K馬日記

映画や美術、小説などの作品鑑賞の感想を徒然なるままに綴っていきます。

第16回東京フィルメックス

2015年12月06日 | 映画
こんばんは。最近仕事で忙しくなり演奏会やら何やら色々ありましたので更新が遅れました。とりあえず、仕事の方はひと段落しそうなので、また暇な人はご飯とか食べに行きましょう。



人生初の映画祭、第16回東京フィルメックスに参加してきましたので、今回はその報告です。開幕式、閉会式に加えて審査員特別賞と最優秀作品賞を獲った作品も観れたので、大変満足な映画祭でした。※会社から徒歩10分の映画館でやっていたので、立地的には最高でした!来年も可能な限り参加するぞ~。


開幕式の様子


閉幕式の様子

最優秀作品賞は中国のペマツェテン監督の『タルロ』、審査員特別賞は同じく中国のチャオ・リャン監督の『ベヒモス』が受賞となりました。『タルロ』は学生審査員賞も受賞してますね。文明の野生の混淆するチベット地域におけるアイデンティティというテーマは、確かに若い感性にも受ける普遍的な題材だったのではないでしょうか。しかし、美容師のヤンツォを演じていた役者さん(ヤンシクツォ?)が美人でしたね~。しかし、チベット語にモノクロ映像というなかなか観れない作品を良い席で観れて大満足でした。
個別の作品で色々と述べたい所感はあるのですが、総じて言うとぼくが観た作品はすべて良かったです。最も気に入ったのは審査員特別賞を受賞した『ベヒモス』で、これは映像の力が反則級に強く、ハーバード大学感覚民族誌学研究所の『リヴァイアサン』を彷彿とさせました。海の怪物がリヴァイアサンだとすれば、陸地の怪物がベヒモスという風にぼくの中では対になる作品ですね。(監督も欧米とアジアですし←アホっぽい発言)
賞は獲れませんでしたが、カースト制度を越えた少年たちの友情を描き、ネパールの抱える社会問題に焦点を当てたミン・バハドゥール・バム監督の『黒い雌鶏』もとても考えさせられるテーマで見事な作品でした。タイトルの『黒い雌鶏』が何なのかということに気づいた時のヤラレタ感は鳥肌ものです。

作品個別には更新しようと思うので、また興味がありましたら読んでくださいますと嬉しいです。ではでは、年の瀬までがんばっていきまっしょい!

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