花粉が舞う季節、マスクが手放せないただけーまです。連日妹の大学受験の成功を祈りまくっています。
今回はちょっと前に話題になりました今をときめく女優アン・ハサウェイ主演、ナンシー・マイヤーズ監督の『マイ・インターン』です。
<Story>
華やかなファッション業界で成功し、結婚してプライベートも充実、現代女性の理想の人生を送るジュールズ。そんな彼女の部下にシニア・インターンであるベンが雇われる。最初は40歳も年上のベンに何かとイラつくジュールズだが、いつしか彼の適切な助言を頼るように。彼の"豊かな人生経験"が彼女のどんな難問にもアドバイスを用意し、彼の"シンプルな生き方"はジュールズを変えていくーー。そんな時、ジュールズは思わぬ危機を迎え、大きな選択を迫られることに!(オフィシャルサイトより)
トレーラー公開時には同じくアン・ハサウェイ主演の『プラダを着た悪魔』の続編のような形で「恋に仕事にがんばってきた女性向けの映画」として展開されていたので、恋にも仕事にもがんばれない男性のぼくは完全に対象外だと思っていたのですが、なかなかどうして「アン・ハサウェイ美人!」「ロバート・デ・ニーロかわいい!」という感想では終わらない、さまざまな社会問題をテーマに盛り込んだ作品でした。
まずはやはり女性の社会進出という問題でしょう。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』や『マレフィセント』でも男性からの脱却を暗示するようなシーンが多くありましたが、『マイ・インターン』はより具体的に女性の社会進出に関する課題に向き合っています。
最も顕著だったのは女性に大組織の経営は難しいという周囲の意見。ジュールの会社の経営を他のベテラン経営者に任せようという動きが旧権力としての男性性を象徴するようでした。
そして、付随するのは専業主夫という問題。特に子育てなど繊細な部分において、男性が女性の代わりを務めるのはなかなか厳しいように思います。ジュールの夫が浮気に走ってしまうのも、主夫という女性的な環境下に置かれていたからなのではないでしょうか。
最後に、これが主題だと勝手に考えていますが、高齢者雇用という問題。これは障害者雇用にもつながってくる問題のようにも思えますが、助成金援助やCSRのPRを主なメリットとして考え、実務的な側面を重視していない企業があるという実体がどうやらあるようです。実務的な期待をしていなければ積極的な高齢者雇用は行われない、つまり既にいる企業で継続勤務するしかない消極的な雇用しか進まないという事態に陥ってしまうのです。
そんな現状を踏まえると、本作におけるロバート・デニーロ演じるベンはそれ以外のメリット(今回で言えば公私における豊富な経験)を提示しているようにも思えますね。
今回はちょっと前に話題になりました今をときめく女優アン・ハサウェイ主演、ナンシー・マイヤーズ監督の『マイ・インターン』です。
<Story>
華やかなファッション業界で成功し、結婚してプライベートも充実、現代女性の理想の人生を送るジュールズ。そんな彼女の部下にシニア・インターンであるベンが雇われる。最初は40歳も年上のベンに何かとイラつくジュールズだが、いつしか彼の適切な助言を頼るように。彼の"豊かな人生経験"が彼女のどんな難問にもアドバイスを用意し、彼の"シンプルな生き方"はジュールズを変えていくーー。そんな時、ジュールズは思わぬ危機を迎え、大きな選択を迫られることに!(オフィシャルサイトより)
トレーラー公開時には同じくアン・ハサウェイ主演の『プラダを着た悪魔』の続編のような形で「恋に仕事にがんばってきた女性向けの映画」として展開されていたので、恋にも仕事にもがんばれない男性のぼくは完全に対象外だと思っていたのですが、なかなかどうして「アン・ハサウェイ美人!」「ロバート・デ・ニーロかわいい!」という感想では終わらない、さまざまな社会問題をテーマに盛り込んだ作品でした。
まずはやはり女性の社会進出という問題でしょう。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』や『マレフィセント』でも男性からの脱却を暗示するようなシーンが多くありましたが、『マイ・インターン』はより具体的に女性の社会進出に関する課題に向き合っています。
最も顕著だったのは女性に大組織の経営は難しいという周囲の意見。ジュールの会社の経営を他のベテラン経営者に任せようという動きが旧権力としての男性性を象徴するようでした。
そして、付随するのは専業主夫という問題。特に子育てなど繊細な部分において、男性が女性の代わりを務めるのはなかなか厳しいように思います。ジュールの夫が浮気に走ってしまうのも、主夫という女性的な環境下に置かれていたからなのではないでしょうか。
最後に、これが主題だと勝手に考えていますが、高齢者雇用という問題。これは障害者雇用にもつながってくる問題のようにも思えますが、助成金援助やCSRのPRを主なメリットとして考え、実務的な側面を重視していない企業があるという実体がどうやらあるようです。実務的な期待をしていなければ積極的な高齢者雇用は行われない、つまり既にいる企業で継続勤務するしかない消極的な雇用しか進まないという事態に陥ってしまうのです。
そんな現状を踏まえると、本作におけるロバート・デニーロ演じるベンはそれ以外のメリット(今回で言えば公私における豊富な経験)を提示しているようにも思えますね。
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