なるべく面白いタイトルを考えようとはしてるんですけど。
なかなか浮かばないですねぇー笑
どうも、朝から大学の図書館でパソコンしてます。
ただけーまです。朝はやっぱり眠いですね。
というわけで、最近ガス・ヴァン・サント監督の作品を2つ観たので、その作品評でも書こうかと思いますぞ。というよりは監督についての記述が多いな。
今回観たのは「グッド・ウィル・ハンティング」(1997)と「ミルク」(2008)
両方とも面白かったけど、個人的には「ミルク」推しかなー。
この監督はWikipedia大先生によりますと、かなり面白い経歴があって。
映画製作だけでなく、写真集や小説を出したり、ミュージシャンとしても活動してるんだとかなんだとか。
おお・・・総合芸術家・・・
私めの卒論にも関わってくる「総合芸術」、彼はそれを体現しているのですね・・・!
しかも、彼はセクシャル・マイノリティー、いわゆるゲイらしいです。
後世に残るアーティストはセクシャル・マイノリティーが多いという通説がありますけど。
何でなんでしょうかね?
ユダヤ人に優れた人が多いっていうのも、個人的には謎です。
似た境遇の人々が功績を残すってのは非常に気になるトピックです。
ユダヤは民族的にやっぱり優れているんでしょうかね?(すげえアホなこと言ってる自分ww)
でもセクシャル・マイノリティーの方々は?
小さい頃から困難に立ち向かってきたからっていうのもあるのかなぁ?
とにかく、何と相関性があるのか気になるところです・・・
なんだかんだ近代以降、芸術と性は切り離せない関係にあるように思いますけども。
それはさておき。
この監督は先輩に「Elephant」(2003)というパルムドールを穫った作品を紹介されて知ったんですが、この作品がめちゃめちゃ面白かったんですよ。
詳細は昔の記事(前のブログかも笑)を読んでほしいんですけど。
これは1999年の「コロンバイン高校銃乱射事件」をテーマにしたドキュメンタリー風の映画です。
「キスも知らない17歳が銃の撃ち方は知っている」というキャッチコピーで、銃社会を批判するようなメッセージ性の強い作品でもあります。
この作品の特徴としては
1、ショットの息が長い
2、BGMが少ない
というのが挙げられますね。
とにかく、1ショットの息の長さはすごい。何分カメラ回してんだよっ!
それでも(それだからこそ?)観客を飽きさせないところが彼のすごさですよね。
BGMもほとんどなく、ベートーヴェンの「ピアノソナタ第14番」と殺人犯が奏でる「エリーゼのために」だけが挿入されています。
うーん、ベートーヴェンというのも1つのキーワードとして浮かんできそうです。
不遇の天才ベートーヴェン・・・うーむ・・・
あとは、出演者のほとんどが実際の高校生というのもおもしろいですね。
だからこそリアリティが出たというか、ドキュメンタリー的作品として成功したのかも。
「記録芸術」としての側面もあるんですね、彼には!
「綜合芸術」といい「記録芸術」といい、私の卒論で大事なキーワードばかりですよもう!
ただ、安部公房の新記録主義とは違うのね、多分。
まあ、話がそれましたが。
「ミルク」はこの作品と類似している側面が結構あると思うんです。
そもそも「ミルク」もハーヴィー・ミルク(タイム紙で20世紀の偉人100人に選ばれたらしい)というゲイの公民権を確立した人のドキュメンタリーです。
自身もゲイであることもあってか、セクシャル・マイノリティーに対する深い想いが伺える作品になってます。
実際の映像も挿入しているという点で「Elephant」とは異なりますが、それでも現実の問題をクロースアップするという点ではコンセプトは近いように感じます。
薄暗い部屋でのミルクの独白から始まるシーンですぐに引き込まれますね。
独白って無駄に集中しちゃうんだよね、それしか集中するものがないから笑
全体は本編(ミルクが政治家としてゲイの公民権を獲得し、殺害されるまで)と実際の映像、独白のシーンを相互に織り込みながら進み、挿入のタイミングも作品にリズム感を与えるかの如く絶妙。
あっという間の2時間でした。
テンポよくショットの切り替えができるっていうのは、面白い映画の最低条件だと思う。
逆にそこさえクリアすれば面白い。内容はプラスアルファ。
普通は逆じゃんと思うかもしれんけど、それぐらいにはショットの切り替えって大事!
まあ、アマチュア映画ファンのペーペーの意見ですがね^^
あ、男同士が絡み合うシーンが結構多いので、苦手な人は注意した方がいいかも笑
あとは「演劇」の描写がこの作品中でどんな役割を果たしてきたのかがちょっと不透明ですねー。
ミルクは演劇が非常に好きだったらしいんですが、劇中やたらと強調されていて何かのアレゴリーを感じざるを得ませんでした。
彼のゲイ・コミュニティ生活の最初と最後のシーンで印象的に引用されてたところを考えると、劇的な人生だったということだったのかなー?
ちなみに演目はプッチーニの「トスカ」でした。ふーん。
ちょっとした謎ですね。ぼくの読みが甘いのは許してください^^;
「グッド・ウィル・ハンティング」は良いお話でした。
すごい小説っぽい設定というか、これ原作小説じゃね?って思ったら脚本賞受賞してました笑
しかもマットデイモンが作ったのかよ!
小説も書けて演技もできてなんて・・・ずるいぜ。
映画としては、個人的には少し退屈だったかも・・・
まあ、面白いことに変わりはないですが、「ミルク」と比べると。
彼の他の作品もどんどん観ていこう!
次は「パラノイド・パーク」と「ドラッグストア・カウボーイ」かなー。
長くなりましたが、勉強に戻りますっ!
hona-☆
なかなか浮かばないですねぇー笑
どうも、朝から大学の図書館でパソコンしてます。
ただけーまです。朝はやっぱり眠いですね。
というわけで、最近ガス・ヴァン・サント監督の作品を2つ観たので、その作品評でも書こうかと思いますぞ。というよりは監督についての記述が多いな。
今回観たのは「グッド・ウィル・ハンティング」(1997)と「ミルク」(2008)
両方とも面白かったけど、個人的には「ミルク」推しかなー。
この監督はWikipedia大先生によりますと、かなり面白い経歴があって。
映画製作だけでなく、写真集や小説を出したり、ミュージシャンとしても活動してるんだとかなんだとか。
おお・・・総合芸術家・・・
私めの卒論にも関わってくる「総合芸術」、彼はそれを体現しているのですね・・・!
しかも、彼はセクシャル・マイノリティー、いわゆるゲイらしいです。
後世に残るアーティストはセクシャル・マイノリティーが多いという通説がありますけど。
何でなんでしょうかね?
ユダヤ人に優れた人が多いっていうのも、個人的には謎です。
似た境遇の人々が功績を残すってのは非常に気になるトピックです。
ユダヤは民族的にやっぱり優れているんでしょうかね?(すげえアホなこと言ってる自分ww)
でもセクシャル・マイノリティーの方々は?
小さい頃から困難に立ち向かってきたからっていうのもあるのかなぁ?
とにかく、何と相関性があるのか気になるところです・・・
なんだかんだ近代以降、芸術と性は切り離せない関係にあるように思いますけども。
それはさておき。
この監督は先輩に「Elephant」(2003)というパルムドールを穫った作品を紹介されて知ったんですが、この作品がめちゃめちゃ面白かったんですよ。
詳細は昔の記事(前のブログかも笑)を読んでほしいんですけど。
これは1999年の「コロンバイン高校銃乱射事件」をテーマにしたドキュメンタリー風の映画です。
「キスも知らない17歳が銃の撃ち方は知っている」というキャッチコピーで、銃社会を批判するようなメッセージ性の強い作品でもあります。
この作品の特徴としては
1、ショットの息が長い
2、BGMが少ない
というのが挙げられますね。
とにかく、1ショットの息の長さはすごい。何分カメラ回してんだよっ!
それでも(それだからこそ?)観客を飽きさせないところが彼のすごさですよね。
BGMもほとんどなく、ベートーヴェンの「ピアノソナタ第14番」と殺人犯が奏でる「エリーゼのために」だけが挿入されています。
うーん、ベートーヴェンというのも1つのキーワードとして浮かんできそうです。
不遇の天才ベートーヴェン・・・うーむ・・・
あとは、出演者のほとんどが実際の高校生というのもおもしろいですね。
だからこそリアリティが出たというか、ドキュメンタリー的作品として成功したのかも。
「記録芸術」としての側面もあるんですね、彼には!
「綜合芸術」といい「記録芸術」といい、私の卒論で大事なキーワードばかりですよもう!
ただ、安部公房の新記録主義とは違うのね、多分。
まあ、話がそれましたが。
「ミルク」はこの作品と類似している側面が結構あると思うんです。
そもそも「ミルク」もハーヴィー・ミルク(タイム紙で20世紀の偉人100人に選ばれたらしい)というゲイの公民権を確立した人のドキュメンタリーです。
自身もゲイであることもあってか、セクシャル・マイノリティーに対する深い想いが伺える作品になってます。
実際の映像も挿入しているという点で「Elephant」とは異なりますが、それでも現実の問題をクロースアップするという点ではコンセプトは近いように感じます。
薄暗い部屋でのミルクの独白から始まるシーンですぐに引き込まれますね。
独白って無駄に集中しちゃうんだよね、それしか集中するものがないから笑
全体は本編(ミルクが政治家としてゲイの公民権を獲得し、殺害されるまで)と実際の映像、独白のシーンを相互に織り込みながら進み、挿入のタイミングも作品にリズム感を与えるかの如く絶妙。
あっという間の2時間でした。
テンポよくショットの切り替えができるっていうのは、面白い映画の最低条件だと思う。
逆にそこさえクリアすれば面白い。内容はプラスアルファ。
普通は逆じゃんと思うかもしれんけど、それぐらいにはショットの切り替えって大事!
まあ、アマチュア映画ファンのペーペーの意見ですがね^^
あ、男同士が絡み合うシーンが結構多いので、苦手な人は注意した方がいいかも笑
あとは「演劇」の描写がこの作品中でどんな役割を果たしてきたのかがちょっと不透明ですねー。
ミルクは演劇が非常に好きだったらしいんですが、劇中やたらと強調されていて何かのアレゴリーを感じざるを得ませんでした。
彼のゲイ・コミュニティ生活の最初と最後のシーンで印象的に引用されてたところを考えると、劇的な人生だったということだったのかなー?
ちなみに演目はプッチーニの「トスカ」でした。ふーん。
ちょっとした謎ですね。ぼくの読みが甘いのは許してください^^;
「グッド・ウィル・ハンティング」は良いお話でした。
すごい小説っぽい設定というか、これ原作小説じゃね?って思ったら脚本賞受賞してました笑
しかもマットデイモンが作ったのかよ!
小説も書けて演技もできてなんて・・・ずるいぜ。
映画としては、個人的には少し退屈だったかも・・・
まあ、面白いことに変わりはないですが、「ミルク」と比べると。
彼の他の作品もどんどん観ていこう!
次は「パラノイド・パーク」と「ドラッグストア・カウボーイ」かなー。
長くなりましたが、勉強に戻りますっ!
hona-☆
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