笑いとばしたら、心も晴れるさ。

人生、山あり谷あり、壁に耳あり障子にメアリー、
結構毛だらけ猫灰だらけ、おしりの回りは…わりと綺麗っ!!

名前

2010-10-11 06:47:52 | 日記
私の名前(本名)はかなりクラッシックな名前だ。
私のような中年でもどこか古いと感じる。
旧姓はちょっと珍しい名字だったが、
今はごく普通でどこでも三文判が買える名字だ
私の親(母)は無責任にも、
私にこんな古い名前を付けておきながら、
私を名前で呼ぶ事はなかった。
義理の弟の奥さんが私と同じ名前であったという理由で
私は物心つく前から愛称で呼ばれていた。
愛称は本名と何の接点もないような響きだ。
この愛称では古い友人からいまだに呼ばれている。
なので私は本名に馴染みがなかった。
幼稚園で文字を習い自分の名前を書くと、
とても違和感があった。
だって全然自分の(呼ばれてる)名前じゃないんだもの。
たとえば「タマ」という名前の猫が、
血統書には「アレクサンドラ」と書かれているような感じだ。
成長してからも名前で呼ばれた事はない。
あだ名も全然名前の音と絡む事はなかった。

ところが。

最近になってあちらこちらで名前を呼ばれる。
名字がどこにでもあるものだからかもしれない。
昼の職場にも夜の職場にも同じ名字がいる。
区別する為に名前が使われる。
整骨院でもたまに呼ばれる。
こんなに自分の名前を呼ばれるのは、
この歳になって初めての事である。

名前で呼ばれるのはどこか気恥ずかしいが、
ようやく自分の名前を受け入れられそうだ。

コメント
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