Taga_castillo

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3.5MHz受信機の製作(8)

2013-03-01 18:38:06 | Ham(RX,TX,Ant)
(2.各ブロックの回路の検討)
D.中間周波増幅(IF-Amp)_その2
X-talフィルタについては第5回目に書きましたので、今回はOP-Ampの増幅回路になります。本やHPを見ていますが、まだOP-Ampについて良く分かっておりません。ただ、実際に使用するためにはあるパターンがあるようなので、本やHPを参考にして回路を組み立ててみました。



[a]は前にも示していますが"SS-40"のIF-Ampで、X-talフィルタを挟んでOP-Ampが入っています。
OP-Ampを使う時はプラスとマイナスの電源を使うようですが、抵抗(1kΩ)2個で10Vの電圧を分圧し半分の5Vを作っており、ここを基準にして+5V(アースから見て+10V)と-5V(アースなので0V)としているようです。

[b]は、手に入れたLT1364というOP-Ampで、X-talフィルタに続き2段続けて増幅させようと思っています。一応、入出力インピーダンスは100Ωに設定してマッチングをとったつもりです。
OP-Ampの増幅は1.2kΩと62Ωの比で決まるとのことで、計算上では1200/62≒19.4倍で25dB程となり、2段では約50dBになります。
もっとも、出力側はインピーダンスのマッチングをとるため100Ωと100Ωの中間から取り出しているので、2段でも40dB弱となります。また、OP-Ampが6.4MHzでどの位利得が取れるかはOP-Ampの性能によるので、データシートを見る限りLT1364でこの利得を得るのは難しいようです。
また、電源電圧が低いと利得が取れず、ある程度電圧を上げないと利得が上がらないようです。当初、電源を5Vにしようとしていましたが、電圧を上げる必要がありそうです。
これらを踏まえたうえで実際に組んでみて、結果がどうなるか見てみたいと思っています。


3.5MHz受信機の製作(7)

2013-03-01 13:40:54 | Ham(RX,TX,Ant)
(2.各ブロックの回路の検討)
G.低周波増幅(AF-Amp) 及び H.自動利得調整(AGC)、ミュート回路(Mute)
Mute回路については前回記述したので、今回はAF-Amp、AGCそれにS-Meterとなります。音声域や直流レベルなので、あまり気を使わなくても良くなりました。回路図は以下の通りです。



[a]の"SS-40"のAF-AmpはLM386を使ったものですが、一般的に入力側にある音量ボリューム(VR)がAF-Ampの出力側にあります。音声出力からAGC電圧を取り出すので、このような構成になっていると思います。
また、RF-AmpのところでAGCについてあまり触れませんでしたが、"SS-40"のRF-Amp(J310)のソース(S)がアースに落ちる直前でTrを直列に入れて、そのTrのペース(B)にAGC電圧を入れるようになっています。

[b]は"SS-40"を参考にしているのでほぼ同じ構成となっており、AGC電圧もRF-Amp(2SK168)のSに入れたTrに供給してみたいと思います。ただ、RやCは手持ちのものを使うので値は適当に変更しています。
また、"SS-40"にはS-Meterが付いていませんでしたが、JH0CCK(広井さん)がCQ誌(2012年3月号)で紹介した時にS-Meterを追加されていたので、回路は違いますがS-Meterを付けることにしました。ただ、針が振れるだけで正確な"S"を示すわけではありません。