アラフォー隊員の活動「こども農園mikke」の一環で手掛ける福富町の小さな田んぼ。昨日、オール手作業での田植えを敢行した🌾 。
当初はイベント化を企てていたが、新型コロナウイルスの影響で自粛。手助けしてくれる地元の農家グループのほかは、ご近所さんやごく近しい親子たちで、隠れキリシタンばりにひっそりとやった🧕。
大雨の合間に訪れた、絶好の田植え日和の日曜日🌞。10メートル×30メートルの広さ(3畝というらしい)の田んぼに十数人が三々五々、集った。あらかじめ近所の古農具マニアのおじさんに借りていた、手植え用の「枠」を田に転がすことからスタートした。その跡を目印に、等間隔に植えていくのだ😃。
「ほう、おもしろうのぉ。何十年前の光景や」
隣の田んぼの主のおじいちゃんが、離れ2階のベランダにソファーを出して見下ろしている。
「こっからしっかり見させてもらうけぇ。がははっ」
天覧試合か。
マスク姿の子どもたちが畔で見守る中、最年長の農家さんが田に入り、デモンストレーションで枠を転がす。転がし終えるとみんないっせいに田に入り、ささーっと美しく植える🌾…
…算段だった。しかし、前日の水抜きが足りなかった。水位が高すぎて枠の跡が見えにくい。田植えは始まらない。
「おいおい、どうにもならんで」「日が暮れるわ」と農家さんたち。
しびれを切らした親分農家さんがえいやっと田に入る。
「だいたいでええんよ。昔はきっちっとやっちゃおらんかったんじゃけ。あんたらも、はぁ植えんさい!」
いたいけな子どもたちも雪崩を打って田んぼに入る。「ぎゃー、どろどろ!」「冷たい!」。しびれを切らした大将に続いて敵陣に突っ込んだ足軽兵たち。きゃっきゃと楽しそうだ🗡🏹。
とにかくみんな目測で、気の向くままに植え始める。前へ進みながら、たまに下がりながら、気にせず曲がりながら。田植えのフリープログラム⛸。
しかし、これが自由で楽しい。ショートプログラムできゅうきゅうとしていた浅田真央ちゃんの気持ちがわかる(わけないか)😆。
植え終わった田は、もちろんぐにゃぐにゃまだら。ツッコミどころは満載だが、やり終えた感だけはみんなMAXだった。
ついでに、サツマイモの苗もズボズボ植え付け🥔。こちらも、コロナ終息後の秋には、大勢で収穫したい!
なにはさておき、4月から本格化した田作りや、直前の土、水、草の管理など、陰ながらサポートしてくれた農家グループさんに大感謝だった😄。