・・



そうか、去勢しろってことか。




はあ、最近下ネタが多いな。

厚いと変な人が出るから気をつけよう。


hona-☆



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