社長の卓球日記

卓球の遠征記、その他日々感じたことを

中島杯終わる!

2011-02-21 11:59:48 | Weblog
 第37回中島杯が終了した。

 男子の準決勝は、北原(専北1年)が優勝候補の高橋拓人(専北3年)を3-0退け殊勲の星を上げ決勝に進み、大野(専北2年)はこれまた滝浦直人(シオノギ薬品)3-0のストレートで下し順調に決勝に進んだ。

 決勝は、接戦になるかと思われたが大野が圧倒的な力を後輩に見せつけ3-0のストレートで初優勝を成し遂げた。

 男子は、予選リーグを通過してベスト16に勝ち進んだのは、社会人が8名、高校生が7、中学生が1となった。

 その内、高校生6名が専北であり、1名は金野(高田)である。

 中学の1名も、今春専北入学予定の殊勲賞受賞者の張晨(大野一中)であり、ベスト8のうち専北勢が6名を占めたことは、現在の岩手県男子の勢力図を示しているのである。

 昨年の、千葉国体成年男子ベスト16のメンバー3名(伊東・根田・小笠原)が参加できなかったことは残念であった。

 女子は、準決勝で招待選手の中島未早希(早稲田大学2年)が今年の岩手県選手権優勝の増沢薫(東北学院大学)と対戦1-2と前半リードを許したが4セット目を5本、最終セットを7本と最後は貫禄を見せた。

 それでも、増沢選手は岩手県チャンピオンらしく最後まで堂々と戦ってくれた。
 
 もう一つの準決勝は、このところずっと岩手を引っ張ってきた石川真須美(東北銀行)と期待の中学生高橋梓海(大野一中)が対戦、高橋は1セット目を失ったが、2セットからは安定した戦いを見せ3-1で石川を下し決勝に進んだ。

 決勝は、調子の出てきた中島選手が一方的に高橋を下し女子チャンピオンに輝いた。

 女子のベスト16は、招待選手を除くと一般が2、大学が1、高校が7、中学が5名となった。

 期待の滝浦(大野高1年)は準々で増沢に2-3で敗退、浅沼(盛一2年)は同じく準々で高橋にセットオール9本と接戦の末2-3で敗退、松浦(大野二中)は石川にこれまた準々で1-3と石川に惜敗してしまった。

 過去の成績を紐解くと、男子では細川康生(都南)・相田健太郎(富士大)・村上英宏(高田クラブ)・南克幸(富士大)が2回優勝している。

 女子では、今野千賀子(現姓:村上・大船渡クラブ)が過去に2連覇し、今年も出場して予選リーグ3位と健闘していた。多田真江子(東北福祉大學)・小林かおる(久保学園)も同じく2連覇を果たしている。

 圧巻は、小林みちる(現:宮古クラブ)の3連覇を含む、通算6回の優勝である。
 この成績は、およそ破られることの無い様に思われるとてつもなく凄い記録でもあるが、ぜひこの記録を打ち破るくらいの選手の出現を期待している。 

 その他、招待選手では記念すべき初回優勝者で長谷川信彦選手(故人:元世界チャンピオン)と河野満(元世界チャンピオン第2回から第4回までの3連覇)が特筆されるところである。