K馬日記

映画や美術、小説などの作品鑑賞の感想を徒然なるままに綴っていきます。

『駆け込み女と駆け出し男』

2015年10月14日 | 映画
こんばんは。リンガーハットで親の仇のようにドレッシングを使う男が居たら注意してください。それは私です。おいしいですよね、しょうがドレッシング。

とまあ、冗談はさておき。今日は映画の更新ということで原田眞人監督の『駆込み女と駆出し男』です。割とたくさん広告が打たれていて、CMからはてっきり娯楽映画かと勘違いしてしまいそうですが、実際は非常に深いヒューマンドラマです。

どうしても夫と離縁したい妻が駆け込む幕府公認の駆込み寺、東慶寺を舞台とした男女の物語です。が、割と女性視点に立たされる(というか女性の立場を考えさせられる?)内容でした。


東慶寺に向かうお吟(満島ひかり)とじょご(戸田恵梨香)

夫の不義と暴力に苛まれていた戸田恵梨香扮するじょごと、恋人に自分の死ぬ姿を見せまいとする満島ひかり演じるお吟の話が物語の中心です。個人的には夫に復讐を誓う、内山理名演じる剣術道場の娘戸賀崎ゆうが好きだったかも。縁切り、隠遁、仇討ちと各々の事情があって入山しているのも展開にメリハリがついていてテンポよく観れた印象です。


信次郎(大泉洋)に手当てされるじょご

しかし、妄想妊娠の話と隠れキリシタンの話は必要だったんですかね?と井上ひさしの原作を読んでいないにわかちゃんは思ったことです。

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