こにゃにゃちは!
前回のお話の続きです。
古楽とモダン楽器の関係。
前回は第九だけの実例だけを挙げて終わってしまいましたが、
今回はぼくもやっているサックスと言うはいぱーもだん楽器でサックスにとっての古楽を演奏するとどうなるのかということですね。
どうなるのか、って。
そりゃあ、想定通りの譜面がサックスの音で再生されるだけだよ。
うん、まさに。
その通り。
でも、「サックスのために」書かれてない曲を、
「わざわざサックス」で演奏することって果たして音楽的にどういう意味を持つんだい。
という問いを立てられたとき、答えることはなかなかどうして難しいものです。
この音楽哲学的な問いは、もちろん奏者毎に異なりますし、
作曲家、編曲家にも異なってくるので、あくまで一般的な理論を紹介します。
ついでにぼくの独断と偏見に満ちたryも笑
ことサックスに関して、編曲物は弦楽四重奏が多いです。
有名なものとしては、ドビュッシーやラヴェルの弦楽四重奏曲がありますね。
そもそも、クラシカルサクソフォン、というジャンルの整備は20世紀にマルセルミュールの登場まで待たなければなりません。
いや、クラシカルサクソフォンの成立は良いんだ。
成立後にサクソフォンのための曲が沢山出てきたんだもんね・・・
いわゆるオリジナル作品です。
じゃあ、借り物である編曲物って一体演奏する意味があるんですかね。
(あります、全然あります。でも、理念的にどういったプラスがという意味です。)
弦楽四重奏だけでなく、オーケストラの作品も実はいくつかサクソフォーン四重奏に編曲されていて。
例えば、バーバーの「<弦楽のための>アダージョ」(Adagio for Strings)という作品はもう多くの邦人プロカルテットに演奏されています。
他にも、グリーグの「ホルベルク組曲」やチャイコフスキーの「<弦楽>セレナーデ」なんかも編曲されています。
そしてかの有名なムソルグスキーの「展覧会の絵」もサックスソロに編曲されたりしています。
(長生淳という変態作曲家がいるんですが云々)
まあ、これは全然スタンダードナンバーじゃないですけど笑
しかし、バーバーやラヴェル、ドビュッシーの弦楽四重奏なんかはもはやクラシカルサクソフォーンにおいてもスタンダードな曲となってきている現実があります。
弦との互換が多いということが言えますね。
あとはピアノかな・・・ドビュッシーの「ベルガマスク組曲」とか、ラヴェルの「クープランの墓」とか。
作曲家にも偏りが出てきそうですね。
ドビュッシー、ラヴェル。いずれも印象派の音楽です。
私自身も、バロックとロマンの音楽はサックスで演奏したことがあって、
初めて演奏した時は、その高い音楽性に驚かされました。
特にサックスでバロックを演奏すると言うことに関しては、個人的に非常に好きです。
現に、バッハを編曲した作品は沢山あります。
ヴァイオリンorピアノパルティータシリーズや、
「チェロ組曲」も編曲されていますし、「インヴェンション」や「イタリア協奏曲」なんかも編曲されていますね。
他にはヴィヴァルディも多く編曲されていて、
かの有名な四季の「春」や協奏曲の序曲、「まことの安らぎはこの世になく」という曲もあります。
まあ、あまり知られていないものもありますが、これほど多くのバロック曲がサクソフォーンのために、
編曲、あるいは再び作曲されています。
ああ、眠くなってきた・・・
ではこうした古楽バロックをどうしてサックスで吹くのでしょう。
対位法を用いた多層的な音楽と、響きの多いサクソフォーンという楽器の相性がまず考えられます。
恐らく、バロック時代にサックスが開発されていれば、バッハはサックスのために多くの作品を残していたでしょう。
バッハの再来と呼ばれているマスランカという作曲家は実際にとてもサックスを好み、曲を残しています。
まあ、なんか眠くなってきたし、そろそろ雑にまとめるか笑
編曲したモノを作曲家が知らない楽器で吹くっていう行為は、
はっきり言って、極端に言ってしまうと他人の作品を破壊しているということにほかならないわけです。
作曲家が完成型として提示したモノをいちいちいじるわけですからね。
つまり、編曲品を演奏する人は、作曲家を満足させるように演奏しなければならない。
奏法も(今は亡き)作曲家の趣向に合ったものにし、私的解釈で演奏するなんて言語道断。
(あ、断定的だけど、断定してないからね!笑)
作曲家がその楽器を知っていたらこういう風に曲作っただろうな、っていうのを想像しながら吹く。
モダン楽器奏者は時代を越える媒介としての存在であったということが出来るでしょう。
ちなみにこれが古楽をモダン楽器で演奏することの「1つの」解釈です。
まあ、ぼくもかなり賛同している(厨二くさいし笑)ので。
紹介してみました。
いや、授業の受け売りね^^
眠いー・・・
では、バッハ練習するぜよ。
hona-☆
前回のお話の続きです。
古楽とモダン楽器の関係。
前回は第九だけの実例だけを挙げて終わってしまいましたが、
今回はぼくもやっているサックスと言うはいぱーもだん楽器でサックスにとっての古楽を演奏するとどうなるのかということですね。
どうなるのか、って。
そりゃあ、想定通りの譜面がサックスの音で再生されるだけだよ。
うん、まさに。
その通り。
でも、「サックスのために」書かれてない曲を、
「わざわざサックス」で演奏することって果たして音楽的にどういう意味を持つんだい。
という問いを立てられたとき、答えることはなかなかどうして難しいものです。
この音楽哲学的な問いは、もちろん奏者毎に異なりますし、
作曲家、編曲家にも異なってくるので、あくまで一般的な理論を紹介します。
ついでにぼくの独断と偏見に満ちたryも笑
ことサックスに関して、編曲物は弦楽四重奏が多いです。
有名なものとしては、ドビュッシーやラヴェルの弦楽四重奏曲がありますね。
そもそも、クラシカルサクソフォン、というジャンルの整備は20世紀にマルセルミュールの登場まで待たなければなりません。
いや、クラシカルサクソフォンの成立は良いんだ。
成立後にサクソフォンのための曲が沢山出てきたんだもんね・・・
いわゆるオリジナル作品です。
じゃあ、借り物である編曲物って一体演奏する意味があるんですかね。
(あります、全然あります。でも、理念的にどういったプラスがという意味です。)
弦楽四重奏だけでなく、オーケストラの作品も実はいくつかサクソフォーン四重奏に編曲されていて。
例えば、バーバーの「<弦楽のための>アダージョ」(Adagio for Strings)という作品はもう多くの邦人プロカルテットに演奏されています。
他にも、グリーグの「ホルベルク組曲」やチャイコフスキーの「<弦楽>セレナーデ」なんかも編曲されています。
そしてかの有名なムソルグスキーの「展覧会の絵」もサックスソロに編曲されたりしています。
(長生淳という変態作曲家がいるんですが云々)
まあ、これは全然スタンダードナンバーじゃないですけど笑
しかし、バーバーやラヴェル、ドビュッシーの弦楽四重奏なんかはもはやクラシカルサクソフォーンにおいてもスタンダードな曲となってきている現実があります。
弦との互換が多いということが言えますね。
あとはピアノかな・・・ドビュッシーの「ベルガマスク組曲」とか、ラヴェルの「クープランの墓」とか。
作曲家にも偏りが出てきそうですね。
ドビュッシー、ラヴェル。いずれも印象派の音楽です。
私自身も、バロックとロマンの音楽はサックスで演奏したことがあって、
初めて演奏した時は、その高い音楽性に驚かされました。
特にサックスでバロックを演奏すると言うことに関しては、個人的に非常に好きです。
現に、バッハを編曲した作品は沢山あります。
ヴァイオリンorピアノパルティータシリーズや、
「チェロ組曲」も編曲されていますし、「インヴェンション」や「イタリア協奏曲」なんかも編曲されていますね。
他にはヴィヴァルディも多く編曲されていて、
かの有名な四季の「春」や協奏曲の序曲、「まことの安らぎはこの世になく」という曲もあります。
まあ、あまり知られていないものもありますが、これほど多くのバロック曲がサクソフォーンのために、
編曲、あるいは再び作曲されています。
ああ、眠くなってきた・・・
ではこうした古楽バロックをどうしてサックスで吹くのでしょう。
対位法を用いた多層的な音楽と、響きの多いサクソフォーンという楽器の相性がまず考えられます。
恐らく、バロック時代にサックスが開発されていれば、バッハはサックスのために多くの作品を残していたでしょう。
バッハの再来と呼ばれているマスランカという作曲家は実際にとてもサックスを好み、曲を残しています。
まあ、なんか眠くなってきたし、そろそろ雑にまとめるか笑
編曲したモノを作曲家が知らない楽器で吹くっていう行為は、
はっきり言って、極端に言ってしまうと他人の作品を破壊しているということにほかならないわけです。
作曲家が完成型として提示したモノをいちいちいじるわけですからね。
つまり、編曲品を演奏する人は、作曲家を満足させるように演奏しなければならない。
奏法も(今は亡き)作曲家の趣向に合ったものにし、私的解釈で演奏するなんて言語道断。
(あ、断定的だけど、断定してないからね!笑)
作曲家がその楽器を知っていたらこういう風に曲作っただろうな、っていうのを想像しながら吹く。
モダン楽器奏者は時代を越える媒介としての存在であったということが出来るでしょう。
ちなみにこれが古楽をモダン楽器で演奏することの「1つの」解釈です。
まあ、ぼくもかなり賛同している(厨二くさいし笑)ので。
紹介してみました。
いや、授業の受け売りね^^
眠いー・・・
では、バッハ練習するぜよ。
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