福富ストラット

「記者ときどき農夫」。広島の山里で子ども向け体験農園づくりにいそしむ、アラフォー新聞記者のブログ。

鎌ふるう秋

2020-09-24 20:58:02 | 日記

 去る21日、福富町のこども農園mikkeの田んぼで「mikke 昔ながらの稲刈り体験」を催した🌾。ハイテクなマシーンを使わない手作業での稲刈り。町内外から参加した家族連れや仲間連れたち約50人が集い、五感をフル稼働した収穫と、地域との交流を楽しんだ。

 舞台は、春にみんなで手植えをした約300㎡の田んぼ。文句ナッシングの秋晴れ🌞の下、まずは害虫ウンカにやられて倒れつつあった稲を手鎌で刈った。
 参加者はマスク姿のカマキリ男、カマキリ女、カマキリガキンチョとなり、こわもてぞろいの地元農家さん👨‍🌾たちに教わりながら、ばっさばっさとハイペースで刈っていく。

 刈った稲を天日で乾かす「はぜ干し」作業も併せて進めた。近くの牧場が提供してくれたワラで稲束をしばり、田に組んだ丸太の物干し台に掛けていった。
 汗だくになりながら、夢中になる大人たち。同じく熱中していた子どもたちは、ほどなく田から脱走し、すでに刈り終えてある田で「だるまさんが転んだ」に興じる。その子どもたち🏃‍♀️🏃‍♂️の笑い声&叫び声を聞きながら、休み休みの作業は約1時間半で終わった。

 だくだくの汗をぬぐいながらノンアルコールビール🧃🍺やジュースをぐびっとやる。お待ちかねの軽食タイム。農家の奥さんがこしらえてくれた山賊むすび🍙▽地元猟友会が差し入れてくれたイノシシ肉の燻製&煮物🐗▽「福富物産しゃくなげ館」の看板の豆腐料理&かしわ餅―をソーシャルディスタンスを取りながら厳かにいただいた。

 それにしても、はぜ干しした黄金色の稲がやわらかな陽光を浴びる光景は、何度見ても息をのむ美しさだ✨(と、えらそーに言うが、見るのは昨年に続きまだ2回目😆)。

 イベント終了後も居残った子どもたちは、わが畑でしぶとく実っていたスイカを収穫し、すばやくスイカ割りに挑んでいた🍉。うむ、正しい。

 参加者のみなさん、運営側のみなさん‍。この場も借りて、どうもありがとうございました😄! 乾燥、籾摺りを終えたお米は、一部を今回の参加者に届け、今後のイベントでもみんなで味わっていきます。

コミュニティー農園をさぐる

2020-09-22 10:24:36 | 日記

 福富町でのアラフォー隊員の活動「mikke」の一環として、コミュニティー農園の開設を計画している🥬。
 予定地は、町の拠点「しゃくなげ館」そばの農地。くわしいスキームはまだ調整中だが、食料づくりに関心を持つさまざまな人たちが共同で👩‍🌾👨‍🌾、地域と交わりながら作物栽培に取り組める菜園を妄想する。

 調べてみると、全国にはコーフンしそうな事例がちょこちょこある。
・くにたち農園の会
https://hatakenbo.org/
・みんなののうえん
https://minnanouen.jp/
・長野県佐久市での取り組み
https://camp-fire.jp/projects/view/125814
・世田谷区立喜多見農業公園
http://www.kitami-agri-park.com/

 ド素人農夫の隊員には、これらは完成度高すぎくん(キャプつば!⚽)。だが、いろいろ研究してみたいっ。
 そのスジの方(!?)、関心のある方、首を突っ込んでくれる方、不用になった農具をお持ちの方…。アドバイスでも冷やかしでもドンと来いなので、声をかけてください😊!

 先日17日は、コミュニティー農園mikkeの利用意向を示してくれている、近郊の就労支援施設のスタッフと通所者の計13人が、現地見学に訪れてくれた👩👦。運営者の方々には1年ほど前から、少しずつかかわりを持たせてもらっており、ついに通所者さんたちの現地来訪が実現した。

 予定していた草取り作業は雨で中止。開設予定地の畑をぐるりとめぐった後、わが家に移って約3時間、スタッフの人たちが作ってくれたカレー🍛をみんなで「うまい、うまい」といただきながら、互いの自己紹介やフリートークに花を咲かせた。楽しくも、学ぶことの多いひとときだった。

 インターンシップで中山間地を訪ね歩いている広島大学食料生産管理学部の学生3人も輪に加わってくれ、おっさん隊員にビシビシとアドバイスをくれた!ひぃっ😆!