和田寺だより 

住職のよもやま話し

奮起

2012年01月01日 | 和田寺だより
   24b1_2 謹賀新年            
昨年中は大変お世話になりました。本年もよろしくお願い致します。檀信徒の皆様はじめ関係のみなさまには多くの東日本大震災の復興義援・支援金、物資等お寄せいただき厚くお礼申し上げます。随時、関係機関(宗務庁内「一隅を照らす運動総本部等)に送金、送付致しております。家族を失い、今尚、仮設住宅で寒さと今後の不安などと戦っておられる方々のお気持ちを思うと胸が痛むばかりです。今後も出来うる支援を考えつつ実践し、着実に復興が進むことを共に祈りたく思います。また原発の問題は未だ解決策を見出せず日本人全体の課題といえます。さらに昨年は東日本大震災のみならず国内外でも様々な天災等の厄難続きの一年でしたが、今年はほんの少しでもみなさま、そして、この日本が元気で明るくすごせますよう次代を担うこども達の笑顔が絶えぬよう笑顔溢れる一年でありますよう 
 平成二十四年元旦  和田寺
※画像は除夜法要参列者に授与された住職描画の干支(辰)色紙です。(以下は住職による配布の説明文。)
                 「辰」について
 「辰」(しん)は十二支の五番名にあたりますが、辰の意味は「振」(ふるう、ととのう)で、草木の形がととのった状態を表します。方位でいうと東南、時間は午前7時~9時、月は三月、つまり方位、季節、時のいずれをみても明るく、あらゆるものが振るい立つ事象です。
 平成23年は国内外共に災害(天災・人災)続きの1年でした。まだまだ続くか もしれません。
 平成24年の年を迎えるにあたって「奮起」という字を書きました。
 「頑張る」「踏ん張る」「奮闘努力する」「精出す」と同じ様な意味です。
 前向きの姿勢で一日一日を大切にして、自分の持っている能力を発揮し、一歩一歩進んで行きましょう。
     ※絵は龍(たつ)と普賢菩薩(ふげんぼさつ)(辰年生まれの人の守り本尊)
                                      和田寺住職 武内 普照